車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

鳥取砂丘 in 鳥取市福部町

2017年04月13日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・鳥取県

鳥取市の日本海海岸に広がる広大な砂礫地「鳥取砂丘」。静岡県の「中田島砂丘」、鹿児島県の「吹上浜砂丘」、千葉県の「九十九里浜」等と共に、日本三大砂丘の1つとして知られています。

眼前に広がるのは広大な砂の大地。見渡す限り、他には何もなく、ただ果てしなく広がる砂の海。

高さ約47mの砂丘列「馬の背」、知らない誰かの足跡がここまでおいでと手招きする。

足跡は次第に崩れる砂の川となって、貴方の居場所を私に教える。

馬の背から見たものは、空に憧れる若者たちの一団

打ち寄せる波は白く砕け、やがて碧い水底に還ってゆく

私は「砂のさざ波」に魅せられて、貴方を忘れてじっと立ち尽くす

立ちふさがる砂の壁、誘惑するオアシスのさざ波

立ち止まる私を見つけた貴方は、軽やかに砂の壁を下ってくる

砂丘に降った雨が湧き出して出来たささやかなオアシス。

夏になれば消えてしまう、砂の中の、ほんのささやかな水の海

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福部町岩戸~白兎まで、南北2.4 km・東西16 kmに広がる山陰海岸国立公園:特別保護地区「鳥取砂丘」。昭和30年(1955)に国天然記念物に、2007年に日本の地質百選に選定され、大山と共に鳥取県のシンボルとされています。

砂丘の入口近く、記念撮影に立ち寄る観光客を待つラクダさん。もうずっとずっと昔、何時だったか忘れてしまうほど遠い昔、一度だけその背中に乗って記念写真を撮った事がありました。

「鳥取砂丘ジオパークセンター」は、2010年の春に開設された、無料の学習施設。鳥取砂丘の自然や生い立ちなどのパネル展示に、実際に触れて体験するコーナーもあります。

中国山地から千代川によって日本海へ流された砂は、日本海の海底に堆積し、堆積した砂は沿岸流と波の働きによって岸へ打ち上げられ、打ち上げられた砂は風によって内陸へ運ばれます。そうして幾年も幾歳も、おおよそ14~15万年の長い年月の間に繰り返された自然が生んだ鳥取砂丘。

砂丘の砂粒を顕微鏡で観察した画像。キラキラと透明に輝いているものは「石英」の粒。鳥取砂丘の砂は、花崗岩質の岩石が風化したものが主な砂となっており、このように砂粒の大きさや色などで採取場所がわかるそうです。

このパネル写真は「砂柱」と呼ばれるもので、湿った砂に風速毎秒12m以上の強風が吹くと形成されます。他にも色々と砂丘にまつわるお話を聞かせて頂き、又一つ素晴らしい日本が発見が出来ました。

広大な砂丘に点々と差し込まれたポールは、鳥取砂丘の砂の移動を調査するために設けた杭で、100m間隔で設置されています。

砂丘前の観光施設「砂丘ユニオン」の裏手にある「火山灰層露頭(かざんばいそうろとう)地」。砂丘は新旧の砂が火山灰層を上下に挟むように堆積しています。古砂丘とは、火山灰層の下にある昔の砂丘のことで黄色く固く締まっています。新砂丘とは、火山灰層より後にできた新しい砂丘のことで、さらさらとして風によって移動しやすいものです。火山灰層とは、年代の異なる数種類の火山灰が積み重なり層になっているものをいいます。砂が移動したことで、砂の間に火山灰層が挟まれている様子が実際に観察できます。

世界初の「砂」を素材にした彫刻作品を展示する「砂の美術館」。入口近くには、その時々のテーマに沿った「砂像」が展示されており、自由に見学する事ができます。

ジオパークセンターの前

【 荒海へ 砂吹かれゆく 北斗かな 康弘

「ハマゴウ」。葉を線香の原料にした事から「浜香」の名が生まれ、これが転訛してハマゴウになったと云う。古書に「浜這ひ」の記述が見られ、海岸に茎が這うように生える事から名付けられたものと考えられている。

訪問日:2012年4月17日

 


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