車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

おふさ観音 in 奈良県橿原市小房町

2023年05月08日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・奈良県

橿原市小房町にある高野山真言宗:別格本山「十無量山観音寺」。イングリッシュローズが咲き乱れる境内の様子から「花まんだらの寺」として知られています。

「慶安3年(1650年)4月、この辺りにあった鯉ヶ淵という池の中から白い亀に乗った観音菩薩が現れ、それを発見した付近に住む娘おふさが小さな堂を建立して比叡山延暦寺北谷にあった観音院の本尊・十一面観音を譲り受けて祀ったことが起源とされている。」Wikipediaより

春と秋、イングリッシュローズを中心に約2,300種類のバラが咲き誇る庭。花を用いて曼荼羅を境内に表現する・・・仏の世界には詳しくないので何がどうで曼荼羅となるのか分からないという罰当たりですが・・ごめんなさい。

境内の一画にバラに埋もれるようにいた亀さん、屋根の上にいた筈なのに、地上に降りたのはバラの香りに誘われたからですか?

バラの花独特の甘い香に包まれていると、ここがお寺の境内と言う事を忘れてしまいそうです。だから時折顔を見せる観音様のお姿に、ああ、そうだ、ここはお寺なんだと足を止め、そうして改めて手を合わせる二人。

ここにある薔薇は、副住職を中心に寺内の方々によって、1995年から少しずつ増やしていったもので、1種類1株を基本に、近年は特にイングリッシュローズを中心に丹精こめて育てられています。美しい薔薇の香に包まれる世界は、仏の曼荼羅にも通じるものとして多くの人に愛されているのだとか。

境内の一画に見つけた鳥居の奥、奉られているのはどのような神でしょう?華やかなバラの花に見守られる狛犬さんたちの表情も心なしか和らいで見えます。

自然界が生み出した美しい花は、神や仏に愛され、人の手を借りてより一層美しく変化し、神や仏の住まう場所を美しく華やかに彩り、人々の心を癒してくれるのです。

境内の奥にはお茶をいただける場所もあり、こんな風にしっとりした庭園を眺める事もできます。バラと言うとそれだけで「洋」をイメージしますが、実は意外とそうでもないのかも・・お寺や神社にとっても良く似合う梅も桜も、考えてみれば「バラ科」の植物ですよね。

参拝日:2006年11月8日

 


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2 コメント

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Unknown (まかろん)
2023-05-08 20:32:33
バラで曼荼羅。
地上の楽園、ということですね😊

この仏の気にみちた香気が
tibinekoさんに届きますように…🙏

また元気に隣国のこと怒ったり、
武家の子女のような気品あるご意見を
聞かせてください🌸
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まかろんさん (tibineko)
2023-05-09 16:47:26
ブログからのお付き合いで
こんなに誰かと深く親しくなれた事
今しみじみと感じ・・・
改めて出会えたことに感謝しています

前にも話したかもしれないですが
ブログは一週間くらい先まで予約投稿で毎日自動でUPされるし
今回のように枕もあがらぬ症状になっても
ブログが滞る事も無く
元気になったらまた書き溜めての繰り返しだったので
わりとその事に関しては平然としていられたのです

なのに今回は全く違いました
ネットの向こうで、きっと笑顔で話しかけてくれてる
まかろんさんとお話しできない事が
こんなにも寂しいなんて・・・

まかろんさんのコメントどんなに嬉しかった。
何度も「有難う」を言わせてください。
まだ完全復帰とは言えないですが
まかろんさんの物語の続き、”真っ先”に読めるように
頑張って食べて(これが一番の問題)(笑)元気になります。

心から感謝を込めて

主人が30分だけだからねと、時計を見ています(笑)
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