67,569.5km
前回からの続き。
まず、安物スコープカメラでシリンダー内を見てみた。
この前キャブテックを施工した左シリンダーは驚くほどきれいになっている。
キャブテックはかなり割高感はあるものの、充分な効果が確認できる。定期的に使おうかと思う。KUREのエンジンコンディショナーでも同様の効果は得られ、価格は1/3程だが、キャブテックの様な施工方法は正式ではない。
キャブテックを使わなかった右シリンダーは、ピストンヘッドの一部にカーボンが付いている。一面についているわけではないのは、LOOPパワーショットの効果だろうか?燃焼室上部はカーボンがビッシリ付いているのが見て取れる。
実油面フロートレベルをチェックしようとするも、どうも安定せず、何かわけがわからなくなって、とにかくキャブを外して再度チェックすることにする。
左インシュレーター(エアクリーナーボックスとキャブ間のジョイントラバー)のバンドを緩めて外すと、けっこうな量のガソリンがボトボトと垂れ落ちてきた。完全にオーバーフローしている。
続いてキャブを外すと、左インマニからドバドバとガソリンが出てきた。左インレットバルブが閉まっているため、吸気ポートにも大量に溜まっている。逆にそれだけバルブの密閉力は高いということが確認できた。
右インマニには、入口あたりに少量のガソリンが付いている程度。でも燃調が濃いというか、オーバーフロー気味なのだと思う。
今回はケチらずフロートバルブとバルブシートを新品に交換する。しかし、新品だったはずのフロートバルブが、2年/12,000km程度の走行でオーバーフローするほど段付き摩耗するもんなんだろうか?
フロートチャンバー内の油面が低くなる(であろう)様にフロート高さを調整。
左27.3mm位
右27.0mm位。
この後、キャブレター内各通路にキャブクリーナーを吹き、エアブロー。
ダイアフラム周りは明日以降念入りにチェックする予定。