せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヒメツルソバ

2010-02-11 | 日記
この写真だけからは大きさが分からないが、実は数㎜位の小さな花が集まったもので全体でも1㎝くらい。いつも通る歩道の脇の日当たりのいい場所にはびこっている雑草。よく見るとヒメツルソバだった。花を拡大するととってもかわいい。夏に田んぼの畦などでよく目にするミゾソバと花は似ている。

思わず踏みつけてしまいそうなくらい地味な植物。

葉にも茎にも毛が多い。葉にはVの字の斑紋がありタデ科の証。日本人も東アジア・東南アジアの民族もモンゴロイドの証である蒙古斑を乳児期に持っているのと同じことか。

ヤマノイモとオニドコロ

2010-02-11 | 日記
今日は建国記念日で祝日なのに、天気はイマイチ。曇りのち雨。昨日、職場の駐車場脇のやぶで金色に光る果実がつる状に連なっているのが目に付いた。ヤマノイモかオニドコロか?一昨年の夏、霊園の裏山の誰もいないやぶの中から腰をかがめ長靴をはいた老人が出できて腰を抜かして驚いたことがある。何しているのか聞いたらヤマノイモに赤い紐を結んでしるしを付けているのだという。葉があるときの方がヤマノイモを同定するのはやさしいから、しるしをつけておけば冬になって枯れたときに根を掘るのが可能なのだ。ヤマノイモは葉は対生、細かい葉脈が透けて見え、つるは右肩上がり。オニドコロは葉は互生で葉脈は見えず、つるは左肩上がり。

果実はヤマノイモもオニドコロも3個の種子を軍配状の鞘で挟み3枚の羽になる。その後、鞘が開いて種子が飛んでいくので下からみると3枚の軍配にみえる。ヤマノイモの磨いたようになめらかな丸い軍配が光を反射している。

こちらは左肩上がりのつるで長めの軍配からオニドコロであることがわかる。昔ヤマノイモを掘ったことがある。大変な労働なので間違ってオニドコロを掘ったとしたらもう2度と掘る気にはならないだろうなあ。