巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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一日一詩

2017-09-24 19:52:37 | 
一年間経過したか正確にはわからないのですが、今月末をもって【一日一詩】終了します。
かなりストイックな日々でした。26時更新なんて日もあったかと思います。
来月からは時間に縛られることなく、『ホンモノ』と自信を持って世に出せるもののみリリースします。
『詩』って本来そういうものだと思いますし。
もうこれ以上深入りしたらヤバいってそういうヤツですね。

いつの日も、素晴らしいものを素晴らしいと認識できる自分でありたい。




この世に咲く悪の花

2017-09-24 13:36:16 | 
壊れかけの友情
溢れ出す不満は人を蝕む
許されぬ裏切り
いつかバチが当たるんだ

君が思うほど
僕は義理堅くなくて
海を自由に泳ぐ
どこに流れ着くかも知らずに

少しずつ嫌な人間になっていくんだ
僕は心にウソなどつかない
君はこの世にヘドを吐きまくるけど
僕はまだこの世界を信じたい

あるものはある、ないものはない

クロスしよう、チェンジしよう

あるものはない、ないものはある

僕が目指しているもの
君が忌み嫌うもの
具体的に言ってごらんよ
僕が君の捌け口になるよ
空っぽになるまで吐き出せばいい

許し、許されて
僕は一個の人間であり続ける

僕にとって大切なもの
君にとってクズなもの
すべて捨て去って
君に土下座してもいい

君の人生は胃潰瘍
痛みを我慢するか切除するか
腫瘍が君を飲み込むまであと僅か
刺すように躰が痛むよ、グサリとね

時間がない、時間がない
焦れば焦るほど時間がない

僕と君の出来すぎた未来は交差しない
壊れるために生まれた関係
ならばこの辺で手を打とうか
最底辺の世界で偽善を転がすんだ

この指と〜まれ!

2017-09-23 21:48:10 | 
ありたい自分から避けてる
自分の心に嘘をついてるね
天秤にかけてるのは何なのさ
そんなに重いのかい?

もう逃げられないところまで
とことん自分を追い詰めて
行き場がないことを知るがいい

僕の人生に凝縮された四年間
今の僕をつくった数々のシーン
過去に嘘はつけないよね
未来にも嘘をつきたくないよね

歴史とはなんだ
礼儀とはなんだ
感謝とはなんだ
青春とはなんだ

黄金期が目前にあるというのに
今なら君も輪の中に入れるよ
後悔したくないなら、この指とまれ
みんなであの七色の虹を渡るんだ

若かりしあの日の感動が甦る
みんな涙なんか通り過ぎた笑顔で
誰一人一睡もせず朝を迎えたあの日
僕達は歴史を確かに変えた

あんな日がいつかまた訪れるのかい
遅れてきた青春
ちょっとこっぱずかしいけど
笑われてもいい、もう一度賭けてみたい
あいつらの人生も道連れに

さらば友よ、と笑って別れた

2017-09-22 23:51:28 | 
今日が晴れの日だとしたら
明日はまた晴れるだろうか
子供達の視線を浴びて
答えに窮する僕がいる

僕は何もかも内緒にしたふりで
何にも気付かずにいたのが事実
この浅はかな僕の目を覚ましてくれた
友に乾杯、約20年ぶりの出会いだね

いつか恩返ししたい
それまで20年の歳月が流れた
君がいたから今の僕がある
本当にそう思うんた
今君に会えた僕は何をすればいい?

愛など無関係な世界で
僕達は衰えさえも知らずに
来るべき未来に怯えることなく
君の存在を認知してきた

隠すほどの秘密もなくて
僕らはいつか一緒になった
何の為
誰の為
僕らは生きていくんだろう

人生は続いてゆく
まだ同世代の誰かが頑張る限り
何が僕を引っ張るか知らずに
今日を生き抜くんだ
君も僕も
笑いながら
人生の結末を描こう

20年前の忘れ形見

2017-09-21 03:10:43 | 
夢幻泡影
瞑っているだけで
目に映るものは幻ですか
雲霧消散
黙っているだけで
消し去るのは霧ですか

あなたはすべて幻で解決しようとする
あなたはすべて霧で隠蔽しようとする

さらば友よ
また会おうと言ったね
何の根拠もありゃしない
適当な離合集散でいいよ
すれ違っても気付かないような将来
ブランクの長さなんて覚悟してるさ

偶然を必然と思えるほど
運命を信じられないんだ

腐っても僕の人生
負けちゃいないつもりだよ
良くも悪くも風見鶏
巡り巡ったチャンスはモノにしてきた

立ち向かえ、真っ向勝負
ど真ん中に150km/hストレート
真芯で捕らえられても
諦めがつくじゃない

20年放置してきたスイッチを
押すときが遂に来たようだね

あの頃の忘れ形見
僕はまだ生きています
きっと明日も、明後日も、きっと