YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

キャブレター同調調整

2022年05月29日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
63,012.4km

そういえば前回キャブの同調調整した時、あえて少し同調をずらして、そのまま乗っていたなと思い出し、あらためて同調を見てみた。


あえてずらしていたはずなのに、合っているように見える。


同調スクリューを時計回りに数度回してみたところ。


同調スクリューを反時計回りに回し、再び同調を取る。

アイドリング時はちゃんと同調が取れているのだが、アクセルを回して少し回転を上げると、アイドリングに戻る時に、バキュームキュームゲージの針が左右で違う動きをする。

左プラグが煤け気味なのは、これが影響しているのは間違いないだろうが、原因は何なのかが問題だ。
やはり少なくともシリンダーヘッドを外して、バルブ周りを確認する必要はあるかと思う。ちょっと時間のかかる作業なので、今シーズンが終わって、晩秋あたりに手をつけてみるか?


というか、送料込み2,000円程のこのバキュームゲージの精度を信用するならば、アイドリング時に針が示している範囲は、「バルブタイミングの遅れ又はインマニのリーク」となっている。
とすると、前回シリンダーヘッドを組んだ際、カムチェーンを1コマか2コマ掛け間違ったのかもしれない。
カムチェーンの掛け直しだけなら、シリンダーヘッドを外さなくても、ヘッドカバーを外すだけでできたかな?
ちょっと確認してみよう。

プラグ交換

2022年05月26日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
62,961.2km

今つけているグリーンプラグは、途中でスタンダードプラグに換えてみたり、またグリーンプラグに戻してみたりで、結局何km位使っているのかはっきりしないものの、記録を見返してみると、どうやら2,100km程は使ったと思われる。

写真を拡大して、電極部をまじまじとチェック。






この位で、中心電極の角がやや落ちているという判断でいいのだろうか?


何でも限界まで使い切りたいタイプなので、ちょっともったいないと思いつつ、ストックしていた新品のスタンダードプラグに交換することにした。


シックネスゲージでギャップ確認。最小の0.7mm。

規定締付けトルク2.0〜2.2kg-mの中間値あたり2.0kg-m=19.5N-mにて取付け。

夜中なのでエンジン始動確認は後日。

サイドカバーグロメット交換

2022年05月19日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

サイドカバーのグロメット発見。かなり昔にストックしていたようだ。4個あったが2個は以前使ったと思われ、残りは2個。


この前応急的に嵌めていた、短く切った燃料ホースを外し、

グロメット取り付け。


さすがに、ガタつきは全くなくなった。


左サイドカバーもガタつくので、上前側のグロメットを交換する。


取り外す際にちぎれた。右は新品。

走るのには大して支障はないが、ガタつきがなくなると気分的に良い。

バルブクリアランス(タペット)チェック

2022年05月15日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
62,924.2km

昨日測定したシリンダーの圧縮圧力が低い原因は、おそらくシリンダー上部のサビが最大の原因と思われるが、とりあえず手軽にできるタペット調整をやることにした。

めんどくさかったので、例によって写真は一枚も撮らず。

結局全てのタペットは調整値のちょうど中間あたりだったため、再調整は必要なかった。

バルブのカーボン噛みも確認する必要があるものの、圧縮が低いのはやはりシリンダー壁上部のサビによるものに違いないと思う。

前回オーバーホールしてから10年は経っていて、雨晒しではないにしろ放置期間も長かったから、エンジンを開けるべきか迷う。

シリンダー圧縮圧力測定(E.G.S.Limited効果確認)

2022年05月14日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
62,918.1km

15km程走り、エンジンを充分に暖め。

戻ってすぐプラグを外し、コンプレッションテスターをセットして、スロットル全開状態でセルを回し、さらにキック。




左右とも8kg/cm3を切る位。前回測定時より低い😓

数値的には、シリンダーとピストンリングの密閉力アップに関しては、E.G.S.の効果はなかったことになるな。

しかし、体感的には、E.G.S.施工後は明らかな違いを感じているので、フローティング効果によってピストンがスムーズに動くという効果はあったということにしておく。

それにしても圧縮圧力の低さは気になる。
原因はバルブか?ピストン&シリンダーか?
バルブなら、シリンダーヘッドを外すだけで確認できるが、そこまでやるなら、きっとシリンダーを外してピストン周りまでちゃんとしたくなるから、かなり大そうだ。

気になるが、現状調子はいいようだし、しばらくこのままでいくか。

清掃後15kmだけ走ったプラグ。まあとりあえずこの位でよしとする。

安物のマイクロスコープをプラグホールから突っ込んで、ピストンヘッドを撮影してみる。

ピンボケでもかなりキレイな状態を保っているのがわかる。


カーボンが付いているが、増えてはいない。むしろ少し減っているかもしれない。
でも右ピストンとはずいぶん違う。

なにより、左右ともシリンダー壁の状態が気になる。

1,100km程しか走っていないにしては、汚れているように見えるエンジンオイル。
このオイルの洗浄性が高いせいか、それともエンジン内の燃焼状態が変化したせいか?

円陣家至高のチェーンルブ(C.P.O.)をクラッチワイヤーにも使用してみた。いい感じ。

リアタイヤはだいぶ減ってきた。残り溝3.7mmというところかな。