Travel for Fishing and Music

徒然なるままの雑記集+

久々の訃報

2008-03-12 23:17:18 | 訃報
う~む上田現。
47歳。若過ぎますな。

何度かここにも書いていますが、
過去にレコード関連の会社でアルバイトをしていた時に
レピッシュの1stのプロモーションとかを手伝う機会があり、
そん時にちょっと気触れていた自分は、レピッシュの1stの
プロデューサーがTodd Rungrenであることに大変な興味と、羨望を抱いたものです。

メンバーの待ち時間に
「トッド先生はどんなすごいのか」とか、「天才トッドとは?」とかを
夢中になって聞きましたが、期待した答えは無く、
「あん?あんないい加減なおっちゃんいないぞぉぉぉぉ」と返され、
トッドが魔法使いでスーパースターと信じていた幼気な若者は、
当時飲めもしない酒を飲んで泣きました(嘘)。

そんでも、当時は意識してませんでしたが、
上田さんの言葉を記憶してます。

「いい加減なセッティングで、アンプの使い方もしらんのかな?と
 思ったけども、それは日本だと無茶なんだけど、あっちじゃまぁ、
 イカれた音として最高の評価に値する音がバンバン出て来たで。」

ちなみにマイクのセッティングがまたメチャクチャで、
何度もメンバーと揉めたと聞きましたが、それは結果的にどうなったかは
教えてもらえませんでした。

何度か聞いたアルバム「カラクリハウス」では、
そういうところがあまり聞こえなかったように記憶してますが、
マスタリングは誰がやったのか、日本の河川のように自然のままの蛇行した
流れをまっすぐに直された人工的な感じに聞こえた覚えがあります。

ライブには2回程行きましたか。
ごめんなさい。正直印象は薄いです。

でも、時は経ち、巷で騒がれる曲を聞いて以来、
独特な世界観がすきになっていたかなぁ。
自分のセンスではありえんのだけど、無い物を欲するのは人間の性で、
「センス」だけが理解出来る、そんな感じで聞いていましたし、
その感想はいまでも変わらない。
でも、こういう感覚、自分にもあったらなぁ、という
昔憶えた感覚が、まだ自分の中に生きていたというのが嬉しかったなぁ。

貴重な感覚の人がいなくなったかもしれません。
合掌。