NO-34
昨日、親しい先輩たちと食事をした。先輩の会社の人と忘年会だったのだが、それに呼ばれて僕は楽しい時間を過ごせた。もうあと十日あまりで2011年が終わる。僕たち原発難民は16万人いるらしいが、みんなそれぞれに苦しい日々を過ごしているのだろうなあ?
先週の土曜日と日曜日に、福島に帰り買ったばかりのデジカメで撮った写真が、避難する時に持って来たモバイル型の小さなパソコンで編集できず昨日はがっかりした。新しいパソコン買わないといけない(泣)仮設住宅の写真と松村氏と津波の後の四ツ倉港周辺の写真なのだが、何とかしなくちゃ。ハ~。(痛い)
今日の写真は、松村氏の自宅でのシーンと犬と戯れる彼を紹介しました。これからの福島の冬を炭こたつと石油ストーブ一つで暮らし、顔を洗う水もめちゃくちゃ冷たくて気合を入れないととても顔を洗えないし、歯磨きもあの冷たい水で5~6回ごしごしすると歯がしみて磨くの嫌になっちゃう彼の生活を僕はとても真似出来ないし、僕にとってはめちゃくちゃ辛い生活だと思う。ご飯だけ炊いて、おかずは缶詰めとかインスタントのものばかりなんだろうし・・・・
電気が無いのは、究極の暮らしを実践する事になる。彼のところは水だけはあるから最低の生活なら出来るのだが、都会のみなさん、一度電気の無い生活に自分の家に帰ったら実践して見ませんか?ファンヒーターやエアコンも使えない寒い部屋で過ごし、ご飯もガステーブルがあれば鍋で炊く事は出来るけれど電子レンジも使えない。オール電化の場合は全部ダメだよね!
今の強制避難区域の富岡町での彼の暮らしは、とても不便な生活である。ろうそくを灯し夏は起きていたのだけど、寒さのあまり暗くなると布団に潜り込み朝の日が出て少し暖かくなってから、動物たちに餌をやりに行っていると聞いた。
彼の体は筋金入りの体なので、どんなに寒くても風邪を引かないと言う。僕なんかが彼と同じ事したら熱を出しすぐに寝込んでしまう。それに町には誰もいないのだから、風邪をこじらせて僕は死んでしまうかも?(笑)本当にこの冬を無事に過ごして欲しいと思う僕であった。
人生は一度だけ、自分は幸せながら周りも幸せです!家族も幸せです!選ぶの道は間違いながら,直してください!愛された人の為に!