巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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放っておけない奴

2017-09-12 23:34:02 | 
アパートの薄汚れた天井
タバコ吸いだ、無理はない
もう二度と、もう二度と
アイツのことは相手にしない

崩れ落ちたドラマが
アイツの運命を示唆する
矯正するにも程がある
その能力をスポイルするなよ

もう二度と、もう二度と
ココへは帰ってくるな

浮遊者のたかり場
いるだけ無駄だと気付いたら
僕の存在など無視して
思い切り飛び跳ねるんだ

いい加減気付いたらどうだ
脳ミソなら若い奴より柔軟
もう二度と壊さないって誓うから
何処にも泳がせないって違うから

どこまで足を伸ばせば
君が見つかるのかなあ
鈍い奴、駄目な奴
僕の眼差しを見よ
尖ってるんだ、刀剣のように

どこまで行ってもウソみたい
あは、あは、何か勘違いしてるね

その肝臓は腐ってるんだ
好きなだけアルコール注入して
奇抜なアイデア出してさ
そんなんで僕の力と言えるのかい

明日になったら忘れるよ
今日のうちにメモしとけ

気付いたかい、時限爆弾
僕の本気を今宵少し出した

まだまだ君の出番はこの先
待ち続けるのは損か得か?
ズバリ教えてほしいんだろう
答えなんて自分で創るもんだ

三日月を頂点から頂点まで歩く
平行棒なんかより遥かに高難度
小心者、人生なんてクソ喰らえ
誰もがレベルを決められるんだ

君がニュートラルにギアチェンジする
僕は内緒でMaxに引き上げるんだ
まだまだアンタにはポテンシャルがある
適当な人生を歩むのは罪、罪、大罪

アンタの人生には干渉させてもらう
それが僕の生まれてきた価値だから

ミッションコンプリートはまだ遥か

僕が僕である理由

2017-09-12 01:36:37 | 
この心の昂り
どう落としまいをつけようか
燃え盛る熱き日の記憶
20年に亘る空白期間

若い彼らにとって僕は
何者なんだろうか?
部外者が声を荒げる
組織は反応するんだ
それは生き物だから

いろいろ理由を捻り出すけど
僕達は一日一日不要になって
見知らぬオトナの尊大な顔
厚顔無恥な生命体に出番はない

自分が幅を利かせていると
単純に思っていた世界が
長い月日を経て離れていく
離れていることに気付く
それは惨めなことでも何でもなく
僕の人生の大切なカケラなんだ

僕は20年経った今も変わらぬ僕で
このどうしようもなさを
愛おしく思ったりする
沸き立つ遣る瀬無い思い
僕を必要とする世界が
またきっと姿を現わす

僕は蠢く生命の扱いを
かのレジェンドに託す
特別な存在は僕を見捨てない
僕がかつて僕であった理由は
自分自身で探し出すしかない

一瞬の閃光
煌めいて、間もなく消えた
僕が積み上げてきた一分一秒を
もう一度見つめ直したい

それが今を生きる僕のちっぽけなプライド