YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 カムシャフト、ロッカーアーム

2023年09月21日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
昨日取り外したヘッドカバー。

まずは、あらためてローターのLTマークをローターカバーのマークに合わせてカムスプロケットの線とシリンダーヘッドの合面が揃っているかをチェック。




…うーん、わからない。
ビミョーにズレてる?

とにかくカムチェーンを組み替えるため、カムシャフトを外す。


外したついでに、カム山の高さを測る。

右IN

右EX


左IN


左EX


正直、マイクロメーターの読み方があまりわかっていない。ざっくり見た感じでは、まだまだ使えそう。

ヘッドカバーの液体ガスケットかすを取り除きつつ、ロッカーアーム周辺を分解。


ロッカーアームフェイスが白っぽくなっている。何かはわからない。ツルツルしてるしスムースなので問題はない。

カムシャフトジャーナル受け部(ホルダー)もきれい。


ここでタイムアップ。

やるべきことが増えてきた。

XS250 16年ぶりにヘッドカバーを開ける

2023年09月20日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
オーバーフロー解消後も調子は今ひとつ。

とりあえず、点火タイミングをじっくり確認してみた。




何度もクランクを回し、スパークするタイミングとを見比べているうち、ひょっとすると、16年前にエンジンをオーバーホールした際にカムチェーンが1コマずれた状態で組んでしまったのではないかと思いつく。当時は今ほどバルブタイミングの重要性をわかっていなかった。ネットで調べてみると、カムチェーンが1コマずれている程度なら、エンジンは始動できる模様。

どうしてもカムチェーンが見たくなり、夜更けに作業開始。

ヘッドカバー内部。ロッカーアームの一部に赤さびの跡があるが、放置期間が長かった割には、全体的に非常にきれいな状態。


ピンぼけしている。カム山がオイルに浸かるためのオイル溜まり(?)部分のオイルは構造上入れ替わりにくいのか、他の部分のオイルより汚れている様に見えた。


これも肝心なところがピンボケ。カムシャフトオイルシールからはオイルが漏れた形跡なし。ということは、ずっと続いているオイル滲みは、他のところから?


LTマークに合わせ、カムスプロケットのマーキング線とシリンダーヘッドの合面が合っているかを確認…したが、微妙にずれている様な、合っている様な。
カムチェーン1コマというより、カムスプロケット1山ずれてるという感じだろうか?


この機会に、カムシャフト、カムチェーン、ロッカーアーム、その他ヘッド周りのチェックとメンテナンスも併せてしようと思う。

すっかり夜中になってしまった。本日はここまで。


オーバーフロー解消後の調子

2023年09月17日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
67,555.8km

キャブレターオーバーフロー完結? - YAMAHA XS250 (OHC) 記録

67,306.6km昨日の続き。続・続キャブレターオーバーフロー-YAMAHAXS250(OHC)記録67,306.6km昨日の続き。続キャブレターオーバーフロー-YAMAHAXS250(OHC)記録昨日の続き。キ...

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キャブレターのオーバーフロー症状が一応おさまった翌日から2日間245kmを走っての所感。

1.エンジンのかかりがあまり良くない。アクセルを少し開けた状態でセルを回すと始動しやすい。
→フロートレベルを低めに設定したため、混合気が薄めの設定となったのが原因?

2.アイドリングが不安定。
→キャブレター分解・フロートレベル調整後、パイロットスクリューを調整していないせい?

3.出足のトルク感が薄くなった。
→気のせいかも。混合気が薄めのため?

4.高速時のエンジン回転が軽くなった。
→気のせいかも。

5.中間加速がやや重い。
→3.との関係でトルクが下がっているせい?

245km走り、帰着してすぐプラグを外してチェックしてみると…

外周電極が黒く見えるが、実際は煤も付いておらず、綺麗な状態。中心電極もまずまずの焼け。


外周電極に柔らかいカーボン(煤)が付いている。中心電極は黒いが、煤はそれほど付いていない。

キャブレターオーバーフローは解消されているとして、左シリンダーの燃焼不良は改善されていないようだ。
何が原因だろうか?

今後やってみるべきこととしては、
1.パイロットスクリュー調整
2. フロートレベル実油面チェック
(必要に応じフロートレベル調整)
3. キャブレター同調調整
4. スパークテスト
5..スパークプラグ・プラグコード新品交換
(6.点火タイミングチェック・調整)
といったところかな。

あと、左キャブに関しては、手持ちの新品フロートに変えたが、フロートの一部に凹みがあったのを思い出した。ストックしている中古フロートに変えてみることも検討しよう。

キャブレターオーバーフロー完結?

2023年09月14日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
67,306.6km
昨日の続き。

続・続 キャブレターオーバーフロー - YAMAHA XS250 (OHC) 記録

67,306.6km昨日の続き。続キャブレターオーバーフロー-YAMAHAXS250(OHC)記録昨日の続き。キャブレターオーバーフロー-YAMAHAXS250(OHC)記録一昨日の修理に問題がなかったか...

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注文していたフロートピンが届いていた。ありがたい。2個注文し、1個を左キャブに使用する。


左フロートピンを入れ替え、再度組み上げたキャブ。


「キャブテック」をバタフライバルブ周辺に使用。黒い汚れがかなり溶け出た。



Yambitsから届いていたバキュームチューブ。封を開ける前から、「細すぎるんではないか?」と不安だったが、的中。チューブは何とか入れることができるが、クリップは嵌まらないので、元に戻す。


キャブレター組付け完了。


エンジン始動しようとしたところ、最初右キャブにしか火が入っていなかったので少し焦る。しばらくコックをPRIにして、左のプラグキャップを差しなおして確認の上、キックで始動。
3kmテストランし、戻ってプラグを外して見てみたところ、けっこういい感じ。フロートレベルを混合気薄めになるように設定したが、目論見通りの焼け具合。
とりあえず今のところはガソリンの滲み、漏れも全くなし。明日までこの状態が続けば大丈夫だろう。

小物整理棚の奥の方にイリジウムプラグがあるのを発見。相当昔のものだが、たぶん数百km位しか使っていないはず。また頃合いをみて使ってみよう。




続・続 キャブレターオーバーフロー

2023年09月13日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
67,306.6km
昨日の続き。

続 キャブレターオーバーフロー - YAMAHA XS250 (OHC) 記録

昨日の続き。キャブレターオーバーフロー-YAMAHAXS250(OHC)記録一昨日の修理に問題がなかったかふと気になり、作業小屋を見に行くと、左キャブがオーバーフローしている様子...

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キャブを外したついで(?)に、ワイヤーインジェクターを使ってアクセルワイヤーをオイルアップ。長期間放置していたデイトナのワイヤーオイルスプレーを使用。

左キャブのフロートピンは、少しでもマシになるかと、コンパウンドで磨いた。でもやっぱり、右キャブと違って穴への通りが渋い。若干曲がっているから当然か。

でも業者に依頼してキャブレター再生したのに、なんでこんなことになってるんだろうか?
バタフライシャフトシールとかダイアフラムとかフロートチャンバーガスケットは新品にしてくれているみたいたが、どうもあちこちでいいかげんさを感じる。

キャブレターの全ての通気を確認し、組み立て。

もしも明日フロートピンが届いた時のために、車体への組み付けは明日にする。