Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

水煙をあげる楕円球

2011年06月11日 | Weblog
本日、豪雨の中
高校ラグビー関東大会を
観にいった。
 
この間の競馬のG1レースも豪雨のなかで
「こんなに降ってもやるの!?」
だったが
今日も そんな感じ。
 
屋根がない観客席を覚悟して
ビニールのレインコートに
はっきりいって長靴。
(それも、娘のお古で、最近、外の
洗濯やガーデニングにつかっているPinkのダサいもの)
子育て中につかっていた登山用のリュックサックが登場すると
私の「なにがなんでも絶対に行かねばならぬ」本気モードである。
 
****
 
対戦相手は、全国大会出場校の有名校。
勝てるとはおもっていないが
勝てるものなら、勝ってみたい相手。
 
アップのときから、対照的である。
雨の中、気合をいれて体を動かす我が校。
体を冷やすまいとしてか?
柔軟から、雄叫びまで全部、テントの中の相手校。
屋根の中に満員電車みたいにひしめきあっている。
私には、どちらがよいのか?わからない。
私は、ビデオカメラをもっていたから
屋根のあるセンターラインに陣取っていた。
左右に両方がよく見えた。
 
さて、試合のほうは、競馬だったら「馬場 不良」とでるのだろう・・・。
驟雨の中、熱戦が繰り広げられた。
 
この11年間、私は、息子のスポーツの試合を観戦してきた。
サッカーのクラブチーム県大会のときが蒸し暑い雨だった。
あの観戦もつらかったな・・・。
その日、勝利を納めたときにきていた縁起のいいシャツを
今日も着てみた。
いろんなジンクスをかついでみた。
 
キッカーである息子の右足に衆目があつまる瞬間。
私は祈った。
あんなに水煙をあげたラグビーボールは
初めてだ。
今日の芝生での試合は、水上でプレーをしているみたいだった。
キックは決まったものもあった。
しかしながら、ゴールを得なかったキックもあった。
手に汗と雨雫を握って
私は見つめていた。
彼のキックは、思いっきり!というタイプではない。
いつもなら、この距離は楽々なのに
ポールの手前で、ボトン!と音が聞こえるくらい
重々しく落ちた。
落ちたゆえに、彼を見続けてきた私には
彼のコントロールや力が、調子がいいときは
とても正確であるのが、今日はよく わかった。
 
わが子だけをみていたのではない。
文字通り、体をはっての競技。
チーム全体に声援を送り
相手校のすばらしい動きにも見とれ
できるだけ、カメラに納め・・・。
と、なかなか忙しい。
 
なんと、うちがリードしていた。
そして、最後の10数分で、1トライとられ
敗北した。
 
単純にくやしかった。
相手が格上だろうが、有名校だろうが
勝てる可能性があったのだから
それを逃がしたのがくやしかった。
 
昂奮と感動をくれた両校に感謝と拍手。
そして、次へとつなげてほしい。
たぶん、くたくたの選手たち。
集中の糸がきれるかもしれない。
引き上げる息子の顔は蒼白で
険しいとみた。
 
面倒くさいことがきらいで
こだわらないことが身上な末っ子だが
勝利への執着は、もっていてほしいな。
とおもう。
そうそう、「有言実行」も彼の身上で
いつも、いわゆる「ビックマウス」だよね。
 
明日が楽しみ。楽しみ。
 
 
 
 

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