Travel for Fishing and Music

徒然なるままの雑記集+

まだ辛抱か

2008-01-28 21:34:40 | 釣り
昨晩は子供も早く寝たので、1時間限定で庭に。
せこせこ作ったフライを試しに。休み時間にリストだけで練習した
キャスティングを実践するために。
ちなみにこの晩の温度、3℃だけど、体感は0℃というところでしょう。
さみー!!

で、少し気合の入ったジャコ系ホワイト、ゴースト系で反応皆無。
少しサイズを落としてゴースト系でも反応無し。
際が結構波で洗われているので、判らんかったけど水が思ったより澄んでいる。
サイズはそのままに、チャート、ゴーストを捨て、シュリンプっぽい
オレンジに替えるとすぐさま反応が出る。
型は小さいが、やる気のある2匹をゲト。

しかし、まだ魚は入っていないな。
水温はそこそこだと思うけど、季節は冬の真っ最中なのか。
例年ならバチもはじまるのだけど・・・。


Hawaiiの旅(10) 

2008-01-23 13:02:19 | 
魚はとりあえず見えた。
思ったよりも風も吹いていない。
・・・チャンスはあとどれ位あるのか?
チャンスにちゃんとフライは落とせるのだろうか?
いろいろな考えが過り始め、またフラットを歩き始めた。

ここのロケーションは正直な話、空港から飛行機が離陸する空路の真下にある。
最初はそのエンジン音におののいていたが、学生時代には毎日戦闘機の離陸や、
タッチ&ゴーの騒音を経験していたので、すぐに慣れる。
判る人もいるかもしれないけど、ジェット燃料の燃える匂いっていいんだよな。

フラットに舞い降りる鳥たちも、ここに住む魚たちも特に飛行機の騒音は
気にしているようではなく、人間と同じように住めば都ということか。
スプーキーな性格で知られるボーンだって、気にせずエサを漁っているしね。


次のチャンスは20分後くらいに来た。
一度Larsが見失った2匹のボーンがいきなり近くまで寄ってきたようだ。
「そこ!5mだ!セット!」
とりあえず竿を立てた瞬間、魚がこっちに来るのが見える!
「3m!そこだ」
とにかくその状況で出来る最大限のことは、魚の居る方向にフライを投げ入れる
ことだけで、3mがどうのとか、そんなのコントロール出来ていない。

運よく魚の面前1m程にフライは落ち、着底したのも見えた。
「まだ。・・・まだ。・・・ゆっくり一回だけストリップして」
魚の向きが確実にフライに向いた!!
シイラなら確実にロックオンしている。
次のストリップをしようとした時、魚はフライまで30cm位まで来ていた。
「もらった!!!」と心の中で叫ぶ。本当に心臓がバクバクしている。
次のストリップはまだか!

・・・次の瞬間、魚と目が合った気がした。
咄嗟を返すように、2次元に反転し一気にリーフエッヂへ走る魚。
「スクープ!!」Larsはこの時だけ叫ぶように言った。
・・・
・・・
・・・
オイ、いまの何だ?フライを銜えていなかったかい??
手に持つロッドにはテンションも無く、ラインも走っていない。
「ありえん!いまの状況でもスクープされんのかよ!!」
半分くらいまだ状況が理解出来ず、立ち尽くす。立ち尽くす。
隣にLarsがいなければ、30分は立ち尽くしていたかも(これは嘘)。

これがボーンなのか。
だからボーンなのか。
悔しさは無く、すぐにラインを回収しフライをチェックし直した。
「さぁ、すぐ次にいこう。」
Larsは本当に素早く次の魚を探し始めた。
自分も自然にそれに着いていった。

-つづく-



Hawaiiの旅(9)

2008-01-21 22:44:15 | 
自分ではシーカヤックは所有していないが、
昔知り合いに随分乗せてもらったことがあり、カヤックを漕ぐのは
まぁ慣れている。
カヌーやカヤックの類いはとにかく正しい櫓の漕ぎ方が出来ないと
とても疲れる代物だけど、力を抜いて漕ぐコツ(理想的なフォーム)
を覚えると、いとも簡単に船は進んでくれる。
力を入れるとただの筋トレになるので、とにかく力を入れずに
斜め切りを心がける事。二人乗りならときどきサボってもいいだろう。

朝8時の状態では、風は無風に近く、水面は所謂べた凪だ。
これなら自分にも魚が見えるかな?と偏光を掛けて水面を凝視する。
水底は良く見える。おまけにここのサンドは光を反射するという
真っ白ではなく褐色ついている。

おっと沖では何かがもやっている。
「あれは何のライズだろう?」と聞くと、
Larsは「タイガーフィッシュの一種だ」と教えてくれる。
タイガーフィッシュって何だかしらんのだけどね。

沖の島というよりサンドバーみたいな小さな島を後に、
南側に広がるフラットを歩き出す。

ラインシステムは日本で組んだ弱気なシステムは却下され、
ロコ・システムに全て変更された。
リーダーに50lbナイロン:1m、ティペットにフロロの5号(Gシーガー!)
が2ヒロ結ばれた。フライはサイトの場合は#4のタンベースのチャーリー。
ティンセルの向きにひたすら気を使い直すLarsが少しおかしかったが、
それは結構センシティブな状況を意味していた。

「万全を尽くせば、後悔はしないからね」
なかなか言うね。即同意。

魚っ気は非常に感じる朝一のフラット。
遠目に鳥が行ったり来たりしているが、これは関係ないだろう。
だって、ボーンはベイトフィッシュを追っているわけじゃないもんね。

一発目のテイルは自分が見つけた。
「テイルだ!」
「結構デカイ奴だ。10lb位はあるよ」
「そんなの掛けるとどうなるんだい?」
「楽しくなるだけだよ!でも、滅多にランド出来るサイズじゃないよ」
そんなの掛かってくれるだろうか・・・。

歩く事10分程、その間一度も竿を振っていなかったが、
ソフトコーラルの房が見える辺りでLarsが止まった。
「1時の方向、12mだ。ラインを静かに出して」
既にラインバスケットには10m程ラインは出ていたが、すぐに3ヒロ程
ラインを出す。
「見えるかい?あと8m。7m。・・・キャストを始めて!」
この緊張、たまりませんが、まだ自分には魚が見えていない。
まだこちらに寄るかもしれないと見て、5m程のラインでフォルスを始めた
瞬間、凝視すると見えた!あれっ?ボラには見えないな!
なんて、間抜けな初対面の感想を持った自分が悲しい。

フォルスは2往復に差し掛かる瞬間!
「スクープ!!!」
・・・
・・・
・・・
・・・
「魚がこっちに向いた瞬間にスクープされたよ」
自分には正直何が起こったのか??
「魚は見えたか?」
「少し見えたよ。魚体は結構見やすいな。沖縄のチヌより胴体も長いし、
それなりのスピードで遊泳しているから判ったよ」
「OK。魚が見えたなら、その瞬間にフライをセット(キャスト)してくれ。
今日の感じならイケると思うから・・・」
期待して良いのだろうか?
まだ半信半疑のままフラットを更に歩き続けた。


-つづくー



Hawaiiの旅(8)

2008-01-12 23:22:50 | 
「家族旅行」の大義をそれなりに果たし、旅の行程も3日目が終了した。

いよいよ明日が待ちこがれた「ボーンに会えるかもしれない日」。
夜もそこそこになり、部屋に帰ると予定通りガイドのLarsから伝言あり。
すぐに彼の携帯で連絡し、明日のピックアップ時間を確認し、
潮と風向きでどっちの方向に行くかだけ、確認した。
その日も彼はガイドをしていたらしいが、ノーバイトでノーフィッシュ。
自分も雰囲気だけでも仕方ないかな、と電話を切り一人思う。
そういう時は人の方がナーバスになるもんですな。

明けて当日。
快晴までいかないけども、良く晴れた日。
山の方から分厚いくもが迫るのは判っていたけども、
何とか午前中は風も持ちそうな予報。
勝負は午前の早い時間だ!そう自分に言い聞かせ、ベットから飛び起き、
顔、歯を磨いて家族が寝ている部屋をあとにする。
帰りは夕食の関係もあり、アラモアナで集合にしていたが、
携帯もないので、うまく落ち合えるだろうか・・・。

ホテルのコーヒーショップで一服し、Larsを待つ。
しかし、この早朝だという時間でも日本人観光客(団体さん)だけは律儀に
朝飯を早々と食べ、すでにスタンバイ状態で観光バスを待っていた。
もう少し日本人全体がルーズだと、自分も生き易い社会になるのでは
なかろうか、と怠け者日本人が独り思う・・・。

そんなことを考えている内にLarsがオンボロ(アメリカでの車はかく有るべし)
のカムリで登場。ルーフにはトレードマークのシットオンカヤックが・・・。

「おはよう。少し遅くなってごめん」とLarsが言うのと同時に、
「おはよう。そんなの気にしてないから、早くいこうぜ」って感じに
二人車に乗り、自己紹介は車を走らせながら済ませた。
途中お約束のセブンイレブンでBentoを仕入れ、速攻ポイントへ向う。

昨日は少し東よりのフラットに入ったけども、
結果は良くなかったとのこと。今日は一番実績のある場所に入るらしい。
海況も風もそんなに悪くないが、ただ水温だけ低く魚は見えるが非常に
タフコンであると知らされた。
その状況をリカバリーするにはどうすればいいか、と聞いたが、
「ブラインド中心でロングキャストが必要」との答えが・・・。
ここでLarsに自分のやっている釣りを説明する。
まず、フラットの釣りはボーンは初めてで、沖縄でチヌを少し。
殆ど成果は上がらないことを告げ、あとは日本の山岳地域を昔は
ヤマメを追っかけて縦断したこと等、あんまり自慢にならない履歴を
言っておいた。こうした方が彼のガイドもしやすいというか、
それなりにしてもらえると思ったから。

車内で思いのほか、話をする時間もあり、
彼がスウェーデンから来て、MBAを既に取得した学生であること、
自分がいまのアメリカ系企業で働く前に、スウェーデン系企業で働いていた
こと等を話、少し互いを知る機会となった。

意外と渋滞にはまり、空港手前のハーバーに到着し、
ここで準備し、沖のフラットまで500m程カヤック漕ぎとなった。
カヤックはどこでも気分がいいもんだが、何しろ場所が非常に面白い所
だったので、これから自分はどこにいくのだろうか?という思いを
持ちながらオールを漕いだ。

-つづく-






基本に立ち返って

2008-01-05 21:30:32 | 釣り
等と言う綺麗な戯言がとても似合わない年になってきたな・・・。

娘と公園で遊ぶことにし、最近振っていない6pcマルチの
源流スペシャル(かつて南会津~銀山で活躍)#3を公園で
キャスト練習してみる。

これが非常に気持ち良い。
力なく綺麗なループを幾らでも続けられる。
・・・渓に行きたくなってきたな。

熊本在住の渓オタ(失礼)の先輩に彼の川に今年は連れて行ってもらおうか。


Hawaiiの旅(7) 

2008-01-04 22:20:41 | 
ハナウマは3歳児の娘にとっては、とても楽しめる代物ではなかったが、
(シュノーケーリングマスクじゃ無理でしょう)我々夫婦にはそこそこ
楽しめるものとなった。
州の特定公園なもんで、あらゆる生物に触れることが禁じられている
(はっきり言うが、そんなの無理)ので、まず魚は非常に慣れている。
というか、スレているんだけども「餌付け」させられているわけではない
ので、人間が近づくことににはあまり警戒心を抱かないレベルで慣れている。

だが、これもハワイというかアメリカの観光ステーツはどこも過剰に
しかも、これみよがしで「意味あるのか判らん」ルールが多い。
自然を守るなんてものが、簡単に出来るならやっているよ!という輩は
周りにも多くいるが、アメリカの国立公園のあの過剰までにレンジャーを
置く気合は尊敬に値するが、時にそれはやり過ぎ感もあり、自分なんかは
狩りをするわけでもなく、バッグリミットぎりぎりの釣りをするわけでも
ないので、ライセンスの値段を含めて、一律にやりすぎる嫌いはあるわけで、
ここハワイの一観光ビーチに、過ぎた管理をしてもどうかなぁ、と
正直思うのであった。
ま、楽しめたのでそれ以上は何も言えませんけどね。

ハナウマからは、また山の下のショッピングセンターまで徒歩で帰りました。
久々の「タコベル」を賞味し、遠い放浪時代を思い出したのはご愛嬌・・・。
寄り道をしながら、ワイキキ市内へ帰りました。

この晩は目当ての店はお休みで、変わりに見つけた気の利いたイタリアンの店。
これが非常にアテンドが宜しく、味は平均点なれど店のスタッフに好感が持てる
良い店でした。ここは覚えておいてもいいかな。

3日目は、憧れのノースショアにドライブ(嘘。自分は波乗りじゃない)。
途中にドールの観光農園により、お約束のパインを食べ(あ、これはうまいよ)、
海が見えてきたら、「あっ、何となく興奮する景色」と思ったら、これが
北の海でした。雰囲気はあるなぁ。さすがに。

ショッピングモール(って雰囲気ゼロで最高)でコーヒーを仕入れて、
会社の元波乗り同僚のために波乗り大会の写真を取り(波乗り大会って、期間中
何日もやらんのね)、また車を走らせて北部のエビ飯(本当そんな感じ)を
いただき、ロコの景色や雰囲気を味わったかなぁ・・・。

ここに来て書くのもなんだけども、ハワイ、英語、しゃべりませんね(笑)。
自分の英語力は以前から書いているように大したもんじゃないんですけど、
にしても、しゃべりならなすぎることに結構驚いています。
「そんなの常識!」というなかれ!
自分が始めて合衆国に足を踏み入れたのは、もう15年近くまえ。
前も後も右も左も判らん高卒野郎の経験した「えいご」の洗礼を思うと、
当たり前の話ですが、格差を感じますな。
でも、それがハワイの良いところなんでしょうね。
そう思いますよ、ワイキキ当たりを歩いている日本人を見るとね。

-つづく-




Hawaiiの旅(6)

2008-01-02 21:47:24 | 
機内では特に何事もなく過ぎて行く感じがしたが、
自分の担当のアテンドが印象悪く、何だかなぁ~でしたが、
娘も何とか持った感じがしたので、「こりゃいけるかなぁ~」と
内心ホッとしましたが、ワイキキ空港にランドして、年代物のトレーラーバス
に乗っておりたところで、娘がいきなり戻してびっくり。

機内で殆ど食べずに飲み物だけを飲んでいたのと、
緊張からか、戻してしまったのだけど、これも仕方のないこと。
3歳児に慣れてもらうには時間も掛かりますな。

イミグレも昔と様相が変わって、いきなり犯罪者扱いされているような
フィンガープリントと写真に驚いたけども、ご時世なんでしょうな。
係員は申し訳なさそうに処理(こちらが子供付きの家族だったので)して
無事入国。

ツアー手続き所を自分らはレンタカーなのでスルーし、
レンタカー屋で手続きを開始。
昔(もう15年も前だけど)よりも保険が上がりましたなぁ。
ツアーのレンタカー代の倍近い保険料(含む雑費)を支払い
(これがツアー中で一番高い支払いだった)、車はレギュラーから
ミディアムにしといたからね!と頼んでいないこともしてくれて、
無事ダッジの中型車(日本でいう3ナンバークラスだ)に荷物と人を
乗せ、いざ出発。

久々のインターステーツに少し緊張したが、
そこはハワイの道なので、楽勝でまずはホテルのクロークに
荷物を預けに行く。そこからまずは奥さんのリクエストがあり、
ロコ・スワップミートに出掛けるが、これがまったく場所が判らん!
ここに来て思ったのだけど、アメリカや多くのヨーロッパがそうである
ように、通りの名前をちゃんと覚えないといけんのだなぁ・・・。
普段から飼い慣されたようにトヨタ・レンタカーのカーナビと同等の
性能のナビなんかアメリカにはないし、まして自分で調べて行くアナログ
ドライバーにはとにかく方向と通りの名前、そして交差する通りとの
関係を東西南北でちゃんと判らないといかんのだということを、
その場になって思い出した。

初心に還り、通りの名前と南北(この場合)の交差する通りを
思い出し、無事目的地到着。
到着と同時にスワップミートもおしまいな感じが漂っており・・・(泣)
その後はあまり面白くないファクトリーセールを見て初日が終了。
家族思いの一日を何となく過ごしました。

二日目はレンタカーをフル活用して(結果レンタカーいらなかった)、
ハナウマ・ベイへ行く事に。
ここは奥さんリクエストで、娘がディズニー/ピクサー作品の
「Finding Nimo」がお気に入りで実物の魚が簡単に見れる州立の特定公園
とのことで、駐車場が非常に混み合うので朝一でいく予定だったけども、
お約束通り寝坊して、昼近くになり現地の駐車場に出向くが、これがまた
お約束通り満車で入れません。

奥さんと相談して、近くのショッピングセンターでお茶して、
その駐車場から歩いてハナウマに行く事に決定した。
現地の人は「5から10分くらい」と言ったらしいが、これは奥さんが聞いた
ので良く判らなかったが、車で走った感じでは、どう少なくみても20分から
30分は掛かる距離だった。

奥さんが娘をおんぶして、自分が荷物を背負う格好で山の頂上となる
ハナウマ・ベイの入り口まで歩く。
確かにこの距離を歩くのはしんどいが、何となく途中でダイアモンドヘッドを
遠くに見たり、近くのクレーターを眺めたりで、これも良い経験かも、
と思い歩いてハナウマの入り口まで来ると係員がいないではないか!
そう、我々がエッコラヤッコラしている間に駐車場は空いてしまったのだ。
・・・アホクサ

まぁ、トレッキングをしたと思えばそれまでなんですが、
帰りも当然歩いて帰る訳で・・・。
まぁ、旅の醍醐味としましょうか。

-つづく-