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タイトルに反して結局熟成したものを買う小心者です。

OpenVPNのルーティング設定

2013-06-06 23:50:44 | 日記
OpenVPNでVPNを作ってからVPNサーバとの通信はできるように
なったもののその先のLAN上のPCに接続できなかったため、
VPNサーバをルータとして橋渡しできるように設定しました。
ルーティングの概念がわかっていないとちょっと難しいです。

ネットワーク構成

(1)VPNクライアント
192.168.10.2
|
(インターネット)
|
(2)VPNサーバ
192.168.10.1(VPN側)
192.168.0.1(LAN側)
|
(家庭内LAN)
(3)ブロードバンドルーター
192.168.0.254
|
(4)サーバ
192.168.0.100


(1)VPNクライアント
 大前提としてVPNクライアントとVPNサーバが通信できる状態であることです。

 route add 192.168.0.0 mask 255.255.255.0 192.168.10.1

 192.168.0のセグメント宛の通信を192.168.10.1へ投げる。


(2)VPNサーバ
 ①レジストリでIPフォワードを有効にする。
  HKEY_LOCAL_MACHINE のSYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
  IPEnableRouter
  を1にする。

 ②route add 192.168.10.0 mask 255.255.255.0 192.168.10.1
  192.168.10.0宛の通信を192.168.10.1へ投げる。


(3)ルーター(192.168.0.254)
 ①ルーターのルーティングテーブルに追加する。
  192.168.10.0/255.255.255.0宛の通信を192.168.0.1に投げる。


(4)LAN上のサーバ
 ①デフォルトゲートウェイをルーター(192.168.0.254)に設定する。

 ②ファイアウォール設定で利用するサービスの許可セグメントを変更する。
  スコープの設定で自ネットワークから、
  192.168.0.0および、192.168.10.0からの通信を受け付けるようにする。

以上でなんとか通信ができました。
VPNサーバにリモートデスクトップでログインする事である程度なんでも
出来たのですが今回の設定で直接内部のサーバにアクセスできたため、
ネットワークドライブや、DLNAなどいろいろ活用の幅が広がりそうです。


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