ときぶーの時間

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福ちゃん。島ちゃん。

2012-10-22 08:52:50 | 日記
NO-255
今週の土曜日曜と自分にとっては大事な事があり、それををするための準備に追われている。そんな中で福島県の飯館村の牛たちのことを思い出した。

国と東電の対応が悪く高い放射線量の中、避難指示を出されずに普段と変わりない生活を続けていた飯館村の住民と動物たち。その放射能汚染はかなり大きなものだったと震災後TVや新聞などで毎日のように報道されていた。

飯館村の牛は原発事故から2か月を過ぎた頃から、TVのドキュメンタリーや新聞で栃木や茨城など近県の畜産家の所へ引き取られたのを知った。だから飯館では牛の殺処分は無かったかも知れない。


この子牛たちもTVなどで報道されて結構有名な牛である。新聞記事から飯館村から山梨県に引っ越しした福ちゃんと島ちゃんの記事。

国はスピーディーの情報を見ていなかったのか?福島原発事故現場から北西の風に乗って恐ろしいくらいの量の放射能が飛んで行った。その方角に飯館村は位置している。


これは先月に新聞掲載された今年6月の空間線量を測ったものだ。一年三か月を過ぎてもかなり高い数値を示している。赤色の場所は大熊町、双葉町、浪江町、南相馬市、葛尾村、飯館村がある。僕らの富岡町は一番下の黄色部分


今、現在の規制された区域の図。

話を元に戻して僕は何故、飯館村の牛たちは県外に出され、楢葉町、富岡町、大熊町の牛たちは次々に殺されていったのだろうか?とふと思ってしまう。

僕らの町よりはるかに高い線量の中で生きていた牛の移動はOKで、僕らの町の牛は移動もダメ。すべて殺処分!っておかしくないか?と自分の中で思ってしまい、本当に釈然としない。

町が第一原発から半径20k以内に位置していたのが悪かったのか?30~50km離れた場所でこんなに凄い汚染となっているのに・・・何故だろう。

正直、かなりの牛が殺されていった。今、殺処分を反対する畜主さんの牛と松村に保護された放浪牛だけが生き残った。松村はその牛の餌や水をやり汚染区域で動物たちの命を守っている。

先月に松村の所へ農水省の人から「現在放浪している牛は全て捕獲後、殺処分する」と通達があって、彼は必死で探し一人で牛の保護していたと聞いた。彼がその人に「疲れた。」と言った事を知り、そんなこと滅多に言わないあいつが言ったのだから相当疲れたようだ。

これからの事も踏まえて他の町に牛を出せれば、牛も人間もいい環境で暮らせる。絶対に食肉にしないのだから、そのくらいは考えてくれよと僕は農水省さんに言いたい。

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1 コメント

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農水省 (とらちゃん)
2012-10-22 10:10:35
今だに殺処分と言ってくるんですか。何故生かす方法を考えられないのでしょうか?遅ればせながら、「鎮魂と抗い」を購入しました。死んだ牛たち…松村さんの笑顔に救われる思いです。精神も肉体も強い方ですが、疲れてらっしゃるのは当たり前ですよね。
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