Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

惜別の朝

2008年03月30日 | Weblog
昨日、山の上の公園で
一息ついていたら、
珍しく、身内から携帯に電話がかかってきた。

私を可愛がってくれた伯母と知り合いのおばさん、
相次いでの訃報だった。

2月に会いにいけばよかった、
と、後悔した。

さて、私は、今、とても疲れている。
帰省して、葬儀にでなくてもよく、
とにかく、別になにもしなくても
誰もなにもいわないのに、
また、疲れている。

もやもやした気持ちを抱え、朝食をとっていた。
伯母の死を受け入れないまま、
すごすとどうなるだろう?
お通夜やお葬式というのは、残された人に
けじめをつける。
しかし、遠方に住む私は、けじめをつけないまま、
亡くなった親戚と決別していない経験がある。

ーどうしたらいいだろう?

思いついたままにしたことは、般若心経の写経。
そして、手紙。
それを、明日 午前中、出棺の伯母のもとに
届けてほしい。
その一念で、車をとばし、隣の区の中央郵便局にいくと
速達でも午後だという。
では、宅急便は!?
その近辺のコンビニを数軒さがし、やっと
午前中、つきそうなところを探して、注意書きに
「故人への手紙。午前中の出棺までにお願います!」と書いた。
お店の人は、赤で線をひいてくれた。

気がつくと、「ここはどこ?」状態だった。
とにかく、車の流れるまま走り、なんとか、帰宅した。

ネットを楽しみ、その恩恵を享受している私だが、
最後に伯母に届けるものは、自筆でないとダメなので、
とにかく、ひたすら、走った。
間に合わないと、本当にお間抜けである。

でも、どうしても間に合わなかったら、納骨のときでも
法事の時に燃やしてくれていい。

喪主の従兄弟に、言うべきかどうか、迷っている。
取り込んでいるときに好意の押し付けは、申し訳ない。

文箱を出すことから始まって、久しぶりに墨をすったし
朝からがんばってしまった。
写経をしているときは、一心だったが、途中から、
忍耐のいることだった。

外は、花くもり。
優しくて明るい伯母は逝ってしまった。
また、私に「○○しなさいよ」といってくれる人が
いなくなった。