Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

祝儀・不祝儀

2008年09月13日 | Weblog
母が、
「私は、家族葬でいい」という。

私の実家は、父が家業と仏壇を
継いだので、なにかとお付き合いが
多い家だった。
冠婚葬祭は、全部、父母が、仕切ったような
ものだった。

最近は、家族だけで、こじんまりする
お葬式も多い。

私は、母にいった。
「死んでから、人に集ってもらっても
自分は、わからないし、楽しくないから
『生前葬』したら、どう?」

即座に、怒られた!

しかし、私は、自分の葬式に誰がきてくれるのか?
わからないから、気になって死ねないかもしれない。
(冗談ですよ!)

だから、生前葬というのは、
明るく、楽しく、にぎやかなことが好きな人には
いいことじゃないか?と思う。

私の祖母は、喜寿のお祝いを親戚一堂で
温泉にいってしてもらった。
その翌年、亡くなった。
親たちは
「祝い負けした」といって、悔やむようなことを
いったものだ。
だから、私は、親たちの長寿のお祝いを派手に
したことがない。
気持ちばかりの、プレゼントをしただけである。

でも、考えようによっては、祖母には、とても
よかったと思い始めた。

祖母の子ども達、孫たちは、温泉に集ったのだ。

父は、喜寿のお祝いに一年、足りなかった。
ああ、残念だった。

15日は敬老の日。
母と姑にプレゼントを贈って、
お礼の電話がきた。
例年は、子供の名前でしているのだが、
今年は忙しくて、子供の貯金から集金できなかったので
私がした。
今年のプレゼントは、えらく好評だった。

母たちのうれしそうな声を聞いて
お祝いできるときは、ささやかでも、しておくものだと
思った。
「目出度い」という言葉だけでも
愛でたい!