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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー」

2017-06-12 10:49:17 | 日記
1本の映画を作るためには、監督 主演スターを支える多くの人がいる。当たり前のことですが、今更ながら、そういうことを思い知らされた映画でした。「ハロルドとリリアン ハリウッド•ラブストーリー」です。
ヒッチコックの「鳥」マイク・ニコルズの「卒業」ロバート・ワイズの「ウエスト・サイド物語」 タイトル聞いただけで、色々な名シーンが頭に浮かんできますが、そのシーンを創ったのがハロルド・マイケルソンという絵コンテ作家。この人の絵コンテ見ると、「鳥」の人間が逃げ惑うシーン 「卒業」のミセス・ロビンソンが誘惑するシーンなどなどが描かれています。これを基に、監督が撮影するとは知りませんでした。
一方、奥さんのリリアンは、リサーチャー。映画のあらゆることを調べます。その仕事っぷりは、業界では有名。コッポラ スピルバーグなどの名だたる監督たちが、彼女のリサーチ力を評価しています。
映画は、2人のハリウッドでの足跡をたどっていきます。その証言者は、前出のF・F・コッポラ メル・ブルックス ダニー・デヴィートら。誰もが、彼らの能力の素晴らしさを証言します。が、そんな彼らも、何度か解雇の憂き目にあったこともあります。「夢の業界」は、厳しい「生存社会」でもあるようです。