Travel for Fishing and Music

徒然なるままの雑記集+

今年は喪中

2004-10-06 19:15:21 | 釣り
出張中なので勢い音楽ネタをもう一つ。

今年の自分は喪中。
大好きな、というか心の師匠と思っていたギタープレイヤーが死んでしまったからだ。

Robert Quine。
ちゃんと発音するとロバート・キュイン。自分の中では某雑誌の影響もあり、
ロバート・クワインなのですが。

もう語り尽くせない程の感慨がありすぎて、
どうにもならないのだけど、とにかく彼のプレーが好きで好きで…。

ルー・リードの「Live in Italy」最高です。
リチャード・ヘルの「Blank Generation」もちろん必聴でした。
でもでも、自分の中ではマシュー・スイートの「Girl Friend」の演奏が極めつけです。
友人曰く「痒いところに手が届く」リフはもうたくさん真似しましたよ。
ハーフチョーキングからダーーン!(なんのこっちゃ)が脊髄をくすぐります。
オブリ(ガート)の神様というのが自分の評なんですが、何気ないリフとバッキングが
とにかく、とにかく最高なわけです。

ずっとヴェルベットアンダーグランドの強烈なファン(後にVUライブ海賊盤で有名な「Quine's Tape」というのがあります)で、弁護士やってたのに35歳でNYに来て当時のパンクシーンの中でデヴューとか、
面白い経歴の人だけど、ルックスがちょーイケてる(ご存知の方はいるかもしれないけど:笑)し、
本当惜しい人を亡くしてしまった…。

好きなギタープレイヤーは他にもたくさんいるけど、
クワインさんはちょっと別格で、キースさんにもジミヘンさんにも、ジミペジさんにも他の誰にも
感じられなかった感覚を聴かせてくれる人だったのです。

本当、もう演奏を聴けないなんて寂しいけど、
仕方ありませんね。
とにかく合掌。
もし機会があれば、いまの若い人にも聴いて欲しいプレーです。
余計なオヤジのおせっかいだけども…。

我が青春?

2004-10-06 18:51:25 | 釣り
今年のフジロックにThe Roosterzのオリジナルメンバーで1回だけの再結成。
フジロックはその利便性の悪さ(こういう事言う奴はWoodstockなんて行けないよね)と
チケの高さが災いして行けるイベントではないのだけど、先の再結成はちょっと興味あった。

まぁ業界的にはもちろん大江慎也なんだと思うけど、日本のロックで自分に響く数少ない
バンドではあったので、大江には興味の無い自分も、まぁ興味が湧いてしまった。
で、イベントも終り「どうだったのかなぁ?」と思っていろいろとネッ子ちゃんしまして
(我が家ではネットし続けることをこう呼ぶ)、「おぉ、大江やばいくらいデブ!?」と
思ったのだけど、自分もそれなりになってきたのでちょい反省(笑)。
で、マニアな編集盤とか出ているんだなぁ…。トリビュートもあるのか。

The Roosterz、実は初期よりも後期が好き。
大江よりも花田で、それよりも下山っていう「初期派」からするとやっぱ邪道。
でもね、初期の黒っぽい初期ストーンズな感じも嫌いじゃないのだけど、
下山が入ってからの花田との切磋琢磨、いやお互い譲らぬエゴのぶつかり合いの中に
チラチラ見える融合が好きだったんだな。
花田の骨太なんだけど、おセンチなロックに下山の轟音残響系メロがかぶるとねぇ、
「いいよのぉ~(カモちゃん風に)」。

昔レコード会社でバイトしていた時に泉谷しげると話す機会があったんだけど、
The Roosterz解散直後の下山が泉谷のバンドにいて、「あいつは面白いけど神経質!」
と言ってたのを思い出す。
その後下山がどうなっているのか?良く知らなかったんだけど、ちゃんとがんばっていて
安心した(笑)。
ちょっと不安定なキャラだったから心配だったのだけど。

あー後期の爆音ライブやっぱもう一度体験してみたいな。
あれほどデカイ音でやる人達って自分のリアルタイムでは皆無だったし、
何より当時国内音楽の音作りってどうしょうもないのばっかだったから。
ちょっとした青春でした…。