廻る螺旋階段

ようやく君と会えるのかな？

今日はふたりの記念日なんだ
ふたり初めてこの世で会った
君が丸っきり忘れたてしても
その事実は全然揺らがないね

昔から待ち合わせの場所など
ふたり近過ぎず、遠過ぎずに
互いの心の距離で決めてたね
距離感を測っては埋めていく

星のカケラを探しに行こうよ
もう一度賭ける勇気があれば
届け物がたまっているかもね
そろそろ片付けていかなきゃ

大ニュースにも得意の塩対応
格別の反応は期待してないよ
多少気に障ることがあっても
ポーカーフェイスを貫くんだ

いつも変わらない、動じない
季節の変化もまるで感じない
そんな流れは時とリンクする
時間の粒が併走してるのかな

少しずつ積み上げてきた信頼
きっとまだ知らぬ誰かの為に
なんの保証もない不安の塊さ
ほんの少し、もう少し自信を

これから新たな時代をつくる！
君達にそんな気概があるなら
有り余るくらいが丁度いいね
僕はもう気分は君の応援団さ

世代交代の時期は意外と早い
まだ身体も心も動くけれどね
蝉の生涯のように青春は短い
食い潰した滓は抗いも忘れる

星空に作った白い螺旋階段
またひとり、ふたりと
卒業していくよ

そして未来へと歩み出すんだ