巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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他の誰でもないあなた

2017-09-27 01:00:08 | 
今日の最後に降り注ぐ
優しい星の涙
抱くように支えていたね
あなたの声が聞こえる
背中越しに私を呼び寄せるように

ずっと前だけを見つめて
もうこれ以上はないけど
あなたを包む笑顔の輪は
奇形児を穏やかに見守る
だって人間は誰も違うから

大人になった私は
夢に出てくるように
自然に微笑んでほしい
あなたが生きる世界で
違う1億個と向き合って

微かな光が放つ
12色のフレアー
混ざりながら、溶け合いながら
雪崩のように崩れ落ちる
その瞬間に腕を取って

押し合ったあの日はショータイム
ステージで叫ぶのは慣れてない
巨大なステゴザウルスくらい
私が軽く手懐けてしまうよ
放っておいて、気にしないで

一度きりの感情なのかも
私が放つあなたが好きな匂い
溶け落ちる臈纈が固まって
練り上げられた媚薬よ
今しかない、私は切羽詰まってるの

あなたを愛するほどに
その先が欲しくなる
目先のことなどいいから
永遠を映し出して

そこに未来の二人の姿があったら乾杯