巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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生きることに真剣なのさ

2017-09-24 23:59:25 | 
秋だね
夕陽の沈んだ空は
不気味なほど澄んでいて
暗く透明な世界を描く

人生、なんて気軽に口にするけど
僕は全身全霊をかけて今を生きる
周囲の常識は僕には当てはまらない
僕は自分に厳しくありたい、いつの時も

何もできない自分が歯痒くて
日々変わりゆく世界の行方を
見て見ぬ振りをする間に
僕の魂はどんどん衰えて
5倍の年月が経ったよ

今の目一杯なんて
何の役にも立たない
衰えた骸の搾りかす
僕がいる、生きる価値はどこへ

既成概念をぶち壊したい
世の中に蔓延る
「まあ、大丈夫だろう」
という安穏とした空気を
ブラックに一変させてしまえ

一人目はこの僕だ
処分、いや処刑しよう
この世を軽んじた咎
身に覚えがあるだろう

僕達が生きてる
生かされているこの世界
甘くみたら奈落の底に僕が落とす
誰よりも生きることに本気なんだ

どれだけの傷を負って
ここまで来たと思ってるんだ
もう消費するばかりの人生
新たな何かを生み出すことは
ヘタレな青二才の頃より
数倍難しくなってるんだ

先行く一秒一秒が逆境
乗り越えるだけでなく
交わすことを覚えろよ
それがオトナになるということ
アンタはいつか僕にそう言ったね

そんなオトナになりたくないね
魅力的じゃないんだ
一分一秒延命する人生
計算高さと浅はかさは同義

人生という幾多の瞬間と衝突を重ね
人は何を得るというんだ
「思い出」じゃない?
そんな緩い言葉で片付けるなら
オマエの人生はそこまでだね

血肉を湧き上がらせ
すべてを出し尽くせ
絶対なんてあり得ないけど
死力を尽くせ
幸せになりたいなら

いつの間にか夜が深まって
疎らになった人影を数えて
すばしこくかっぱらうように
僕はこの世を制覇する

そうさ、僕はこの世界の番人

一日一詩

2017-09-24 19:52:37 | 
一年間経過したか正確にはわからないのですが、今月末をもって【一日一詩】終了します。
かなりストイックな日々でした。26時更新なんて日もあったかと思います。
来月からは時間に縛られることなく、『ホンモノ』と自信を持って世に出せるもののみリリースします。
『詩』って本来そういうものだと思いますし。
もうこれ以上深入りしたらヤバいってそういうヤツですね。

いつの日も、素晴らしいものを素晴らしいと認識できる自分でありたい。




この世に咲く悪の花

2017-09-24 13:36:16 | 
壊れかけの友情
溢れ出す不満は人を蝕む
許されぬ裏切り
いつかバチが当たるんだ

君が思うほど
僕は義理堅くなくて
海を自由に泳ぐ
どこに流れ着くかも知らずに

少しずつ嫌な人間になっていくんだ
僕は心にウソなどつかない
君はこの世にヘドを吐きまくるけど
僕はまだこの世界を信じたい

あるものはある、ないものはない

クロスしよう、チェンジしよう

あるものはない、ないものはある

僕が目指しているもの
君が忌み嫌うもの
具体的に言ってごらんよ
僕が君の捌け口になるよ
空っぽになるまで吐き出せばいい

許し、許されて
僕は一個の人間であり続ける

僕にとって大切なもの
君にとってクズなもの
すべて捨て去って
君に土下座してもいい

君の人生は胃潰瘍
痛みを我慢するか切除するか
腫瘍が君を飲み込むまであと僅か
刺すように躰が痛むよ、グサリとね

時間がない、時間がない
焦れば焦るほど時間がない

僕と君の出来すぎた未来は交差しない
壊れるために生まれた関係
ならばこの辺で手を打とうか
最底辺の世界で偽善を転がすんだ