車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

ふらり~安芸の町歩き in 高知県安芸市土居

2020年07月10日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・高知県

安芸市の代表的景観と言えば、観光パンフレットですっかりお馴染みの「野良時計」

明治20年代、土居村の大地主『畠中源馬』は時計に興味を持ち、アメリカ製の八角掛時計を取り寄せます。そうして分解・組み立てを繰り返し、独学で全てのパーツを一人で作製し自作の時計を作りあげたといいます。時計は北側正面と東側・西側の三面にあり、作製当初は三面同時に動いていたと言われていますが、その後正面のみとなり、以後120年にわたって時を刻み続けてきました。

安芸平野のほぼ中央に位置し田園風景にたたずむ姿は安芸市の観光名所の一つとして知られ、1996年に「畠中家住宅」として、国登録有形文化財に指定されました。

野良時計の近くに市の無料駐車場があり、土居地区の町歩きはここからのスタート。目に入る景色は何所も美しく、この先の楽しさを予感させてくれます。

2007年11月、国土交通省の日本風景街道に登録された「伝統的建造物群保存地区指定:土居廓中(どいかちゅう)」。現在も昔のままの町並みが残り、竹やうばめ樫の生垣に囲まれた武家屋敷がひっそりと当時の風情を伝えています。

道路に面して屋敷を取り囲むように作られた生垣は、その歴史的景観を形成する重要な要素でもあり、特に土用竹の生垣は、土佐の国では、武家のみが許されていた様式でした。

廓中に唯一、一般公開されている「五藤家家臣・野村家住宅」は、現存している建物の中で最も古く、天保ごろ(1830)の建築と推定。 建物は切妻造・木造平屋建てで、主屋を中心に、江戸末期の武家住宅の形式が残されています。

安芸市指定史跡「安芸城」。江戸時代には土佐藩山内家:家老の五藤家が居住。城ではなく「安芸(安喜)土居」と称し、周囲には家臣団の武家屋敷が整えられ、現在の土居廓中の姿が整えられました。

土居廓中の一画に鎮座される「杉尾神社」。社格は旧郷社で、『神武天皇』を祭神とし、江川・横山・土居三村の氏神様とされます。

鳥居の脇から神域を守護されるのは、とても良い表情の土佐型の狛犬さん一対。予定外の場所で良い狛犬さんにめぐり合えたご亭主殿、大喜び。

歩き続けて土居公民館の前までやってきました。敷地には「童謡作曲家:弘田龍太郎氏」の「叱られて」の童謡曲碑が建立されています。「叱られて~あの子は町までお使いに~ ♪」・・・幼心にも切なく物悲しい歌だったと記憶しています。

そろそろ次の目的地に向うため、駐車場まで戻って来ました。よくみればここにも弘田龍太郎氏作曲の「鯉のぼり」の歌詞碑。「甍(いらか)の波と雲の波~ ♪」この歌も好きで良く口ずさんでいたな・・。懐かしすぎて、メロディが耳から、歌詞が口から離れません😅

訪問日:2013年3月19日&2018年6月17日


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