YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 ヘッドカバー組付け&キャブテック使用

2023年09月23日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
67,555.8km

昨日の続き。

シリンダーヘッドカバーにロッカーアームを取り付け、摺動部にスーパーゾイルスプレーを使用。
昨日組んでおいたカムシャフト・カムチェーン・カムスプロケットにもスーパーゾイルスプレーを塗布。

Yambitsで入手しておいた液体ガスケット。

ヘッドカバーを組んでから、カム面潤滑用(?)のオイル溜まりにオイルを入れるのを忘れていたことに気付く。

ちょっと残していたスーパーゾイルEcoとエンジンオイルを混ぜて、シリンジ+チューブでタペット調整口から注入。


エンジンは一発始動した。しかし、あいかわらず左エキパイの温度が上がるのが遅い。つまり、失火しているということだろう。プラグは確実にスパークしているのを確認している。点火タイミングも間違いないはず。となれば、やはり問題は燃調か?

左キャブだけパイロットエアスクリューを2-1/4回転戻し位にして、テストラン。

67,565.5km

戻ってすぐにプラグの焼けを見る。10キロ程のテストランで、左右こんなにも違う。このままでは長距離のツーリングには到底行けそうもない。


むだな作業とは思いつつ、残っていたキャブテックを左シリンダーに使用してみる。


キャブテック使用中のシリンダー内。燃焼室の上の方のカーボンが溶け落ちてきている。それにしてもハンパなくカーボンの量が多い気がする。


左シリンダーに何度もしつこくキャブテックを注入し、しばらく置いてからキックすると、プラグ口から真っ黒な液体が飛び出した。

プラグを取り付け、エンジン始動。やっぱり始動は一発。セルを0.5秒も回さないうちにかかる。

アイドリングは以前同様、一定の周期で200回転ほど落ち、元の回転数に戻り…を繰り返す。

排気の白煙(キャブテックによる)が消えるまでテストラン。


67,569.5km

当然ながらプラグの焼けは変わらず。ややマシにはなっているか?右の焼けは上々かな。


キャブは業者でオーバーホールしてもらったから、完調なのだと思い込んでいたが、記録をさかのぼってみると、オーバーホールしたのは2年以上前で、この間12,000km以上走っている様なので、燃調が狂うのもありえる?

あと、この前、フロートバルブとバルブガイドを交換せず軽く修正だけして再利用したのは間違いだったのかも。明らかにフロートバルブに段付きがあった。ただ、程度がわからない。この位なら再利用できるのかどうか。だけど、ケチらず新品に替えようと思う。

それから、アクセル開度すべてに影響するのは、やはりフロートレベル。これもこの前実油面でチェック、その後フロート高さもチェックしたが、検索していてGXのフロートレベル実油面調整が出ていて、それによると、キャブボディとフロートチャンバーの合面の下5mmとか6mmで合わせていた。
それが正しいとすると、このXSの油面は相当高すぎることになる。アップアップでおぼれかけてるようなもんだ。
なので、もっと大幅に油面を下げて様子を見てみたいと思う。