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プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

前川裕「嗤う被告人」

2025-05-31 10:14:20 | 日記

前川裕さんの

「嗤う被告人」です。

あの「紀州のドン•ファン」事件をモチーフにした作品。

あの事件起きたのは、2018年。

もう7年も前なのですね。

そして、逮捕された若妻は、一審無罪判決だったんだ。

この本読む前に、ちょっとおさらいしてみました。

老資産家•野島耕三が殺された。

起訴されたのは、結婚したばかりの55歳年下の妻•坂井由起。

彼女の弁護を担当することになったのは、

新人弁護士の森本里奈。

接見を重ねるが、この被告人、心境を素直に明かさない。

彼女が、時折話す、事件解決の為のヒント。

意味深な嗤いを浮かべ、弁護士を翻弄する由起。

ようやく辿り着いた真実は•••

実際の事件でも、同じような事があったのかしら

と、思わず想像逞しく、読んでしまう作品でした。

 

 


上野広小路亭「松鯉•鯉昇二人会」

2025-05-30 11:17:30 | 日記

昨夜は、上野広小路亭へ。

初めて行きました。

「松鯉•鯉昇二人会」

今回が2回目。

1回目は、都合が悪くて行けなかったのですが、

両ベテランが、ガッチリ四つに組む会。

楽しみにしていました。

トイレに行っていたので、前座さんは聴けず。

荒木又右衛門奉書試合 松鯉

へっつい幽霊 鯉昇

仲入り

馬のす 鯉昇

柳田格之進 松鯉

というプログラムでした。

柳生家と荒木又右衛門の関係

というのは、この講談で、初めて知りました。

「真剣白刃取り」を伝えたのだそう。

国宝の後に登場した鯉昇師

落語界の国宝•雲助師が、大学の先輩という事で

師の周囲の人たちが

「次の国宝は鯉昇に」と、役所へ嘆願書を

往復ハガキで送っている というギャグは可笑しい。

「柳田格之進」

「武士に二言はない」

と、萬屋に乗り込む格之進。

このあたりの迫力は、やはり講談が上でした。


「談春塾」

2025-05-29 10:38:59 | 日記

昨年の「四十周年落語会」に続き

今年から、同じ有楽町朝日ホールで

四十一年目を迎えた立川談春師が始めたのが

「談春塾」

今回が、先月に続き2回目

行くと、次回以降のチラシが配られていて

演目が書いてあった。

師によると

「売り上げがイマイチだったので、ネタ出しをした」

とのこと。

談春師にしてそうか。

厳しいものだ。

厳しいと言えば、今、弟子入りする若者が減っているそう。

コロナ禍以降、そういう傾向が続いているのだそう。

落語界を取り巻く状況も厳しくなっているのでしょうか。

さて、今回の演目。

「禁酒番屋」「猫久」 仲入り 「明烏」

前半は、さながら五代目小さんトリビュート。

「猫久」などという、さして面白くない落語を

見事に演じてみせた目白 

さすがに「名人」でした。

「明烏」

ラスト

「お前なに食べてるんだ?」

「甘納豆」

「説明しなきゃ分からないものなんか食うんじゃない」

というクスグリは、受けた。

 


永野芽郁「かくかくしかじか」

2025-05-28 11:28:44 | 日記

永野芽郁主演「かくかくしかじか」

観てきました。

スキャンダル余波で、不入りという記事も

出ていましたが、私が観た平日マチネは、

大入りとまではいかないですが、普通の入りでした。

東村アキコ先生の自伝的作品が原作。

昭和のスパルタ教師•日高

宮崎でのんびりと育った高校生•アキコ。

二人の接点は「画」だけ。

それでも二人の間に見られる信頼関係 師弟関係

素敵でした。

一歩間違えれば、ただのパワハラ教師の日高

その憎めない部分を見せてくれた大泉洋

亡くなった後に、教え子たちが集まるのも分かる。

そして、なにより、アキコを演じた永野芽郁。

原作者が激賞するのも分かるほど

「アキコ」でした。

こういう役演じると、ホントに上手い。

起こしてしまったスキャンダルは

悔やんでも始まりませんが

この才能は、埋もれさせるのは惜しい。


「国技館にて」

2025-05-27 11:08:52 | 日記

土曜日に話を戻します。

国技館での出来事。

私の席は通路際から4つ目でした。

席へ向かうと、通路際の席の前

結構大きな荷物が、デーンと、鎮座ましましている^_^

邪魔だな

と思い、どんな奴が座っているんだ

と見ていたら、席に着いたのは、人の良さそうな

お爺さん。

文句は言えない^_^

私とお爺さんの間に入ったのは

男女二人連れ。

20代後半から30代前半くらいかな?

相撲は、あまり詳しくない様子で

話を聞いてると面白い。

「あのエプロンみたいのして、お相撲さん上がってくるじゃん」

幕内土俵入りのことです^_^

そんな二人連れでしたが

結び前、男性の言った一言に、私感動しました。

土俵に上がっていたのは琴櫻。

「この人も、大変だよね。昨日なんか負けちゃったら

優勝決まっちゃうし、横綱も決まっちゃう。緊張するよね」

なんと優しい!

私だったら、負けた琴櫻に、罵詈雑言をぶつけるところ^_^

今の若者、優しいです。