ときぶーの時間

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外国人記者ナータリー。

2012-01-13 08:21:11 | 日記

NO-54
昨日、アメリカから帰って来た女性記者のナータリーさんから僕の携帯に電話が入った。ナータリーは11日に日本に帰って来て、次の日の昨日が仕事始めで今年の初出勤の日であった。彼女が開口一番に言った事が「松村さんにフランスのTV局が取材したいと言っているのですが、大丈夫ですか?」だった。

うん、大丈夫だと思うけどと言ったものの、今は強制避難区域に入るの難しいんじゃないのかな?と思ったり、あいつにそんな時間無いかも知れないなあなんて思った。放射能の減溶システムの実験研究も始まるし、牛の柵作りもあるし、毎日の餌やりもあるしと彼の体一つで、それに取材は無理かな?

今までは彼も何とかして来たけど、今の問題は警察官の巡回がひところより、圧倒的に多く許可の取れてない外国人メディアの人達は、すぐに逮捕されちゃうと思う。一昨日も大捕り物があったと彼は言った。僕らの町富岡町で警察が泥棒?を追い、リフレ富岡(温泉宿泊施設)に逃げ込んだ泥棒?(不審者)を捕まえるのにすごい数のパトカーが出たと話してくれた。

外国人記者や外国人メディアの人達は、本当にガッツがある。許可が下りなくても何とかして入って来るし、僕らの想像を超える人達がいる。自分の命をかけて紛争地帯や戦場に行って写真を撮ってくるような人達だから、凄い根性があるのだ。

ナータリーさんも松村と出会い、彼の記事を自分の初仕事にして世界に発信した女性記者である。その時の彼女の喜びようったらホントに僕にも分かるくらいの喜びようであって、自分の書いた記事が、採用されるって事がどれだけ凄いことなのか初めて知った。

強制避難区域に残った男。松村直登の人間力を今後も期待している人達がいる。べらんめえ口調で誤解される彼だが、外国人記者たちは彼のその深い所に本質を見極めていて、彼を追いかけている。

この間もイギリス人の女性記者が彼を取材したいと言ってきて「松村さんの家に一泊させてもらいたい。」と言ったらしく「馬鹿な事言わないでくれ!」と彼は怒ったらしい。女性記者は、ろうそくの灯りで暮らす夜の彼も取材したいとの事だったのだが、松村は本気で怒った。

あんたはそれでいいかもしんねえけど、俺は世間様にどういう目で見られるかわかってんのか?と、それは僕のところにも電話をして来て呆れていた。放射能汚染に晒される町に残った彼だが、彼は馬鹿じゃないし、やっていい事と悪い事との分別のつく男である。

ナータリーは宮城県におばあちゃんを持つハーフの女性だから、日本人の感性をそのまま表現できる女性記者なので僕は期待しているのだ。また彼女は馬鹿なことを言わない人で安心だし、彼女でなければ書けない部分があると本当に思っているから、彼女のことを応援していこうと僕であった。

今日の写真は昨日と同じ。NO-26アメリカからの小包で紹介した蛙の置物を、笑顔で見せてくれた時の彼と本当にきれいで僕も欲しくなった赤い蛙と蛙500プロジェクトの最後の王様蛙?の写真です。





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1 コメント

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Unknown (harukasumi)
2012-01-13 22:42:48
はじめまして。
ツイッターでmoo-mooさんがときぶーさんのブログ、松村さんのことを呼びかけていたのをみて、今日、牛の飼料をJA郡山に問合せ、手配をしました。在庫の問題で、来週はじめころになるそうですが、麦、とうもろこしで計40袋が、大槻町の富岡町役場へ届く予定です。遅くても18日までには届いていると思いますので、ご本人から、確認していただくようお伝えください。犬、猫のフードなども、少しずつ支援させていただこうと思っています。頑張ってくださいとお伝えください。長野県在住、会社員です
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