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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

アステア万歳!「イースター•パレード」

2017-06-22 10:41:21 | 日記
F•アステア J•ガーランド主演のイースター•パレード。渋谷の名画座「シネマヴェーラ渋谷」で観てきました。うん、やっぱりアステアは素晴らしい。これが素直な感想。お話としては他愛もないものなんですが、とても楽しい。ミュージカルの素晴らしさを満喫させてくれる作品です。
アステア演じるドンは、ブロードウェイのダンサー。自分が育てあげたナディーン(アン•ミラー)というダンサーとコンビを組んで踊っています。そこそこ売れているようですが、超一流とは言えない。今日はイースター。ドン ナディーンにプレゼントを買って会いにいきます。このプレゼント選びが、また面白い。ミュージカルの魅力たっぷり。さて、ナディーン ドンの顔を見るや、パートナー解消を告げます。ソロでやっていくというのです。ドンは、彼女をパートナーであり恋人と思っていたのですが、どうやら独りよがりだったよう。彼女が愛していたのは、ドンの無二の親友ジョニー(ピーター•ローフォード) 頭に来たドン 彼女程度のダンサーなら、いつでも育てられると、街のバーで踊っていたハンナ(ジュディ•ガーランド)をスカウト。ところが、このハンナ 躍らせてみると、右と左の区別がつかない。幼い頃、母親に左利きを矯正されてから分からなくなったということ。普段踊るときは、ガーター付けて判断しているという。このエピソードは笑えた。さて、ドンは、こんなハンナを一流ダンサーに育てられるでしょうか?
ハンナのドンを一途に慕う女心 意外と女の気持ちに鈍感なドン ナディーンと付き合いながら、ハンナにも思いを寄せる色男ジョニー。そしてダンサーとしてのドンの意地。このあたりが、実に上手く描かれています。なにより、アステアの見事なダンス。特に劇場シーンでドンとハンナが踊る「名士2人」という踊りは素晴らしい。私、思わずスクリーンに向かって拍手してしまいました。