ときわの広場

ときわ動物病院のコミュニティ。診療のお話やしつけ教室の様子など、ざっくばらんに綴っています。

音の動物におよぼす効果って?

2012-10-30 14:17:44 | 院長のつぶやき
こんにちは。岡村です。

今日は音楽のこと。
みなさんそれぞれ好きな音楽というのがあると思います。


ポップス、ロック、ヒーリング、ジャズ、クラシック、演歌、などなど。


1980年代後半に、音が犬の消化管運動に及ぼす影響を調べた論文があります。
この報告を一般的な話に結びつけるのは少し難しいです。
2007年には、人の癌治療における音楽療法を調べ、有用性を調べた論文があります。
音と短期記憶を関連づける調査論文もあります。
人の場合は視覚情報の方が聴覚情報よりも記憶にはよいとする報告もあります。
最近では放物線を描くように、より人の日常生活に役立つような、音に関する論文がふえてます


音は非常に興味をもたれています。


no music no life


常に人のそばにいる伴侶動物にだって日常の一要素となっているはずです。
ロックにノリノリなバタンだかの大型鳥の映像は時々目にします。歌を歌うインコもいますし。
パブロフの犬みたいな条件づけとして音を使うのもひとつでしょうね。
「うちの子、おとうさんの車の音がわかるみたい」とはよくお伺いする話です


動物にも個人個人で、落ち着く音楽、好きな音楽があるんじゃないかなぁと、
一度本人たちにきいてみたい



どうぶつから人へ 人からどうぶつへ

2012-10-29 18:04:22 | 院長のつぶやき
こんにちは。岡村です。


次の休診日は、オフ会です。
といっても、数人と数頭のわんちゃんたちとで
和泉葛城山に楽しく登ってきます


しつけ教室をしていただいている安国先生の提案でハイキングにいくことになったのですが、
最初なので、しつけ教室にきている生徒さんたちと一緒にいくことになりました。
けっこうみなさん乗り気だったのですが、日程も行き先設定も急だったために、
残念ながら参加できない方もおられました。


いずれは、もう少し門戸を広げ、興味ある方はどなたでも参加できるような会にしていきたいです。


わんちゃんを飼う楽しみの一つにいろんな所につれていけることがあります
病院や家庭内とは異なり、他の方もおられる場所にいくわけですから、
聞き分けはよくさせて、迷惑をかけないような配慮は必要です


一般的にアニマルセラピーといわれる動物介在療法は様々な場所で行われています。
イルカ、馬は有名ですよね。
ペットショップにいってみると、
大勢の人が老若男女を問わずいらっしゃっていることに示されるように、
わんちゃんやねこちゃん、他の伴侶動物にも人をひきつけ、癒すなど魅力が十分にあります。


よくしつけされたわんちゃんではCAPP(コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム)活動
が可能です。平たく言えば、施設などにどうぶつを連れて行き、動物とふれあってもらうことで笑顔を
引き出そうとするとても素敵なボランティアプログラムです。


獣医療先進国のアメリカでは、人と動物の関わりについて盛んに研究され、ペットのいる・いないで
独身者の寿命に違いがでることもわかっています。
日本でも、大学や開業獣医師の先生、団体ではJAHAなどが積極的に取り組んでおられます。


もう何年も前ですが、自分が学生だったころ、アメリカからいらっしゃった動物行動学の先生に、
今学んでいるこのことは、アメリカではどのような形で臨床現場に還元されているのかと尋ねた事が
ありました(もちろん、日本語でです
当時の答えは、「確立されたものはなく、今後に期待する」とのことでした。
動物行動の治療面は薬もあり、用量もあり、ある程度答えもでるでしょうが、
人も動物も幸せにする、双方向の動物福祉行動学とでも言うべき分野は
まだまだ確立された答えもなく、できることがたくさんありそうだとそのときはとらえました。


動物にとっての幸せとは何かを考えると難しいですが、
すくなくとも辛い・苦しい思いをしないにこしたことはありません。
ときわ動物病院としては、予防・診断・治療に加え、
CAPPに限らず、人も動物も喜び、笑顔が自然に出てしまう活動をしていけたらと考えています


ねこちゃんの下顎骨折

2012-10-27 19:33:01 | 院長のつぶやき
こんにちは。岡村です。


そういえば、猫ちゃんのことについてこのブログで書く事は初めてです。
猫ちゃんは、とても素直などうぶつだと思います。
そこが愛らしくもあります。


猫ちゃんが病院に来る理由に、予防接種以外では、事故・外傷がダントツで多い印象です。
これまでも、交通事故で骨がおれたり、マンション12階から落下し、骨がおれた(だけ)り、
といった猫ちゃんがいました。
交通事故の場合、骨盤、背骨、下顎はよく折れてしまうと考えます。


先日もさて帰ろうかと病院を閉めようとした時に、電話連絡をいただき、
診てみると、猫ちゃんの下顎がぱっくりと割れていました
とても痛々しいです。


20121027_192004

手術で固定はしますが、数週間かかるのですが、はやく治ってあげてほしいと思います
頑張れ、骨!!



20121027_192101


さて、交通事故はボクら人間もそうですが、どうぶつだって、いつ合うかわかりません。
交通事故にあわないために
わんちゃんは必ずリードをつけて散歩をする!
そして、呼べば戻ってくる様にしつけておく!

ねこちゃんは外にださない!!
これにつきます。
通常は外に出たがるので、不妊手術をするなどの処置が有効なときがあります。
しかし、事故をはじめ、ウイルス性疾患やノミ、ダニなどの感染症もあり、


「とにかく、猫を飼うなら外にだしちゃだめ」
これは多くの獣医師・動物看護士が感じていることだと思っています



ジュニアクラス☆1頭☆

2012-10-23 10:05:44 | ジュニアクラス
10月22日(月)ジュニアクラスが開催されました。

前回の賑やかさはどこへやら。
今回はティアラちゃんだけのマンツーマンレッスンになりました。

ティアラちゃんはちょっとした事故から
とっても用心深い性格に
  

今回はただひたすらに苦手分野克服の為に、
一生懸命がんばってくれました





Jump


まずは細い板から徐々に太い板へステップアップします。


そして、


Jump_2

すごいすごい考えて悩んで
一生懸命に恐怖と闘って
いざジャンプです

他の子にとっては何でもないことでも、
ティアラちゃんにとっては怖いんです。

人でもお金払ってでもバンジージャンプする人もいれば、
お金もらってもやりたくない人がいますもんね



でもティアラちゃんは一生懸命に恐怖と対峙しました。
完全克服とはいきませんでしたが、
だいぶピョンと跳ぶことに慣れてきました


お家でもがんばってくださいねぇ~

ではまた次回~☆
ごきげんよー






ジュニアクラス☆6頭☆

2012-10-22 12:10:31 | ジュニアクラス
昨日、心地よい気候の中ジュニアクラスが開催されました

今回はかなりの大人数
今回の参加者は、
ピースちゃん、ラッテちゃん、麻呂くん、ルイくん、ミミィちゃん、小六さんの6頭
(順番はトレーニングに参加の古株さんから

初めは隣のわんこや向かいのオーナーさんの所に行きたくて
ワチャワチャ状態でしたがしばらくすると少しずつマシに


Cimg4597


Photo



近頃は安国先生のお話が始まると、
オーナーさんの自らの意思でわんこたちを伏せさせるようになってきているんです。
びっくりうれしーです

Photo_2

黒くて分かりにくいですが、ちゃーんとフセしています


何度かテストの話は出ていたのですが、
今回は、
『JAHAの家庭犬マナーチャレンジ』合格に向けての
トレーニングメインで行ないました


☆ヒール(横につくこと)や


Cimg4609

写真がブレいていてごめんなさい
ペロっとした顔がキャワウィ~ですね



☆オスワリ→マテの応用編


Cimg4612

ドア開けたら勝手に入るんじゃなくて、『OK』で入るんです
背中に貫禄を感じますね



☆他にわんこいっぱいの中でうまく歩く練習


Cimg46153jpg

人が大好きなミミィちゃん、誘惑に負けずに頑張って歩けています


☆他にわんこいっぱいの中でコーンまで行って戻る練習

Cimg4616

恐がりだったピースが堂々と歩けています
成長が感じられます


☆他に人にリードを持ってもらっても平気でいられるかどうかの練習


Cimg4630

ほんの何十秒離れただけなのに、再会をこんなに喜んでくれるルイくん
(本棚の上に見える猫は写っても大丈夫な方(心霊写真ではない)ですのでご安心を)

などなど充実した内容が行われました。




そして、今回でルイくんが卒業となりました
ご卒業おめでとうございます

また何か続きができればと考えていますので、
決まりましたらお声かけますね

みんなでハイキングの話も出ています




次が卒業のステップアップクラスの方々☆
来週がんばってくださいねぇ~



ではまた次回~