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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

労作!二兎社 永井愛「ザ•空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」

2018-07-15 10:47:11 | 日記
昨年 テレビの報道番組と政治の関係を描いた「ザ•空気」を発表した永井愛のの第2弾「誰も書いてはならぬ」観てきました。安田成美 松尾貴史 馬渕英里何 眞島秀和 柳下大の出演。

舞台は、国会記者会館の屋上。ネットテレビの代表である まひる(安田)は、カメラをセッティングしています。国会へのデモを撮ろうというのです。そこへ現れた男女2人。リベラル系全国紙政治部記者の及川(眞島)と大手放送局政治部記者の秋月(馬渕) 実は、今、記者クラブでは問題が起こっていました。コピー機に これから開かれる総理の記者会見の想定問答集があったのです。そこには、「徹底的にはぐらかせ」などのアドバイスも書かれていました。由々しき問題です。
これを発見したのは、保守系全国紙の政治部記者•小林(柳下) 彼は、自分の社の論説委員•飯塚(松尾)が、これを書いたものと思っているので、及川に 文書を託したのです。そこに現れたのが、当の飯塚(松尾) 及川の詰問を のらりくらりと躱し、役者の違いを見せつけます。こうしたやり取りを 目の当たりにしてしまった まひるも巻き込まれていき、事態は、ますます混沌としていきます。そして•••

日本では、あまり取り上げられない題材ですが、永井愛の筆は、前作に続き 好調。煮ても焼いても食えない飯塚を中心に 騒動が大きくなっていく様子は 見応えありました。私が受けたのは、飯塚のスマホが、着信音によって 掛かってきた相手が分かるところ。官房長官からの電話は「ドンパン節」(秋田の民謡です^_^)というのは笑った。