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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ラストは緊迫感たっぷりアカデミー賞外国語映画賞「セールスマン」

2017-06-27 11:02:44 | 日記
アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「セールスマン」です。イランの映画。監督は、アスガー・ファルハディ。私、この監督の作品「ある過去の行方」観ました。
さて、冒頭 エマッドとラナ この若い夫婦が住んでいたマンションが倒壊するシーンから始まります。この夫婦 夫は学校の先生。2人は、小さな劇団で役者もしています。今、「セールスマンの死」の稽古中。劇団の仲間が、新居を斡旋してくれました。早速引っ越し。が、前の住人だった女の荷物が置きっ放しで一部屋を占拠。何度連絡しても、引き取ってくれません。これまた、なにやら不穏なムード。
そんなある日、稽古を終え、一足先に帰ってきた妻 玄関のベルが鳴ったので、夫だと思い開けてしまいます。が、見知らぬ男が闖入してきて、乱暴されてしまいます。犯人を突き止めようとする夫 一日も早く忘れようとする妻 2人の気持ちは、噛み合わなくなっていきます。徐々に徐々に壊れていく2人。学校では人気教師だったエマッドも、生徒たちの信頼を失いかけます。ついに、夫が執念で犯人を見つけます。そこからの緊迫感は、半端ない。さらに、全てが終わってからのラストシーン。これまた、余韻を残した見事なものでした。