工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

豆拾い

2012年01月31日 | 日記
昨日は

近くのお寺で

“星まつり”節分の豆まきがあるというので

遊びに来ていた甥っ子をつれて

豆まきならぬ 

豆拾いにいきました。


幼稚園の行事の中ではやったことがあるらしく

前日から 

サランラップの芯に

色紙を貼り 鬼の顔をかきはじめた甥っ子。



・・・何?・・



甥っ子曰く


「これで 飛んできた豆を拾うんだよ」




????サランラップの芯?この小さな穴で

飛んできた豆を受け止める??のか?





理解できないまま??

当然 私と 下の甥っ子も その謎の“小道具”作りをして

“星まつり”豆まき当日 三人で

その謎の小道具を

首から提げて 歩いてお寺までいきました




途中 道端に咲いている白いタンポポに足をとめ








日向ぼこするネコの数をかぞえ


普段 車でばかり移動する私にとって

子供の目線の豊かさに驚かされます。










豆まきは 本堂でありました。

幸い 前から二列目という絶好の場所に座ることができ

ドキドキしながら待っていると

甥っ子の隣りに座っていたおばあさまが

甥っ子に 豆拾いのコツを伝授してくださいました。



甥っ子の脱いだコートを膝の上に広げながら


「ここに豆が飛んでくるから なるべく広げておくといいよ。」




が・・・

その豆拾いの極意を理解したのか?してないのか

そのコートの上に

持ってきていたおもちゃを広げはじめる甥っ子・・(すいません・・。)




そして ありがたいご祈願とお経の後


お坊様が


「風呂敷を広げて たくさん 豆を拾っていってくださいね。

では・・・鬼は 外っ! 福は 家っ!」




の掛け声とともに 豆まきが始まると

いっせいに 豆が降ってきました


「鬼はぁ~外っ! 福はぁ~~~家っ!!


バラバラ・・パラパラ・・ばら・・ぱらぱら・・・



(・・・い・・痛い・・




幼稚園の女の子が

小さな下の甥っ子のために

せっせ せっせと

豆を私たち めがけて?撒いてくれました。



おかげで 甥っ子のコートの上にも



豆・・豆・・まめ・・


必死で 豆を拾う甥っ子・・

初めての経験に 固まる下の甥っ子・・・

豆ってこんなに痛いのか・・と顔を上げれないわたし・・



三者三様?の楽しいひとときは あっという間



そして・・ここで ふと・・疑問が・・・



これ・・どうやって持って帰ろう・・・



っと その時

甥っ子が せっせとあの謎の小道具に豆を詰め始めました。



あぁ~~!この時のためなのか!



サランラップの芯・・結構 豆はいるものですね


私が 遅ればせながら せっせと豆を詰めていると

隣りのおばあさまが

甥っ子に ビニール袋をわけてくださいました。

後ろに座っていた方も


「ほらっ ここもあるよっ」

っと声をかけてくだったり








のびのび 無我夢中で拾う甥っ子たち・・・・。





忙しい 忙しいと理由をつけて 

人の輪に参加することが少なくなってきていた昨今  


地域の行事に参加することで

普段 教わることのできない 

いろいろな知恵や人とのかかわり方を

経験のなかで授かり

人の優しさに触れることで

人にも優しくなれるのかもしれないですね。



それは 子供たちだけでなく

私自身も・・

まだまだ教わることが

いっぱいあると気付かされました


地域の方のさりげない優しさに

感謝した豆拾いの一日になりました。
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