プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

小津安二郎 「東京物語」

2018-07-26 10:33:00 | 日記
新宿角川シネマで上映された小津安二郎監督の特集から「東京物語」です。笠智衆 東山千栄子 山村聰 三宅邦子杉村春子 中村伸郎 原節子 大阪志郎 香川京子の豪華メンバーが出演しています。

尾道で 次女(香川)と一緒に住む平山家の老夫婦(笠 東山)が、20年ぶりに 東京の息子夫婦(山村 三宅) 娘夫婦(杉村 中村)を訪ねるが、子供たちも忙しいので、きちんと面倒が見れない。ついつい ほったらかし。一番親身になってくれたのが亡くなった次男の嫁(原)だった。帰り 大阪に寄り これまた久しぶりに次男(大坂)の顔も見る。で、田舎に戻ると 妻が急に倒れてしまう。通夜に集まる一家。が、葬儀もそこそこに、子供たちは帰ってしまう。ここでも、最後まで居てくれたのは、次男の嫁。
「お母さんが死んだのに•••」と憤る次女を 淡々と諭す義理の姉。

こうしたやり取りの全てに 血が通っているのが 小津安二郎監督作品なのでしょうね。いつまでも 皆に愛される理由が分かります。

シアターオーヴ ラミン•カリムルー!「エビータ」

2018-07-25 10:42:38 | 日記
シアターオーヴで上演中の「エビータ」です。 アンドリュー•ロイド=ウェバー作曲 ティム•ライス作詞 ハロルド•プリンス演出 もはや伝説の3巨頭ですね。おまけに、今回チェを演じるのは、世界的ミュージカルスターのラミン•カリムルー。 この公演 78年のオリジナル版の演出ということです。

来日ミュージカルですから、舞台の袖に字幕があるのですが、それ見て思ったのは、日本版訳詞の素晴らしさ。直訳すると、色々持って回ったような言い方になってしまう部分を、ズバッと意訳して表現する。その技術は素晴らしいと思いました。日本語は、どうしてもメロディに乗りにくいですからね。

このミュージカル 実在の大統領夫人が主人公ですので、舞台の奥で 当時のアルゼンチン あるいはエヴァの画像が映ります。今回 主役演じたエマ•キングストンという女優さん ポスター見ると どちらかと言うと細面。 一方、実際のエヴァは、どちらかと言うと丸顔。私は3階の1番上で観ていたので、よくわからないんですが、前の方で観ていた方が、かえって違和感感じたんじゃないかな。

役者に関して言うと ラミン•カリムルーを筆頭に、皆さん声量抜群で迫力があって素晴らしい。一番上で観ていても聞き惚れてしまいました。

「豊志賀」「紺屋高尾」 「春風亭小朝独演会」

2018-07-24 10:44:05 | 日記
昨夜は 新橋演舞場で「春風亭小朝独演会」楽しんできました。プログラム読むと、20代後半で、役者デビューしたのが この劇場だそうです。高座に上がった師匠が仰るには、 その時は「お富与三郎」の話で、主役が音羽屋と三田佳子さん。菊五郎さんが、アドリブを入れまくったという話は面白かった。
演目の方は「豊志賀」と「紺屋高尾」の2席。
圓朝作の「豊志賀」39才の豊志賀と21才の新吉のお話。この2人には 親の代からの因縁があるのですが、そうとは知らずに関係を持ってしまう。それがまた、新たな因縁を呼ぶ。場内真っ暗にしたり 効果音使ったり 臨場感たっぷりの高座でした。
「紺屋高尾」 高尾太夫と紺屋のおかみさんが良かった。やはり、女性を演じさせると、このお師匠さんは抜群です。また最近は、日本の伝統文化に興味を持っているという師匠「三つ指ついて」などの本来の意味を教えてくれたり、聞く我々としても、勉強になりました。
ゲストは、木久蔵師 小遊三師 ナイツ。いずれも客席を爆笑させ、とても充実した2時間半強の公演でした。

関脇•御嶽海優勝!「大相撲千秋楽」

2018-07-23 10:23:13 | 日記
横綱不在の名古屋場所。関脇•御嶽海が締めてくれました。13勝2敗での優勝は立派。負けはしたものの、千秋楽の豊山戦も大熱戦でした。これで夏場所と合わせて22勝。大関昇進ラインまで 後11勝。期待持てると思います。
御嶽海は文句なしですが、他の上位陣はだらしなかった。休場した力士は仕方ないにしても、残された豪栄道 高安は存在感示せなかったし、関脇•逸ノ城も、千秋楽 ようやく勝ち越しは期待外れでした。
貴景勝 阿武咲と、怪我に泣かされた若手が復活し、来場所は、また上位陣を苦しめそうだし、三賞を獲得した豊山 朝乃山も自信をつけたでしょう。こちらも楽しみ。休場明けの上位陣が、若い力に どう対処していくのかも興味があります。
1ヶ月近い夏巡業で、どんな力士が力つけてくるか。しかし、場所1週間後に巡業始まり、帰ってきたら、あっという間に秋場所。人気復活は、ファンとしても嬉しいですが、お相撲さんも大変ですね^_^


「いつだってやめられる 7人の危険な教授たち」

2018-07-22 10:26:22 | 日記
ヒューマントラストシネマ有楽町 「Viva イタリア!」で上映中の「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」観てきました。
以前観た「10人の怒れる教授たち」の前の作品。3部作の1本目。大学をクビになったピエトロが合法ドラッグ製造に手を染めるようになった経緯が描かれています。

ピエトロ 神経生物学者でしたが、あえなくクビ。再就職目指しますが、上手くいかない。生活費にも事欠く始末。ある時、借金を返さない教え子の後を追っていくと、ドラッグに興じる若者たちに出会います。
「この手があるじゃないか」
知識がある自分なら、もっと純度の高い合法ドラッグが作れる。早速、同じように大学を追われた仲間たちを集めます。
「7人の危ない教授たち」
集合! ドラッグを売るのですが、閉所恐怖症の人間がトイレに閉じこもって売るのでパニック起こしたり、このあたりギャグも満載! 大儲けして、生活も一変するのですが、そう良いことばかりは続かない。マフィアに目をつけられ、ピエトロの恋人ジュリアが誘拐されてしまう。マフィアから「 大量のブツと交換」と脅されたピエトロ。仕方なく 原料を求めて ドラッグストアへ盗みに入ります。そして•••

ドラッグストアの場面は面白かった。全体的にも、結構笑いました。ただ、私としては、2作目の方が面白かったので、3部作のラストも、期待高まります。