NO418
震災直後から残されたペットや動物たちを守って来た松ちゃんが言ってきたことがある。
「人間がやることに絶対に100%はねえべ!機械はいつか壊れる!壊れねぇ機械はねぇ!原発も一緒だ!」と、震災直後から言って来た松ちゃんがいた。
今月初めの写真。
原発審査委員会とかいろいろあるが、人間が作る基準ほど信用出来ないものはない。国が安全だとお墨付きを与えてきた福島原発が、大惨事を起こし世界の福島になった。
とんでもない放射能汚染をひた隠し、さらに原発を再稼働しよう。新たに作ろう。輸出しましょうと馬鹿も休み休み言ってもらいたいものだ。
松ちゃんは、そんな政治がやる事、東電のやる事をどこか涼しげに見て来たのだと思う。「どんなことがあっても原発は反対だ!」と早くから、その姿勢を見せ生きてきた。
放牧させて生きた草を食べさせる松ちゃんと牛たち。
そして彼の「ここで生きる事が自分の闘い。」は、いつも何かを教えてくれる。彼は、これからも町を放浪している動物たちや殺処分を逃れた牛たちを保護していくだろう。
そんな彼と一緒にある鶏舎に行った時、僕は衝撃的な事実を知りとてもショックだった。・・・「鶏舎は、どこもひどかった」って何人ものボランティアさんから聞いてきたけど・・・本当にひどかった。
この鶏舎は暗闇の世界で、窓と言う窓の無い恐ろしい鶏舎であった。中に入ると何万羽か何十万羽か知らないが、鶏の腐敗臭で吐きそうになった。
天井まで五段になっていて24時間太陽の光は入らず、電灯を使い産むだけの仕事をさせられていた鶏の苦しみを初めて知った。
小心者の僕は腐敗臭と怖さでとても中に入れませんで、外から写真を撮るのが精いっぱいでした。
松ちゃんは「ここの鶏は一日に卵を2個は産ませられていたべ~。」と言った。電灯の点灯を操り、一日に夜が二回来るようにして、鶏に卵を産ませ続けさせたのだと思う。
そして「一年も続けたら産めなくなって、処分されブロイラー(肉にされる)に回されっちまうんだ。卵一個に対するありがたみも何もねぇよなぁ~~。これが今の日本の農業なんだ!」と。
腐敗臭だけでも気持ちが悪かったのに、さらに愕然としてよけいに気持ちが悪くなった。そのあと怒りが湧き上がってきたのを、はっきりと思い出す。
二年以上も経っているのに、卵だけが残されていた。天井まで5段もある卵受けに今でも卵だけが残っている。鶏舎のゲージの中には骨と皮と羽だけの鶏の亡骸・・・
あれからずっと、スーパーなどで売られている卵が食べられずにいる。松ちゃんの言った卵一個のありがたみをずっと引きずっているのだ。
僕は、強制的に電灯の明かりで狂わされて一日二個の卵を産み続け、用を足さなくなったらすぐに肉にされてしまう鶏がいる事に強烈な不快感を感じた。
多分、自然と同じ環境で飼われている鶏の卵は食べられるかも知れないが、あの鶏舎を思い出しては食べる気が失せてしまう。
豊かさや自分のもうけばかりに目が行く社会構造は、ある意味悲劇である。原発も人間の欲の塊で、放射能を封じ込める手段も無いのに再稼働を目論む人たちは福島の被災地に住むべきである。
再稼働をしたいあなたに言う。僕の貧弱な家を差し上げますので、この被爆地で家族と共に暮らしてみてください。
小さなお子さんやお孫さんのいらっしゃる方は来れないですよね。
本当に安全なら住民を帰そうとする前に、あなたたちが本当に住んでみてはいかがですか?と。
震災直後から残されたペットや動物たちを守って来た松ちゃんが言ってきたことがある。
「人間がやることに絶対に100%はねえべ!機械はいつか壊れる!壊れねぇ機械はねぇ!原発も一緒だ!」と、震災直後から言って来た松ちゃんがいた。
今月初めの写真。
原発審査委員会とかいろいろあるが、人間が作る基準ほど信用出来ないものはない。国が安全だとお墨付きを与えてきた福島原発が、大惨事を起こし世界の福島になった。
とんでもない放射能汚染をひた隠し、さらに原発を再稼働しよう。新たに作ろう。輸出しましょうと馬鹿も休み休み言ってもらいたいものだ。
松ちゃんは、そんな政治がやる事、東電のやる事をどこか涼しげに見て来たのだと思う。「どんなことがあっても原発は反対だ!」と早くから、その姿勢を見せ生きてきた。
放牧させて生きた草を食べさせる松ちゃんと牛たち。
そして彼の「ここで生きる事が自分の闘い。」は、いつも何かを教えてくれる。彼は、これからも町を放浪している動物たちや殺処分を逃れた牛たちを保護していくだろう。
そんな彼と一緒にある鶏舎に行った時、僕は衝撃的な事実を知りとてもショックだった。・・・「鶏舎は、どこもひどかった」って何人ものボランティアさんから聞いてきたけど・・・本当にひどかった。
この鶏舎は暗闇の世界で、窓と言う窓の無い恐ろしい鶏舎であった。中に入ると何万羽か何十万羽か知らないが、鶏の腐敗臭で吐きそうになった。
天井まで五段になっていて24時間太陽の光は入らず、電灯を使い産むだけの仕事をさせられていた鶏の苦しみを初めて知った。
小心者の僕は腐敗臭と怖さでとても中に入れませんで、外から写真を撮るのが精いっぱいでした。
松ちゃんは「ここの鶏は一日に卵を2個は産ませられていたべ~。」と言った。電灯の点灯を操り、一日に夜が二回来るようにして、鶏に卵を産ませ続けさせたのだと思う。
そして「一年も続けたら産めなくなって、処分されブロイラー(肉にされる)に回されっちまうんだ。卵一個に対するありがたみも何もねぇよなぁ~~。これが今の日本の農業なんだ!」と。
腐敗臭だけでも気持ちが悪かったのに、さらに愕然としてよけいに気持ちが悪くなった。そのあと怒りが湧き上がってきたのを、はっきりと思い出す。
二年以上も経っているのに、卵だけが残されていた。天井まで5段もある卵受けに今でも卵だけが残っている。鶏舎のゲージの中には骨と皮と羽だけの鶏の亡骸・・・
あれからずっと、スーパーなどで売られている卵が食べられずにいる。松ちゃんの言った卵一個のありがたみをずっと引きずっているのだ。
僕は、強制的に電灯の明かりで狂わされて一日二個の卵を産み続け、用を足さなくなったらすぐに肉にされてしまう鶏がいる事に強烈な不快感を感じた。
多分、自然と同じ環境で飼われている鶏の卵は食べられるかも知れないが、あの鶏舎を思い出しては食べる気が失せてしまう。
豊かさや自分のもうけばかりに目が行く社会構造は、ある意味悲劇である。原発も人間の欲の塊で、放射能を封じ込める手段も無いのに再稼働を目論む人たちは福島の被災地に住むべきである。
再稼働をしたいあなたに言う。僕の貧弱な家を差し上げますので、この被爆地で家族と共に暮らしてみてください。
小さなお子さんやお孫さんのいらっしゃる方は来れないですよね。
本当に安全なら住民を帰そうとする前に、あなたたちが本当に住んでみてはいかがですか?と。
各地で卵を売っている業者も鶏をそのような飼育で卵を産ませているのでしょうか?
そういえば、京都のある地方で鳥インフルエンザが発生したときテレビで映っていた鶏舎も窓が無かったような気がします。
閉め切った鶏舎内で死んだ鶏も生きている鶏も密閉袋に詰められていたのをテレビで見ました。
そこで生産されていた卵もきっと同じ方法で生まされていたのでしょうね。
私たち人間のために・・・・・・・
とても辛い現実を知りました。
我が家は家族みんな卵が大好きなので明日からは卵を食べる前に「ごめんね、ありがとう」と感謝の言葉を言ってから食べるようにします。
ときぶーさん、今日はありがとうございます。
都会に住んでいると知らない事が多すぎますね。
被災地で犠牲になった動物たちと私たち人間が食べる為犠牲になってくれている牛や豚や鶏に合掌。
嬉しかったです。
書いてみて、本当にこんなことまで書いていいのか?
松ちゃんや僕らの仲間に迷惑かけないで済むのか?
本当に色々と考えて書きました。
命の大事さを嫌と言うほど、松ちゃんに教えられた僕
ですが、これは今の日本の土壌・風向・考え方すべて
に当てはまるので、躊躇しました。
自分だけが良ければいいというのは、今の日本の姿だ
と思います。
僕はこれではいけないと思います。
小学校の時の担任の先生が教えてくれた事。
もっと、人を思いやる事が出来たなら、きっと良い日本
がまた生まれると思います。
今日は、皆様に感謝して本当にありがとうございますと
言わせて下さい。
皆様に感謝いたします。
また、これからも皆様に力を頂いて書いて行きたいと
思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
ときぶ~より。
スーパーで、パックにされた、肉や卵や魚、牛乳などが、どうやってできているのか。
本当に書くこと自体に勇気がいることだったと思います。
どうもありがとう。