ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

ドローンを取り巻く環境は・・・日々悪化中

2015-05-22 09:00:00 | ドローン
最近になっても・・・依然としてドローン(マルチコプタ)を
取り巻く環境は厳しく、毎日の様に何処かのテレビ局が取り上げている。

先日は、湘南マラソンの撮影中にドローンを墜落させ、スタッフに怪我を
負わせた50代の男が、違法無線局使用で書類送検された。

各報道によると・・・ドローンを使ってマラソンの様子を空撮した際に、
5.8GHz帯の電波を使用する画像伝送用の送信機を取り付けたとして、
空撮会社「フライトエディット」(東京都武蔵村山市)と、同社の男性役員
(51)を書類送検した・・・とある。

また報道では・・・無免許では使用できない周波数帯の電波の送信機を
取り付けたとして、神奈川県警大磯署は20日、電波法違反(不法開設)の
疑いで摘発したとの事。 
電波法を所管する総務省によると、ドローンを無線局の不法開設場所とした
摘発は全国で初めて・・・との報道だった。

しかし・・・そもそも、5.8GHz帯の画像伝送機器で、空中で業務使用できる
免許など、本当にあるのだろうか?

弊社の認識では、5.8GHzの無線機器を空中で使用した場合には、国の無線設備に
影響を与える可能性があるので業務用としては基本的に使用出来ない・・・との
見解だが、このことは、もう一度少し調べてみる必要があろうと考えるが、果たして
本当のところは如何なのか?後日調査結果を投稿したい。

それとは別に、一部のマニアの間では、『アマチュア無線』の実験局を取得して
使用している実態がある様だが、それらの免許は『アマチュアの通信実験』に
使用するため発行されている無線免許で、業務にも使用できるなどと言う事は
間違っても無いので、安易な使用には注意が必要だろう。

『アマチュア無線』は・・・あくまでもアマチュア用であって、勝手な解釈で
業務転用など出来ないという事を認識すべきだと思う。


また昨日は、各地で問題行動を度々引き起こした、神奈川のドローン少年が
遂に逮捕されるなど、国側の対応も一段と厳しさを増している。

当然・・・その事は、我々空撮業者への影響も計りきれないものがあり、
避けては通れない問題だと考えるし、事実撮影計画自体がスムーズに進まなく
なっている現状がある。

ドローン(マルチコプタ)を心無い輩が、勝手な解釈で使用した挙句に引き起こした
様々な問題行動によって、日々真面目にその事に取り組んでいる、全てのドローン
運用者にとっては、非常に頭の痛い問題である。

そのことを鑑み・・・先日、無人ヘリテレ推進協議会として、弊社が作成した
文書を国の担当部署へ『要望書』として提出した。

また、国からも実際にアクションがあった。

現在・・・国は『ドローン』の規制を行う一環として、運用ルールを策定中
との事。

我々が提出した『要望書』が、実効性のあるルール作りに寄与出来る事を
願って止まない。




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