ときぶーの時間

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何とも言えない気持ち。

2015-01-20 05:32:17 | 日記
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NO732
バテバテで帰って来て、また次の日朝早く起きて出て行く。
12月の忙しさから解放された感はあるが、体の疲れも取れぬうちにスケジュールが詰まって来て体がきつい・・・。

この頃は、僕よりかみさんの方が福島の人と連絡を取り合っていて、誰がどうだとか、こうしているとか聞く事が多い。


遠くの牛たちに先にわらを与える松ちゃん。

福島の事だが、あまりいい話はない。
松ちゃんに原発の事を聞いた時に「あんまりいいことねぇ、まだ、危ないべ」と簡素に答えた。

今、福島県以外のTV局では原発に関するニュースは皆無に近いが、事故を起した福島第一原発では、高濃度汚染水の処理に苦戦している。

溶けた核燃料が落ちた地下に、地下水が流れ込み高濃度汚染水が生まれ続けているのだが、計画通りに進んでいない。
これらを指して松ちゃんは「まだ安全て言えねぇよ」と言ったのだと思う。


「今日はそんなに腹減ってねぇんだ。見てみろ走ってやって来る牛いねぇべ。昨日、たんまりあげたからな」と松ちゃん。

去年春、東電はアルプスと言う名の多核種除去装置を導入したが、度重なるトラブル続きで処理できていない。

アルプスの増設を昨秋したが、その増設したアルプスも予定した処理能力を発揮できずにいる状況のようだ。


逆行のアングルで撮った写真。

地下水が地下に流れ込むのを防ぐための凍土遮蔽壁だって、未だに成功したというニュースは聞かない。
本気でやっていても出来ないのは事実で、今も高濃度汚染水を海に流しているのだろう。

今現在28tの高濃度汚染水がタンクの中にあるらしい。
増設した分を入れてフル稼働したとしても、一日2,000t弱の処理能力しかないとの事。

そんな中、汚染水処理に携わっていた友人が今年の春で、原発での仕事を辞めると聞いた。
東電の構内からベテラン技術者がまた一人いなくなる。
定年までまだまだ長い年月のある友人だ。

友人は事故後すぐに、原発入りし被曝しながら働いていたのは知っていたが、累積被曝線量が基準値の80を超えたからだと直感した。

友人の被曝を考えれば嬉しいやら、原発の復旧を考えれば悲しいやらで、何とも言えない気持ちになった。
友人のこれからの事を考えると複雑だった。


腹減ってないけど一応食べる牛たち。

こうして書いてみると、いい事無い。
友人の退社の知らせを「本当に良かった」と喜んであげるべきであるのに、素直に喜べない僕だった。
















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