YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

キャンプツーリング&リアサスレビュー

2022年09月24日 | ツーリング/キャンツー
先週に引き続き、またしても三連休初日は雨。2泊のキャンツーは諦め、2日目(9月24日)に出発。

リアショックをデイトナShowa製に交換してから試走もしていないまま、いきなりツーリングに出た。

このショックで今回総走行距離430km程を走ったところでは、最近のバイクの感覚にちょっとだけ近づいた感じがする。直進時は挙動がしっかりしていて、道路の段差のショックをうまく吸収している。旧ショックでは、ちょっとした段差でも身構えるほど飛び跳ねる感じだった。
コーナリング時も断然安定感が出て、安心して倒し込める。それに併せて、コーナリングスピードも上がった。
このXSには充分すぎる位の性能だと思う。

阪神高速で守口まで、国道1号線で京都、国道161号線から琵琶湖回りで国道303号〜国道27号を走り、ほぼノンストップで福井県小浜市へ。


石窯パン屋さんでパンを購入。

あと、「丸海」で、のどぐろのささ漬けと鯖鮨を購入した頃には午後3時を過ぎていた。

スーパーバローで食材を購入し、小浜観光することなく、キャンプ場に向かうことにした。


国道162号線から美山街道でいつものヒミツのキャンプ場着。山間部は気温が20度を切っていたため、夏用のメッシュジャケットでは寒すぎて、キャンプ場に着いた時にはカラダが震えていた。


とりあえずカロリー補給のため鯖鮨を食す。一般的な鯖鮨とは違い、鯖を炙っている。これはうまい。

久しぶりにXSで一日200km以上走ったし、なんだかんだで昨晩は1時間半ほどしか寝ていなかったので、晩飯を食べてビールを2本飲んだら、あっという間に寝落ちた。

翌日9月25日は昼頃までキャンプ場でゆっくりさせてもらった。

気まぐれで、キャンプ場の上流の方を見て帰ろうと思い、ゆっくり走っていると、道路に緑色のヤツが。ギリギリで避けて、15m位過ぎたところから引き返してみると、


やはり道路にうずくまったままのヤツが(笑)


シュレーゲルアオガエル。保護して、近くの葉っぱのところに戻してやった。

帰りトリップメーターで280kmを過ぎたあたりでリザーブに切り替え。開いているガソリンスタンドがなかなか無くて、かなりヒヤヒヤした。
篠山で見つけ、312km時にようやくガソリン補給。燃費が悪くなっているのは、オイル粘度が高すぎるせいだと思われる。たしかに、トルク感はあるし、エンジンノイズも低くなっているような気もするが、反面冷間時からのエンジンの始動性がやや悪く、レスポンスもやや落ちる。

篠山の鹿生堂で栗羊羹をお土産に買い、国道176号線〜県道68号線で道の駅猪名川へ。

夕方4時に昼飯。いつも混んでる蕎麦屋さんがめずらしく空いていた。

あとはいつも通り川西市から阪神高速で帰着。


帰着後すぐ、プラグをチェック。あいかわらず左が若干くすぶり気味なものの、まあ上等かな。プラグホールから覗く限り、シリンダー内やバルブ周りもいい感じ。何より乗っていて以前に比べて桁違いに気持ちよくなっているし、信頼感も増している。

あと、C.P.O.[R](円陣家至高のチェーンルブ)も施工。

リアショック交換

2022年09月19日 | パーツなど
63,967.2km

デイトナ-ShowaのSR用リアショックへの交換。

純正のリアショックは325mm、デイトナは320mmで、5mmリアが下がる。またがった感じでは全くわからない。当然か。

上側のゴムブッシュ穴径12mmのものが付いている。かなりキチキチに嵌っている。

前回純正ショックで取り外した方法で外す。


純正ショックに付けていた中華製ブッシュを取り付け。

チェーンガードとの干渉が気になっていた左側から取り付け。


プリロードのストッパー?部分のみ接触してしまっているようだが、作動上どこにも悪影響はなさそう。チェーンガードの加工はしないことにする。


思ったよりスムーズに交換完了。見た目も心配していたほど浮いた感じはしない、と個人的には思う。ダンパー部分も黒色なら文句なしだったのだが。

センタースタンドを外してまたがってみたところ、プリロード5段階中真ん中の3段階ではほとんど沈み込んでいない様子。

ロッドの根元付近にABSO Friendを左右3滴ずつ使用。

プリロード5段階で最弱から2つ目、伸び側減衰力11段階で最弱から3つ目にセット。このセッティングで走ってみて、様子を見ながら変えていくことにする。

予想通り台風による雨のため、本日のテストランはあきらめた。

イグニッションコイル交換

2022年09月05日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
9月5日、Yambitsに注文したイグニッションコイルとエンジンガスケットセット(とオイルフィルターOリング)が届いた。


ガスケットは近々使うことはないかもしれないが、ストックしておいたら安心かと思ってコイルと合わせて購入。調べた限り、Yambitsのが最も安く、信頼性もありそう。

コイルは見た目純正に似ているやつ。台湾あたりで作ってるとか。
ネット上で同様のものがあちこち販売されている。ポイント点火用で一次コイルの抵抗値が4.5Ωと高めなため、純正のイグナイターでは使えない。
今のイグナイターは一次コイル抵抗値5Ωまで使えるから問題ないだろう。

9月11日
63,903.1km
ようやく、9月4日の点火時期調整の効果確認の試走。
狂いまくっていた点火時期が正常に近くなったから、シリンダー内の爆発がちゃんとパワーに変換されている感じがする。現在、高粘度(15w-50)のオイルを入れているせいか、エンジン始動からしばらくはアイドリング時の安定感があまり変わらないものの、エンジンが温まると1,100回転位でも非常に安定するようになった。

戻ってきてコイルを交換しようかなと思ったが、作業小屋は危険を感じるほど暑い。それに接続端子を平型端子に加工(といってもたいしたことではない)しないといけない。さらに、夕方から出かける用がある。ということで本日の作業は断念。

リアショックも早く交換してみたい。というより、チェーンガードに干渉しないかが気になる。

9月16日
63,903.1km

ギボシ端子が付いていたので平型端子に換えて、ようやくコイルの交換取付完了。


純正のコイルと比較してみると、かなり小さめ。取り付けボルトのピッチは同じ。

ちょっと飲みながら作業した。至福。

コイル自体の性能がアップしたわけではないだろうが、40年物の劣化したコイルからの交換なので、少しは違いを体感できるだろうか?

取り付け前に抵抗値をチェックしてみたところ、

コイル1
一次抵抗値4.27Ω位
二次抵抗値4.95kΩ位

コイル2
一次抵抗値4.02Ω位
二次抵抗値8.13kΩ位

コイル2は、基準値からだいぶ遠い。
やっぱり精度が低いのかな?

ついでにバッテリーの補充電と、タイヤの空気圧調整。
空気圧は、前後とも20kpa位減っていた。

さらに、軽く酔った勢いで、C.P.O.rもチェーンにチマチマと補給。

26時になった。夜も更けてきたので、エンジン始動確認は明日。

9月17日
エンジン始動したところ、片肺状態らしい。コイル周りの端子を再確認したら、1つ平ギボシをキッチリとカプラーに嵌めていなかった。

キッチリと入れ直し、エンジン始動。
始動直後から、排気音が力強くなっているのがわかった。エンジン冷間時でもアイドリングも安定している。

わくわくしながら、試走に出る。
トルクが格段に上がっているせいか、出足も加速も、あきらかに体感できるほど良くなった。
上り坂も、交換前より高いギヤでスイスイ登れる。以前はちょっとした上り坂でも、ギヤをひとつふたつ落としてアクセルをかなりガバ開けしても苦しそうに登っていたのがウソのようだ。

まあ、40年物の劣化したコイルが正常になったということなのだが、とにかくエンジンの力強さが戻ったのが気持ちいい。

耐久性は使い続けないとわからないが、8,000円程でこれだけの効果が得られた。今のところ非常に満足している。

ただし、このコイルはポイント点火車用なので、純正のトランジスタイグナイターでは使えない。
今使っているElektronik Sachseのデジタルイグニッションなら、一次抵抗値が2Ωから5Ωの間であれば何でも使える。

これで点火系は大幅に改善されているのは間違いない。もう少し距離を走ってみて、プラグの焼け等をチェックし確認してみることにする。



点火時期調整

2022年09月04日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
63,897.2km

所用があって今日は作業する時間はあまりとれなかったため、リアショックの交換は後日ということにする。
チェーンガードに干渉せずうまく取り付くのか気になる。

点火時期が少々狂っているのではないかと気になった。暖気というより、エンジンをオペレーション温度まで上げるのを兼ねて、そこらを一周走ってきてから、アイドリング回転数で点火時期を確認。

少々どころではない。タイミングライトで照らしてLFマークもLTマークも見えないほど狂っている。こんな状態でよく走れていたもんだ。

イグニッションシステムは、現在これを付けている。

ローターディスクの固定イモネジを緩めて回し、位置決めをするのだが、部品と部品がガッチリ嵌まっていてスムーズに回せない。一度ローターディスクを完全に取り外し、分解してから少し耐水ペーパーで慣らしてから組みなおし。
写真を撮っておけばよかったのだが、いつものごとく作業に没頭しだすと忘れてしまう。

あとは取付マニュアルを元に、クランクを回してTDCポジションを出し(LTマークに合わせる)、ディスクローターを位置決めしてイモネジで仮固定、エンジン始動してタイミングライトで確認、を繰り返した。

ディスクローターの位置が1mm違うだけでエンジンの調子が大きく変わる。

時間が無くて、調整完了後の試走はまだしていない。アイドリングはかなり安定したと思う。

これで左プラグのカーボン付着が改善されるといいのだが。