材料フェチなんだろう

仕事柄、金属及び軽金属・レアメタルについては勉強している。
勉強しているから何だ、ということもないのだけども、
まぁいろいろな場面で素材についてすごく気になる性質だと自分でも思う。

本業ははったり技術者なので、はったりをかますには「商品」よりも深く、
その商品の成り立ちを知らなければ、お客と喧嘩も出来ないので仕方ない。

軽金属の世界はいろいろだが、日本においては実は実用されている種類は
ものすごく少ない。
価格が高いというのが一番の理由だけども、実は日本人ってすごいな、と
思うけど、安易に軽い素材に頼らないでもいい工夫とかをものすごくしている。
それでも駄目なら使うけど、それならもっといい素材を考えてみよう、となる。

有名な話だけど、これからの航空機の40～50％近くは「新素材」といわれる
素材で作られるようになる。
熱の問題も随分とクリアされてきているし、耐久性も実証された。
いわゆる「軽金属」の時代は緩やかに終わりに向っていくだろう。
相手は元を辿れば「炭」なのだから、勝ち目はないだろうな。
もっとも適材適所でそれらの素材が存分に機能を発揮することは求められるけど。

自転車を買おうとショップを訪ねたら、いまの主流は完全にアルミだそうだ。
アルミのフレームに乗った経験が無い自分としては、興味があるのだが、
実際に購入しようと目論むものは「鉄」だったりするから、実に面白い。
ただ残念なのは、自分の欲しい車種は「鉄」は鉄でもハイテン仕様なんだそうだ。
クロモリのあの乗り心地しか記憶にない時代遅れに判るだろうか？

でも高級車は皆、「炭」なんだって聞いて驚きを隠せないこの頃だ。

備えあればだ

娘がインフルエンザに罹った。
まだアレルギー反応があるので、ワクチンは出来なかったので結果罹ったようだ。
それにしても小さな身体であるからして、猛烈に苦しそうだったな。
とうちゃん、替われるものなら替わりたかったですよ。

で、自分は移らなかったのかと言えば、奥さんと二人ワクチンを受けていた。
子供が出来ないから親だけでもというわけで、釣り仲間の先生に甘えて受けた次第。
だからなのかどうか判明しないのだけど、おそらく娘から菌は頂戴したのだろう。
だけども、風邪の症状に近い熱・鼻・喉という具合に今もやられている。
しかし、自分の風邪のパターンは必ず絶対「下痢」なので、このパターンは
インフルエンザの威力縮小版（ワクチンのおかげで）なのかもしれない。
これだけでもつらいのに、インフルエンザになろうものなら…。
結構恐ろしい。

無駄に思えるかも知れないが、ワクチンはこういう効果もある。
備えていれば良いことあるわけだよ。

で、インフルエンザについてちょいと調べてみると、
やはり鳥インフルエンザが気になりますな。
どうなるのかなぁ？
自然に於ける人口抑制プログラムが働いているのではないだろうか。
そんな気もするこわ～いウィルスです。
本当怖い。

誰のためなのか

最近ウェブや新聞を賑わす「やらせ」、「捏造」だけども、
本質的な部分で、これらは「広告」に似ていないだろうか。

いまの時代に広告を100％信じる人はいないんじゃないかと思うけど、
それも一概には言えまい。
何せ広告ってのは、市場経済の世界では「自由」であるわけで、
基本的には何を言うのも自由。お金さえ払っていただければねって世界だと思う。
それを信じるのも100％自由ですからね。

そんでも人は広告を見て、商品を購入し、喜び、時にだまされる。
それでも広告は広告だから、商売をしているところが悪かったかもしれないが、
広告には何も罪がないようになってしまう。
何度もいうが、お金さえ払っているからだ。

「捏造」番組は独立した会社法人で放送していた。
会社法人は収入が無ければ、放送なんて出来ない。
じゃ収入を得なきゃ、仕事になんないじゃん。
ってそんな小学生が考える社会の仕組みがそこにはある。
金を得るためには工夫も、苦労も必要なんだな。
そういう意味では「捏造」だって苦労しただろうに…。

こういうことは誰を攻めることが出来るのか、その後の経過を見ても
よく判らない。
メディアは責任ないもんね～といつも調子だからそれはそれで良いが、
（あ～別に良い訳じゃなくて、この辺は諦めに近い）
当事者は嫌になるよね。
納豆は普通に売っていて一安心だけどもさ。

こんな事は繰り返す。
普通に繰り返すと思う。
だって変わらない人間が作って、変わらない人間がテレビを見ているんだもの。
求められれば、提供したくなるのが資本主義ですからね。
誰も騙されたと思わないことが大きなニュースになってしまう。
得をしようとした奴はまた別のことを考えているだろうにね。
エンドレスサイクルですな。