全国で増えている「子ども食堂」について、朝日小学生新聞(朝小)と、支援者でつくる「こども食堂安心・安全向上委員会」(代表・湯浅誠法政大教授)が小学生にアンケートしたところ、約半数の子が子ども食堂を知っており、65%が「行ってみたい」と考えていることがわかりました。結果から見える子どものニーズや、先ログイン前の続き生や地域が協力している取り組みの例を紹介します。(朝日小学生新聞・畑山敦子)

 

 委員会は4月25日付の朝小の紙面でアンケートへの参加を呼びかけ、32都道府県の323人から回答が寄せられた。

 子ども食堂については、「知っていた」のは50%、「記事を読むまで知らなかった」も50%と半々だった。5、6年で知っている子どもの割合が高かった。その一方で、行ったことがあるか聞いたところ、「いいえ」が93%で、「ある」は6%にとどまった。

 子ども食堂を知っていた子どものうち、そのきっかけは「お母さん、お父さんなど親、保護者から」が19%、「学校の先生」「友だち」は4%。「その他」が43%と最も多かったが、自由回答をみると、「テレビ・新聞」などの報道で知ったという子が目立った。

 近くに子ども食堂があったら行ってみたいか聞いたところ「はい」が65%に上った。「いいえ」が14%、「どちらでもない」が21%だった。行ってみたいと答えた子どものうち、食堂であったらいいと思うもの(複数回答)は「クリスマス会などのイベント」が63%で最も多く、小1~4年生では「いっしょにあそんでくれる人」も58%いた。

 

 ■先生が運営、新たな居場所に

 先生自らが子ども食堂を運営する例もある。

 横浜市の施設を借りて毎月1回、開かれる子ども食堂「たまプラごはん」。3年前、近くの市立新石川小に勤めていた小学校教諭の宮田貴子さん(56)が、地域の民生委員の青木利江さん(63)たちと始めた。「保護者が仕事で忙しいなど、家で1人で食べている子が気になっていた」(宮田さん)からだ。

 子ども食堂は、学校関係者を通じて地域の小中学校に伝わり、毎回、約30人の子どもや親が訪れる。学校の先生も顔を出し、交流の場になっている。小6の娘がよく通うという市川和美さん(53)は「ふだんは家で食べているので行っていいのかと思ったが、学校とは違う居場所ができてよかった」と話す。家族で来ていた小4の秋元武尊さん(10)は「この前は施設の人に将棋を教えてもらった」と笑顔だった。

 愛知県子ども食堂の支援にかかわる中村強士・日本福祉大准教授(社会福祉)は「子ども食堂は新たな居場所として子どもに認知されつつある。誰でも来られる場で、支援が必要な子を見つける機会でもあり、学校の協力が広まってほしい」と話す。

 

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