車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

志賀直哉旧居&菊水楼&江戸三 in 奈良市

2023年04月15日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・奈良県

奈良市高畑町にある「志賀直哉旧居」。昭和3年(1928)に建てられた木造二階建・瓦葺の建物で、設計は氏自身の手と言われています。

大正14年(1925)に京都山科から奈良市幸町に引っ越してきた「志賀直哉」は、奈良公園に隣接し若草山の眺望も良い高畑に居宅を建設し、昭和13年(1938)から東京に移り住むまでの10年間を家族と共にこの家で過ごしました。

現在は「奈良文化女子短期大学セミナーハウス」として使われており、高畑サロンとして一般公開されている建物は、2000年に国の登録有形文化財として認定されています。

------------------------00----------------------

奈良市高畑町にある奈良の老舗料亭「菊水楼」。格式のある本瓦葺の薬医門は「圓成寺塔頭」の門で、元和元年(1615)~慶応3年(1867)の築とされています。

入母屋造、桟瓦葺の純和風木造3階建の本館は、明治34年(1901)に増築されたもので、正面に突出する入母屋造の玄関が特徴となっており、天井には菊水の彫刻が施されています。料理旅館として多くの賓客を迎えた建物は、2000年12月4日に表門・裏門・旧本館共に国指定登録有形文化財の指定を受けています。

------------------------00----------------------

奈良市高畑町、時折鹿も訪れる奈良公園の中に、創業明治40年の料理旅館「江戸三」が点在しています。点在と言う表現は不思議に聞こえるかもしれませんが、この「江戸三」は、数寄屋風の離れがそれぞれに独立しており、11室(11軒)のどれもが粋を凝らした造りとなっています。

まるで秘密の隠れ家のような離れで、日常を忘れて過すなんて、なんて贅沢な趣向でしょう。公園内という立地は、季節ごとの移ろいを目の当りに出来、たまに鹿と戯れたりも出来ます。

超がつく偏食家の私には、料理旅館ほど無用な存在は無いのですが(笑)、それでも大好きなご亭主殿と二人で過すのなら、こんな場所での贅沢な一時も悪くないかも(*^^*)

上品な和空間で、厳選旬食材を使用した会席料理・・本当に!フレーズは良いんですけどね ミ(ノ;_ _)ノ =3

奈良市内に残された歴史的建造物、文化財指定の建物も、そうでない物も含めて明日に続きます。

訪問日:2009年10月18日

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧帝国奈良博物館本館&旧奈... | トップ | 奈良市内の歴史的建物・エト... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まかろん)
2023-04-15 21:29:27
まあ、どれもなんて素敵なたたずまい。👏
心和みますね〜。

志賀直哉の居宅も良いですね〜。
ご自身の設計ですか。すごいですね。

料亭も良いですが、人が住まっていた建物は
ここに住んだらという空気を感じて和みました。

tibinekoさん、偏食家なのですか。
それは残念ですね〜。
でも旦那さまが大好きとはっきり仰るtibinekoさんは
清々しく、また可愛らしいです😊


先日コメントに書いたことをまた思い出しましたが、
やっぱり何かを愛する人は生き方が清々しいし、
心に愛がない者は、見苦しいように思います。

どれだけ小綺麗な理屈を口からだしていても、ね。
(あ、そういう私はどうなのでしょうね…😅)


奈良は良いところですね。
tibinekoさんの案内で見る奈良観光を、明日も楽しみにしています😊
返信する
Unknown (tibineko)
2023-04-16 00:16:30
古の奈良の都は・・
本当に美しくて素敵なんですよ。
町なかの至る所にさり気なく歴史があって
決して自己主張しないで、
振り向いてくれる人にはとびっきりの素敵を見せてくれます

山も川も森も池も鹿も・・
人の思想や思惑に惑わされない物は
純粋に美しく綺麗なのです
返信する

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・奈良県」カテゴリの最新記事