ときぶーの時間

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事の起こり。

2014-09-05 06:38:08 | 日記
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NO683
安倍内閣の閣僚の顔ぶれが決まった。
今回で終わりだろうと思った「最後は金目でしょ」発言のおぼっちゃん大臣の名は、やはりそこになかった。
「原発事故で死者出てない」発言の高市早苗議員は、大臣の椅子に座る。

福島県知事選が今年の秋にあるが、自民党は原発推進派を立てる。
原発被災者として言うが、福島第二原発再稼働を目論む自民党に、県民はノーを突きつけるべき。
福島県民の良識を信じたい。


ひざを折りくつろぐ子牛。

もし原発推進派が当選してしまったら、福島第二原発は廃炉でなく再稼働の道を歩むだろう。
原発はいらないを福島から発して欲しいと、同じ県民として強く思う。

被災地の松ちゃんは、希望の牧場の吉沢さん、やまゆりの岡田さん、ウィズキャトルの皆さんらと、牛の餌の問題など共闘しながら活動している。

被災地には半谷のじっちゃんのように、牛の殺処分に反対する畜主さんがいて当たり前なのに、国は弱者を何故助けない?


午前中の餌を与える松ちゃん。

畜主でもない松ちゃんが牛を保護するようになって言った「あいつらとは一生!交われない」を、僕は思い出した。

彼はある日、殺処分をしている人たちと会った。
殺処分をしている人たちにその意義を聞き、その事柄にふさわしい価値を問い正したのだ。

いい答えなど返って来るはずがない。
「上で決まった事です」
「上からの指示でやっているだけです」
「国からの要請で、それに従っているだけです」との一点張りで、結局答えの出ない押し問答になった。

自分は悪いことしていないとばかり言い訳する彼らの姿は、動物に対する愛情のかけらもない人たちに見えた。


カメラを構える僕をじっと見つめる子牛。

松ちゃんの動物を愛する心が、あいつらとは一生!交われない(仲良くなれない)と、その言葉を言わせたのだが、生かすことに意義がある彼に、殺処分はむやみな殺生に変わりない。

「獣医師は病気の動物を助けるためにいるんでねぇか?それを麻酔銃で追いかけまわし、筋弛緩剤打って殺してんだぞ!」

「あいつらだって子供がいるべ、あいつらの子供たちは学校で動物の命を大切にって教わってんでねぇか?帰ってからお父さんは今日、牛を何頭殺してきたって子供に言うのか?自分の子供に絶対に言えねぇべ!」と、憤慨していた。

無理もない。
松ちゃんは何とか被曝した牛を生かす方法は無いか?と、当時、宇宙科学研究所の博士に牛を使った除染を提言し、博士と共に日本原子力研究開発機構 との共同研究の実証実験を実現させた男だ。

とにかく牛を生かし命を繋ぐ事を考える松ちゃんに、殺処分はどんな事があってもだめなのだ。

牛の事には、そもそも事の起こりがある。
当時、政権与党だった民主党の国会議員が議員バッチを振りかざし、富岡町役場郡山事務所に乗り込んできて「私が被災地の牛を全て助けますから安心して下さい」などと豪語し、町長を始め畜主と役場職員までも担ぎ出した。

国会議員がここまで言うなら、絶対何とかなると思った町長を始め役場職員、畜主さんたちはその言葉に安堵し希望の光を見た。
松ちゃんも犬や猫を助けるだけで目いっぱいだったから、あの時の議員の言葉を喜んだ一人。


松ちゃんが運んだ藁を食べる牛たち。

それからすぐに遠藤町長は「富岡町は牛を生かす方向で」と公人として発し、その姿は首都圏のTVニュースで流れた。
それだけ牛の問題は大きな問題だった。
国会議員は、みんなとの公約を反故にし町長を始め、そこにいた全ての人を裏切ったのだ。

みんなの落胆ぶりは言うまでもない。
国会議員は町政をひっかきまわすだけひっかきまわして、何も実現させず地元に帰り知事選に出馬して落選。
本当にえらい迷惑だった。

このことで、今年お亡くなりになった富岡町前町長遠藤氏が、当時、同じ民主党の国会議員に「まさしく国会議員にあるまじき言動、あのような議員が国会議員の中にいて本当にいいのか」と言ったほどだ。

「牛を全部助けます」
「殺処分はさせません」など、国会議員が期待させること言って逃げるなよ。
これが事の起こり。

裏切られた役場職員の怒りは、天を衝くほどのものだったと思う。
また松ちゃんは殺処分の現場に出くわし、「俺が面倒見るから殺処分しないでくれ」と言う事になって、今がある。

このようなどうしようもない国会議員は他にいないと思いますが、国会議員は自分の言葉に責任を持って下さい。

みなさん、これからも被災地で動物の命を繋ぐ松ちゃんの応援を宜しくお願いいたします。
それでは、今日はこの辺で失礼します。


























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