今村昌弘 「屍人荘の殺人」

まだ暑さに体の慣れていない私。そんなわけで、昨日は、あまり外出せず、読書三昧の一日送りました。
得意のツン読で、溜めておいたなかから 今村昌弘「屍人荘の殺人」
数々のミステリー大賞の栄冠に輝いた作品。この方 デビュー作というのだからスゴイ！ 期待に胸膨らましながら、読んだのですが•••

出だしは好調でした。大学のミステリ愛好会の2人の会話。会長•明智恭介と会員•葉村譲。といっても、この2人しかいないんですが。彼らの学食での会話は、テンポ良く面白い。2人は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に参加することになります。さらに、そこに同じ大学の探偵少女•剣埼比留子も加わります。
合宿初日の夜 肝試しに行くと、何かが起こります。主役だと思っていた明智恭介は、ここで命を落としてしまう。予想外！ 面白い。が、ここで 犯人はゾンビと分かります。ある機関の実験により、ゾンビが誕生。ここから、ゾンビ対人間の闘いが始まります。

私、ゾンビもの苦手なんです。どう見ても現実性に乏しいし、小説では、推理や闘いなど、色々な要素が混じり合って、賞の名に恥じない作品にはなっているのですが、どうにものめり込めない。
もっときちんと内容調べてから、読み始めるべきと反省した次第です。