新しいもの好きのブログ

タイトルに反して結局熟成したものを買う小心者です。

すべてはラストレムナントのために

2012-01-22 18:00:53 | 日記
ラストレムナントPC版が安く手に入ったので動画再生専用だった
リビングPCを強化することにしました。

ラストレムナントのベンチマークアプリで90くらい出ると快適、
60出れば問題ないだろうと思いそれが満たせるスペックを検討する。
これまでCore2 duo E4300(1.8GHz)、Geforce8600GS(ファンレス)
だったのでベンチマークは20くらいが限度でした。

当時最低ラインで満たせるグラフィックボードがGTX260でした。
これならそこそこ動いてしかも安い。
今なら中古で5,000円くらいで手に入ります。
そしてCPU、Core2Duoの3GHz前後が欲しい。
E7500、E7600、E8400辺りが良さそう。
この中でE7500が中古5,000円であったのでこれにしました。
二つあわせて1万円です。

ZOTAC ZT-X26E3KM-FSPです。リファレンスモデルより短いとか。
それでもケースに干渉したのでHDDを移設しました。


端子類です。
HDMIポートがあるので変換アダプタで出っ張る事もありません。


Geforce8600GSと比較。やっぱり大きい。


早速組み立てましたが、ファンが数秒回って停止、そして
再びファンが回ってまた止まる。これの繰り返しになりました。
電源は450Wで少し不足しているのではないかと思いました。
あまり検証せずに電源のパワー不足と思って翌日電源を買いに行く。
(実はBIOSが古くて新しいCPUに対応していなかった事が判明。
 BIOSアップデートで改善されました。)


<電源選び>
昔はワット数だけ見て買っていたが今は非常に複雑になっていた。

以下、気にする点
ワット数(500W ~ 750W、1000W以上のものもあり)
80PLUS認証(ブロンズとか、ゴールドとか)
コンデンサの種類(液体、固体、海外、国産、85度、105度とか)
ヒートシンク(エポキシとか、ガラスとか、紙とか)
12V系統(1系統、2系統、4系統とか)
12Vの最大電流値とか
ケーブルがプラグ型とか
ファンサイズ、回転数、ノイズとか
保証期間とか。

多分CPUとグラフィックボードの消費電力が増えてきたせいだと
思いますがかなり気にする部分が多くなってます。
今回購入したGTX260は12VのPCIExpress用ケーブルが6+6ピンの2本、
もしくは8ピン1本が必要です。
これは150W供給できるそうです。12Vなので12.5Aです。
多分しないと思うけど、GTX260を2枚でSLI組むと電流も倍になります。
25A必要です。
更に余裕を見て35A程度供給できる電源が欲しいです。
これを基準に選定を始めました。

これまで450Wを使っていたのでステップアップとして600W台に
的を絞ります。
そして最低でも80PLUS認定のもの。
できればCPUとグラフィックボードへの電流は分けたいので
12V2系統のものと考えていました。
結果、以下の4製品が候補にあがりました。

(1)安くても12V2系統30AのGORI-MAX2か、
(2)2系統38AのEA-650-GREENか、
(3)80PLUSシルバーの割りに安いKTOP-700A-Sか、
(4)国産105度コンデンサ使用のKRPW-J2-650W/85+か。

価格も4,000円~8,000円までピンキリ。
どれかを選ぶと何かを失う価格帯です。

思い切って予算を10,000円まで拡大して考え直す。
するといろんな選択肢が出てきますので少し欲張って
80PLUSゴールド認定製品に絞ってみる。
80PLUSが取得できるほど電源回路が安定しているなら
妥協せず作っており、なおかつ耐久性も高いのでないかと
考えました。
結果は、以下の二択になりました。

(5)HECのCOUGAR GX 600
(6)サイズの超力2プラグイン SPCR2-650P

GX600は12V4系統、固体コンデンサな点が魅力的ですが
本体の奥行きが18cmあるのがネックです。
今のケースはHTPC用の特殊なケース(HT-1000)であまり
長い電源だとBDドライブと干渉します。
さらに電源のプラグインケーブルのコネクタが邪魔になります。

超力2プラグインは奥行き16cmなので余裕があります。
PCI Express電源は8(6+2)ピン*2本しかないため、旧GTX260の
ように8ピン+6ピンを使うグラフィックボードを2枚利用する
事ができません。多分使うことはないですがちょっと気になります。
でもGX600は大きいので結果的に影響の少ない超力2を選ぶ事に
なりました。
しかしいざ店舗に行くと通販価格より1,000円高かったのです。

途中で立ち寄った店でPOWER KINGDOM 600W(ATX-0360(P))が
ワゴンセールになっていたのを発見しました。
これもサイズの80PLUSゴールド認定のものです。
奥行き16cm、PCI Express電源も4つあるので余裕があります。
コンデンサは国産105度品なので文句なしです。
12V1系統なのが気になりますがあまり神経質になるところでは
ないと思いこれにしました。
なんといってもGX600や超力2より2,000円も安かったし。

ATX-0360(P)概観。13.5cmのファン搭載。14cm互換らしい。


コネクタ部分。青いのがPCI express用、4つ使えるのが良い。


取り付け図。配線の雑さはご愛嬌。


電源とドライブの干渉具合。16cmでこれなので18cmはきつい。


ラストレムナントベンチマークの結果は
1920*1080で「72」でした。
ゲームをした感じでは非常にスムーズでした。
すべてのエフェクトを最大にすると20フレームくらいに落ちる
感じです。
中間くらいでもそれほど差を感じないので問題ないです。

それからBlu-rayの再生も余裕でした。
再生ソフトはPowerDVD 10です。
ハードウェア再生支援を有効にするとCPU使用率は10%から
20%程度です。

電源は思わぬ出費でしたが勉強になりました。
ただでさえ消費電力の大きいグラフィックボードを使うのだから
電源効率の良い電源に交換したのは良かったと思います。

加湿器がややこしすぎる

2012-01-12 21:33:13 | 日記
加湿器は大きく分類すると3種類の方式があります。
(1)水を加熱して蒸発した水蒸気で湿度を上げるスチーム式
(2)超音波で水を粒子化して散布する超音波式
(3)スポンジ等に浸した水に風を当てて気化し、湿度を上げる気化式

一番原始的で自然なのが(1)です。
しかし蒸気を出すためにずっと湯を沸かすようなものなので電気代が高くなります。
その対策として出たのが(2)や(3)です。
(2)は電気こそほとんど使わないですが水道水に含まれる菌やミネラル
などが一緒に散布されるため、別の健康被害を起こす可能性があります。
対策品として銀イオンで除菌するものもありますが、どこまで有効か不明です。
出来れば水以外は放出しない方が良いです。
(3)も電気は使わないですが常温で気化させるため、かなりの風量が必要で
ファンの音が大きくなります。また、放置するとスポンジに菌がたまりこれも
衛生的に不安が残ります。フィルタ交換の費用や手間も発生します。
健康被害のリスクを負った上、電気代の代わりにフィルタ代がいるのでは本末転倒です。

ここ数年は(1)(2)を組み合わせたもの、(1)(3)を組み合わせたものが
登場しています。ハイブリッド式です。
どちらも出てくる空気が冷たくなるため、それを補うためにヒーターを付けた
ものになります。
常に蒸発させるスチーム式よりは安上がりで除菌効果も見込めます。
ただし各種フィルタが必要な点と、騒音や性能に心配な点が残ります。
(1)(2)は低価格商品、海外メーカーが多く、(1)(3)は国産家電メーカーに多いです。
(2)が過去に事件を起こしているので国内メーカーは出さないのでしょう。

その後、何を思ったのか2011年になってハイブリッドをやめて(3)のみで
発売した家電メーカーがありました。
風量を増やして欠点だった湿度が上がるまでの時間を短縮したものです。
気化式のため、空気が冷たくなる問題はそのままですが凄く省電力です。

そんなわけでハイブリッドがトレンドとなっていたところに気化式が復活したり
いまだにスチーム式にこだわるところがあったり非常にややこしい状況です。
おかげで選定に苦労しました。

巡り巡って結局寒い季節に乾燥した空気を潤す目的なら蒸気が一番、
つまりストーブとやかんの組み合わせが最適かつシンプルだと思い至りました。
とは言っても今更ストーブと灯油を用意するのも大変なのでスチーム式加湿器に
しました。

海外製は本当に加熱するだけなので電気代が異常です。
国内メーカーは省エネ対策をしているみたいなので国内で探します。
しかし大抵はハイブリッド式です。
スチーム式で探すと象印と三菱に絞られました。

後は好みです。
いかにも電気ポッドな象印か、ま四角な三菱か。
検討の結果、見た目と制御機能の良さで三菱を選択しました。
「SHE-35HD」です。


なお、三菱のはスチーム式ですが除菌効果を高めるため、フィルタが付いています。
1年間の使い捨てなのでちょっと手間は発生しますが妥協しました。
フィルタは2枚で1000円なのでとりあえず1セット購入しておけば付属と合わせて
4年間は使えます。
気化式と違って冷たい空気は出ないしファンの騒音もない、超音波式と違って
カルキが飛び散ったり菌も飛ばない。そしてスチーム式なら熱消毒されるので
安心です。電気代よりも快適性で選びました。
ちなみに象印製も見た目を除けば評判は良いようです。
あちらは魔法瓶のようなものでフィルタ要らず、水を注いで電源入れるだけの
超お手軽装置です。
魅力的ですがおしゃれな部屋(笑)を目指しているため、見た目がダメでした。

今回は加湿方式だけで書きましたが他にも注意すべきポイントがあります。
加湿量、容量です。
部屋のサイズに合わせて加湿器を選ぶ必要があります。木造6畳で最低350ml/hです。
容量については大きいほど給水の手間が省けます。私の選定基準は8時間です。
空気清浄機兼用の加湿器も検討しましたが容量が少なくて4、5時間毎に給水が
必要なため除外しました。

正直気にしすぎかも知れませんが仕組みを知った上で納得行く選択するのは
いい事だと思います。

以上です。