前川裕さんの
「嗤う被告人」です。
あの「紀州のドン•ファン」事件をモチーフにした作品。
あの事件起きたのは、2018年。
もう7年も前なのですね。
そして、逮捕された若妻は、一審無罪判決だったんだ。
この本読む前に、ちょっとおさらいしてみました。
老資産家•野島耕三が殺された。
起訴されたのは、結婚したばかりの55歳年下の妻•坂井由起。
彼女の弁護を担当することになったのは、
新人弁護士の森本里奈。
接見を重ねるが、この被告人、心境を素直に明かさない。
彼女が、時折話す、事件解決の為のヒント。
意味深な嗤いを浮かべ、弁護士を翻弄する由起。
ようやく辿り着いた真実は•••
実際の事件でも、同じような事があったのかしら
と、思わず想像逞しく、読んでしまう作品でした。