ときぶーの時間

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ほんのちょっとのことなのになぁ~

2018-02-10 15:15:25 | 日記
みなさん、お久しぶりです。
なかなか更新出来ず2月を迎えました。。。

昨日、松ちゃんと朝9時から夕方5時過ぎまで一緒にいました。


昨日の松ちゃんです。

昨日、富岡役場前のバス停にお年を召されたご婦人2人が立っていた。
その方の荷物に桜の木の枝みたいなものがあり、変な荷物を持ち歩いているなと僕は思った。


写真は現在、役場前に建設中の病院です


新しい病院のヘリポートに驚く松ちゃん。

僕は役場に申請書を提出に行ったのだが、その帰りに何気なくお二人に「どちらに行かれるのですか」と尋ねたら、富岡町のデイサービスに向うとのこと。

お二人は入所者のためにボランティアで何度か富岡町のデイサービスに来てくれているらしいのだが、その二人が本当に困っていた。

一時間に一本のバス便。
あの場所に何十分立ち続けていたのだろうか?

一人の方が松ちゃんと僕の顔を見て「タクシーはないし困ってます。白タクやってもらえませんか」と言い出した。
松ちゃん「とんでもない、そんなこと出来ねぇ~よ、軽トラックでいいなら乗せてってもいいけど、どうしたの?」と。

二人に話を聞いたところ町が隣町のバス会社に委託して始めた交通機関のバスを利用してデイサービスに向かうのだが、停留所がデイサービスから離れたところにあり、バスの運転手さんに「デイサービスの近くで下ろしてもらえませんか?」とお願いしたのだが、出来ないと言われ離れた停留所で降りて荷物を持って歩かねばならないとの事。

なのでお金を払うからそこまで送ってくれませんか?って、本当に困っていたんだなぁ。
そんな訳で二人をデイサービスまで送ってあげた松ちゃんだった。

松ちゃんは後で「風の冷たい日、雪がちらつくような日だったら、体の芯まで冷えて倒れっちまいそうな二人だったな。役場からデイサービスまで歩くのはどう見ても無理だべ」と僕に言った。

デイサービスに着き深々と頭を下げお礼を何度も言う二人に松ちゃんは「当たり前の事しただけ、お礼を言われるほどの事はしていませんよ」と返した。

玄関に出てきたデイサービスの職員さんと話をした。
手が空いているときは送り迎え出来るのだが人が少ない時はどうにもならないので、役場になんとかしてもらえないかと何度も陳情してきたと聞き二人で役場に行った。

なかなか埒があかないので僕は職員に「箱物ばかり作るのが復興じゃないでしょ?こういう生活に密着した部分を改善していくのが一番早い復興じゃないの?」と少々ムキになって言ってしまった。反省
松ちゃんも「困っている人がいるのに見て見ぬ振り?行政がそれじゃダメだべ。手を差し伸べねば」と。


昨年、建設された建物

バスの運転手さんも少しだけ気を配ってくれればそれで済むのに、それも規則に縛られて出来ないのだろうか?
ほんのちょっとのことなのになぁ~
僕が運転手ならそうするけど。

規則は規則だから出来ませんっていわれたらそれまでだが、そのときは直に町長にお願いしようと思っている。

松ちゃんは「震災前の富岡町の税収は100億円くらいだったらしいが、今は300億円も国から入ってるみたいだ。なのにこんな小さく金もそれほどかからないサービスも出来ないのかって話だよな」って。
今日の写真のようにいろいろな建物が建てられていますが、こういう小さな事でも生活に直結することなので無視せず対応してほしい。


松ちゃんの友人宅にて。


薪ストーブに火を入れる松ちゃん。

復興、復興って新しい建物がどんどん作られているけど、富岡にはまだタクシーもありません、バス便も不便です。
住民や昨日のお二人のような人たちのために、少しでも助けになる交通機関なり手段を作ってほしいと思った+。

昨日のご婦人のお一人はNPO法人の理事長様だった。
4月にも富岡町でイベントを開催するようで、「是非立ち寄ってください」とパンフレットを渡されたが、他にもいろいろなところで活動されているしっかりとした法人の方でした。

桜の木は何に使うのか聞かなかったけど、入所者の方のために使うのだけは分かった。
4月に富岡町の放射線量測定もあるので、その時に顔を出して聞こうと思う。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。











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