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コロナ危機で問われる「言葉」      新聞の文化時評を読む

2020-06-03 | まいにち

5月31日の日経新聞に文化時評

ウイルス顔負けの増殖ぶりを示すのは、政治や行政の側から放たれるキーワードやスローガンである。

ステイホームと言えば聞こえはいいが、世の中には地獄のような家族関係だってある。家族間の県選のリスクもある。なのに「スティホーム」と言っただけで、そういう面は見えなくなってしまう。

危機が道徳的な言葉、情緒的な言辞を生むのはいまに始まったことではない。かつて日本が戦争sの泥沼に入り込んでいく頃、「ぜいたくは敵だ」「欲しがりませんか妻では」「撃ちてしやまむ」などの標語が量産され人々の脳裏に焼け付いた。

コロナ禍もまた、命がけで闘う医療従事者などへのエールが美談へとつながっていく。そこには自然な共感が生まれるが、なぜ過酷な状況が放置されているのかという問いを奪う危険もはらむ。

 

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