ときわの広場

ときわ動物病院のコミュニティ。診療のお話やしつけ教室の様子など、ざっくばらんに綴っています。

東京出張  学会に行ってきました。

2015-03-31 15:17:12 | 院長のつぶやき
こんにちは、岡村です。

桜がポツポツと咲き始めた岸和田です
先日21,22日と、東京へ学会にいってまいりました
22日の診療は不在により皆様にご迷惑をおかけいたしました。
人生初の「一人ぼっち東京」。
少しドキドキしましたが、大きな戸惑いもなくすごせました。
今まで近場のセミナーや学会だけでしたので、
出張というものに憧れていましたが、移動だけでも結構くたびれるものですね
帰ってくるとヘトヘトでした。
世の中の出張人の皆様、いつもお疲れ様です

会場はスカイツリー近くの両国。



ホテルは都庁のある新宿。
まったく東京の土地勘はありませんが、全て線路でつながっていて
23区内どこへいくにもそんなに時間がかかりませんでした。
乗り換え電車もすぐに来ますし。便利なまち、東京。



今回の出張は日本獣医再生医療学会です
同日にこれまた東京で、エキゾチックペット研究会もあったのですが、今回は泣く泣くこちらへ。


今では再生医療に対するご家族の理解も深まり、臨床現場で行う治療の一つとなり、当院でも行っております。
この治療は様々な分野で応用されており、
内科疾患における難治性疾患での適応やステロイドからの離脱、
外科治療の代替、
ガン免疫細胞療法の効果など、数々の症例報告があがり、とても興味深く、これからも期待される分野です。
診断・適応の見極めが何よりもとても大切です
心臓弁や血管などの獣医療工学も含め、現在この分野は大きく動き出していることを確認しました。
最後は治療が倫理的に行われ、暴走を防ぐためのガイドライン作成、法律に関することなどが話され充実した学会でした。


今回わかったこと
出張に行ったお父さん、お母さんは、いつもの体のリズムと異なっているので、けっこう疲労しています。
帰ってこられたら、優しくねぎらってあげてくださいね

今週のしつけ教室☆

2015-03-29 10:04:03 | しつけ教室
3月4週目

健康診断に行ってきました。
いつも飼い主さんに「健康診断を定期的にしてくださいよ~」って言っているので、自分も行ってきました。
企業健診ってやつです。
前日から、禁酒をして行ってきました!!

きっと健康だと信じていますが、結果が返ってくるまではちょっとドキドキです

飼っている動物さんも勿論ですが、飼い主さんも定期的に健康診断に行ってくださいね


帰りに通った公園では、咲き始めた桜を見ながら、お弁当を食べていました。
とってものどかな時間が流れていました

やっぱり桜はいいですねぇ~

他にも綺麗な花は数あれど、桜はちょっと違う気がするのは私だけでしょうか?



そんなわけで今週もパピークラス、ステップアップクラス、ジュニアクラスとてんこ盛りの週となりました


まずは
4/24(火)パピークラス
☆初めまして~のごあいさつ

パピークラスのわんこさんたちもたくさんいるので、誰と誰が初めてかわからなくなってしまうのですが、
あずきちゃんとププちゃんも初めまして。。。

お鼻クンクン




上手にご挨拶できました

トリミングを終えたあずきちゃんと未経験のププちゃん、
同じトイ・プードルさんでも見た目がだいぶ違いますね

すっきりあずきとふわふわププちゃん
どっちもかわいいですね~

☆体を触る練習

☆色んな音に慣れる

傘の音や大きさ、バリカンの音や振動の練習をしました



プードルさんにトリミングは必須科目ですもんね

☆色んな人からフードをもらう

実習に来てくれている吉田さんに協力してもらって、
公園などでいろんな人にフードをもらう練習をやってもらいました

ご近所の方に自分のわんちゃんを知ってもらうチャンスです



とっても上手にフードがもらえました


最後に
☆おすわり、フセ、ゴロン 
の練習をして今日のお勉強はおしまいになりました。


今回もたくさんの宿題を出したので、頑張ってやってもらえたらと思います



あずきちゃん…写真が少なくてゴメンなさい

4/28(土)
ステップアップクラス、ジュニアクラス


☆足元でのフセ



☆ゴロン
ゴロンが苦手なうめちゃんでしたがとーっても上手にお腹を見せてくれましたよ

☆犬とのすれ違い ☆ヒール位置で、待て

うめちゃんがヒールポジションで『マテ』
めいちゃんがうめちゃんの近くを通りますが、



2頭ともちゃんと飼い主さんをしっかりと見て指示に耳をかたむていました


☆お片づけ

出してあるおもちゃを、おもちゃ箱に片付ける練習です。
うめちゃんはかなりイイトコロまでできてきています

子犬ちゃんの頃は飼い主さんも手を焼いていたうめちゃんですが、
本当にわんこに対しても、人に対しても穏やかないい子に育ててくれました
飼い主んさんの頑張りが今に至っています


☆安国先生のお話を聞く





3頭ともしっかりと先生のお話を聞いています!!
うめちゃんは美味しい口をしていますが・・・w

なぜでしょうか。。。




と、そんなわけで今週も元気に楽しくしつけ教室が行われました~~


ではまた次回




ときわ動物病院
動物看護師:たづみ
岸和田市下松町3-4-1
72-493-6710

春は活動の時期

2015-03-28 11:35:39 | 院長のつぶやき
こんにちは、岡村です

暖かい日が続き、春が感じられる季節になりましたね。



春の陽気に誘われて虫や野生化した動物たちも動き始めます
先日、当院の近くでアライグマ?らしきものを見かけました。
夜の暗がりでよくわかりませんでした。
昔、六甲山を抜けて有馬へといく登山道でイノシシに遭遇しましたが、
野生動物は本気ですので、恐怖を覚えたことを思い出しました
野生動物が決して悪いわけではありませんが、ペットや人からすれば「怖い」動物です。


そんな折、外で飼っているアヒルさんが、野生動物に襲われたと来院されました。
野生動物は急所をねらってきます。
皮膚の裂傷が激しく、大量出血で貧血状態。
もう少しで致命傷となる傷を負うほどに傷の深い攻撃を頚部にうけていました
どれほどに怖かっただろうか。
X線検査で幸いに骨に外傷はありませんでしたが、
血液検査の結果、肝臓酵素は上昇し、血糖値も下がり菌の感染も心配され、
入院して静脈輸液、薬剤投薬、受傷汚染部の洗浄・消毒管理を行い、
なんとか急性期を乗り越えてくれました



下松駅前でみたように、アライグマらしき動物がいることは、
外飼いのわんちゃんや外出する猫ちゃん、
わんちゃんの夜の散歩への不安をかきたてます
当院には鳥さんやウサギさんもよく来院されます。
駐車場から降りられた際には、ざっと周りを確認していただき、
野生動物がいないことをどうぞご確認ください。
いたずらに不安を煽るわけではありませんが、
こんな街中にまでも野生動物がでてきている以上は注意喚起が必要だと感じたため、
お知らせいたします。


春は、来年卒業する学生さんたちも動き出します。
当院にも初々しい動物看護師実習生がきてくれています
彼女たちの輝かしい未来をサポートできる病院でありたいと思います

アライグマの話とパピークラス

2015-03-23 18:30:21 | パピークラス
3月3週目

先日、当院のすぐ前でアライグマが歩いていました
アライグマはもともと日本にはいない動物です。
人間の勝手で持ち込まれ、人間の勝手で飼育され、人間の勝手で捨てられ、なかなかの繁殖率で増えています。
そして、迷惑だと疎まれています。。。



そんな動物たちがいっぱいいます。
日本の生態系にも影響を与えています。


一人一人ができることは、
 ・安易に飼育しないこと!
 ・逃さないこと!(故意でもそうじゃなくても)
 

そしていろんな鳥たちが囀り始め、春の訪れを教えてくれています

自然下で生き生きと躍動している鳥さんを今よりもちょーーーーっとだけ意識してもらい、
日本の自然や野鳥にも興味をもってもらえたらうれしいです



そんなわけで、今週もしつけ教がありました。
が、先週と違ってパピークラスのみの開催でしたよ

だいきちくんは2日連続でのパピークラスでした!!
やる気満々です


まずは、
☆仰向けだっこ
とっても得意なププちゃんとちょっと苦手なだいきちくん
少しずつ慣れて得意を増やしていこうね~


とっても大事な
☆体を触る練習



躍動感あふれる(ブレまくっている)写真ですが、とっても上手に前足を触らせてくれていますね

☆トンネル
はじめはちょっぴり怖がっていましたが、



上手に通ることができるようになりました
一つずつできることが増えて、自信を満ちた顔になっていったのが分かりました



☆脚立

前に行くほど難関度がアップしてきますが、頑張って最後のマスまできましたよ~



しっかりとした足取りで一歩一歩進んでくれました


☆おすわり、フセ、ゴロン

ププちゃんの見事なオスワリ



ピシッと背筋が伸びています
かっちょいいです

☆首輪と胴輪のお話などちょっとした相談




そんなわけで今週も誰よりも私が楽しくできました

パピークラスでは、飼い主さんともわんことも仲良くなれるので
本当にうれしい時間です

もっともっと仲良しさんができればいいなと思います


ではまた~




ときわ動物病院
動物看護師:たづみ
岸和田市下松町3-4-1
072-493-6710

ウサギ専門診療科32 血尿

2015-03-20 18:44:24 | ウサギ専門診療科
今日は女の子のウサギさんの血尿のお話です

女の子で血尿が出た場合、
ワンちゃんネコちゃんならまず、膀胱炎かな?
となりますが
ウサギさんの場合はちょっと違います

まず、子宮の病気かな?
次に、膀胱炎かな?となります


なぜなら女の子のウサギさんは
子宮の病気が高い確率で発症するからです

子宮の病気で最も多いのが
子宮内膜過形成
続いて、子宮腺癌です。


子宮内膜過形成とは、子宮の内膜が肥厚して
出血を起こしてしまう病気です。

子宮腺癌は、癌になった部分から出血したり、
転移することもあります

先日も血尿が出たとのことで、
6歳のウサギさんが来院されました。
飼い主様が撮ってきてくれたトイレのお写真では
ペットシーツが赤色に染まっていました



プウちゃんは尿検査で潜血反応(陽性)
つまり血尿と判定。
さらに詳しく検査をした結果、
子宮からの出血による血尿と分かり
手術となりました

プウちゃんは高齢になってきてはいるものの
手術も無事に乗り越え、元気に退院されました



今回もプウちゃんの飼い主様が
おしっこの異常にすぐに気づかれたことが、
プウちゃんの命を救う結果につながったと思います

ちなみに、ウサギさんは病気でなくても、
色素尿と呼ばれる赤い色のおしっこをすることがあります。
見た目だけでは、血なのか、ただの色素なのかを
判断することは困難です

赤い色のおしっこを見たら、病院で検査を受けましょう

ときわ動物病院
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大阪府岸和田市下松町3-4-1
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