車泊で「ご当地マンホール」

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津島神社門前町~其の一 in 愛知県津島市

2018年08月03日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛知県

津島の町歩き、まずは津島市観光交流センター「まつりの館 津島屋」から。 登録文化財の建物は『復興式』と呼ばれる様式で、昭和4年に名古屋銀行として建築。その後「東海銀行津島支店」「津島信用金庫本店」を経て、津島市観光交流センターとして活躍しています

館内には「津島天王祭」の薪藁舟に使われる提灯の、原寸大の模型が飾られています。 提灯の灯りは、記念写真を撮る私たちの為に、係りの方がわざわざ点灯して下さったもの。本物の炎の揺らめきには及びませんが、それでも充分に美しい景色です。

では改めて門前町の町歩き、大正9年(1920)に開設された「津島神社」とは切っても切れない「天王川公園」の根元「車河戸」から。

津島天王祭の宵祭では薪藁舟が池の水面に幽玄の炎を映し、朝祭りでは車楽船が華麗な能人形の影を落として通り過ぎた水路。

公園中央の丸池は、かつて町の中を流れていた天王川の名残りとして知られ、津島天王祭の朝祭では鉾持がこの池を泳ぎ渡ります。

津島市津島市舟戸町、瑞泉寺の土塀の途中に見かけた「車屋の稚児門」。「津島天王祭」の稚児が祭りに出立する際に使われます。

津島市本町1丁目の一画にある「上切の井戸」。案内に【古書によれば、津島天王祭の船や屋台を連結するのに使用するわら縄を編む際の打ち水に使用したとの記録もある。】

門前町で見かけた道標「左 津島神社参宮道」

2017年に参拝した津島神社の元神宮寺、真言宗智山派「牛頭山・宝寿院(ほうじゅいん)」『薬師如来像』を本尊とします。「海東西新四国八十八ヶ所 62番」「尾西七福神 毘沙門天」札所。

寺伝によれば、弘仁9年(818)にこの地を訪れた空海が、蔓延する疫病に苦しむ人々のために「津島牛頭天王社」の隣に堂を設けて『薬師如来像』を奉って祈祷したものが始まりとされています。

津島市天王通3丁目、津島神社とは無縁ですが、津島市指定有形民俗文化財「円空作・木造彫刻千体仏」が収められている「地蔵堂」。該当する千体仏像は、旧暦地蔵盆の日にだけ開帳されるそうで、津島文化遺産のページに仔細と写真を添えて紹介されています。 

お堂の中に祀られていた木彫りの仏たち。円空さんの全作品を見たわけではないのでハッキリ違うとは言い切れないのですが、でもやっぱり別の場所に居られた地蔵様たちだろうと思います。

訪問日:2011年4月25日&2014年7月27日&2017年3月28日

 


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