YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

SUNOCOの二輪用エンジンオイル

2022年03月28日 | パーツなど


かなり長い間迷ったが、次のエンジンオイルはSUNOCOのRed Fox Confort & Street 15w-50にした。

今回の決め手は次の3点に期待できると思ったから。
1.エンジン保護重視
2.夏にかけての高温時の耐久性と冷却性
3.エステル配合

なお、調べた範囲では最安のモノタロウで、2022年4月1日から100円値上げされるというのが、早期購入のきっかけとなった。
梅雨が明けて夏本番となる頃にこれに交換してみるつもり。

フロントブレーキメンテ、シリンダー内確認、キャブ同調

2022年03月21日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
62,229.1km

昨日ツーリングの帰り、フロントブレーキに違和感があるような気がした。重要保安部品なので即チェックすることにし、ついでに清掃とグリスアップをした。


リテーナー?清掃。


パッドはまだだいじょうぶじゃないだろうか?


ところどころ錆びているがグリスアップして使う。

パッドはSBSのものだった。忘れていた。


キャリパー本体も当然清掃。


ディスクの厚みも計測しておく。限度が4.5mmのところ、5mm以上はある。厚みは十分だが、段差ができているので、ヤスリ等で磨いて均す必要があるのだろうか?
今回はチェックのみ。

パッド面に付かないよう注意しながら、各部にシリコングリスを塗り組み付け。
時折出ていたキーキー音がおさまった。

ライズオイルのキャブテック施工後そこそこ距離を走った。効果を見てみたく、先日Ali expressで届いた激安Wi-Fiマイクロスコープ的なカメラでシリンダー内を見てみることにした。

外したプラグの写真を撮るのを忘れた。
以前と変わらず、右はほぼ完璧な焼け具合、左は外周電極にやわらかいススが付いている。

マイクロスコープ。カメラ部の直径か8mmなので、プラグホールから突っ込むと、撮影できる範囲は意外と限定される。

右はキャブテックの効果か、ピストンヘッドの刻印がはっきり見え、アルミ地がきれいに出ている。ただ、シリンダー上部にはサビが出ている様子。15、6年程前だったか、エンジンオーバーホールした時に内燃機屋さんでシリンダースリーブの作成、交換までやってもらったが、その後放置している期間が長かったから仕方ないか。


左は、右とは明らかに違う。カーボンがピストンヘッドのほぼ全体に付いていて、エッジ付近には一部粒状のようなカーボンが付いている。

やはり左シリンダーには燃焼状態を悪くする何らかの要因がまだあるようだ。

この前キャブの同調調整で劇的にエンジンの調子が変わったので、再度いじってみることにした。
近所を一周してエンジンを暖めてから、バキュームメーターを接続、燃料コックのレバーをPRIにしてエンジン始動。





数kmテストランし、走行に問題がないことをチェック。
アイドリングが安定し、回転が力強くなった気がする。高回転も問題なさそう。
この状態で不調が出てこなければ、このまま2〜300km走ってからプラグをチェックしてみることにする。

それでも左右のプラグ焼けが今のままなら、左キャブのスロージェットの番手を下げてみるか。

Napro GXを4ccほど添加。

62,238.1km


400kmちょっと走行後のエンジンオイル。
このNUTECのZZ-03、「薄く強靭な油膜」が謳い文句だが、フリクションロスを少なくしてエンジンからパワーをとりだしやすくするというのが狙いなのだろうか、確かにパワーが上がったのは感じる。特に高回転時。一段高いギヤでも、アクセルの開度に合わせてダイレクトに加速するようになった。上り坂でも、ギヤをひとつ落とさないと失速気味になっていたところが、このオイルに換えてから、そのままのギヤでアクセルを大きめに開けるだけで登っていける。
旧車には厚い油膜が大事という話もよく聞くので、エンジンの保護という意味ではどうなのか、距離を重ねないと不明ではある。反面、80年代以降のバイクなら、「鉱物油で油膜が厚くなくては」という点はそれほど気にしなくても大丈夫という話もある。

といいつつ、やっぱり次は、油膜の厚い鉱物油を使ってみたいと思っている。

三重キャンツー

2022年03月20日 | ツーリング/キャンツー
ここ1週間、しょっちゅう天気予報とにらめっこしていた。

何とかもちそうと判断し、キャンツー決行。

今回はマメに写真を撮ろうと思っていたのに、走り出すとついめんどくさくなってしまう。

結局キャンプ場に着くまで1枚も写真を撮らず。


キャンプ場に着いたら着いたで、こんな写真だけ撮ってどうする(笑)
目星をつけてた肉屋さんで買った赤身肉。うまかったけど。

夜はけっこう冷え込んだが、3シーズン用のシュラフ+フリースのブランケット的なもので熟睡できた。ただし、けっこう着込んだ。






昼くらいまでキャンプ場でゆっくりさせてもらって、行きに見かけて気になっていた「しだれ梅まつり」に寄る。


国道306号〜フラワーロードで関宿へ。ここも行きに通って気になったので見学。


伊賀の山奥(笑)


またしてもろくに写真を撮らず、帰り着く前になって、取ってつけた様にどうでもいいところで写真を撮る(笑)
でも今回は特に調子良く走ってくれた。
自分自身も昔乗ってた時の感覚がよみがえってきて、より一体感が出てきた。

今回の総走行距離360kmちょうど。

エンジンオイル追加・ナプロ添加

2022年03月15日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

オイルフィルターを交換したため、やはりエンジンオイル2ℓではやや不足。ロウアーレベルよりは上なので問題ないのだが、気になる。


かなり前に開封したYamalube standard plusの残りを少し追加補充。
補充した方がいいのか悪いのかわからない。


アッパーレベルまで入れた。

Engine detergent(燃料添加剤)がまだ残っているが、これを使うとエンジンオイルを交換する必要があるため、当面使用を中止することにした。


ガソリンタンクに燃料が10ℓほど入っているはずなので、しばらく使っていなかったNapro GXを最低添加割合2,000:1の5ccを添加。20年以上前に使っていた時期があり、その時は「入れるとパワー感が違う」とか思っていたが、今入れていても違いは感じられず、気分的なものだけ。

キャブテック施工完了〜エンジンオイル交換

2022年03月13日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
61,888km位?

昨日シリンダー内に吹き込んで一晩放置したキャブテックは、プラグホールからのぞいてみた範囲では乾いていた。揮発したか、クランクケースに落ちたかだろう。
作業手順としてはこの後エンジンを始動し、白い排気が澄むまでエンジンをかけておく、となっている。
大量の白煙が出ると近所迷惑だろうということで、10kmほど走行した。
結果、思ったほど白煙は出なかった。特に右マフラーからは、全くと言っていいほど白煙は出ず。
左は少し出ていた。
エンジンの感触は、明らかに何かが変わったという感じはしない。アイドリングはかなり安定したかもしれない。ただ、キャブテックを施工してからセッティングは変えていないが、アイドリング回転数は1,600回転位となった。

戻ってきてからすぐにオイル交換にかかる。

今回はNutecのZZ-03 10w-40。


古いオイルを抜く。思っていたほど汚れていない。


マグネット付のドレンプラグをチェック。
細かい鉄粉の様なものが少量付いている。正常範囲内だろう。


オイルフィラーキャップに、乳化したオイルの様なものが付着していた。結露のせいかな。


取り外したオイルフィルター。まあそこそこ汚れているか?

「よく振ってからご使用ください」となっている。初めて見る表記。30回ほど振った。


注入。吸着力が高そうな感じ。

交換後65km程走行。
まだ多少キャブテックの臭いがする。ちなみに、キャブテックの臭いは、一般的なキャブクリーナーと変わらない。

エンジンオイル交換後、アイドリングは1,500回転で極めて安定するようになった。
また、全ての回転域で、排気音が歯切れ良くなった。これは鈍感な自分でも明らかに感じられる。
あと、中速域からの加速がスムーズに感じられた。以前は中速域からスロットルを開けても、回転の上昇スピードに少し遅れて加速していく感じだったが、そのタイムラグが短くなった。これは気持ちいい。

抽象的な表現だが、高速域でのしっかり感も出ている。5,000回転を維持して走っていても、もっと低い回転数で走っているような。

スロットルを大きく開けるのに躊躇しなくても良くなったというか、パワーがダイレクトに出る様になった気がする。

シフトの感触は特に変わった感じはないかな。

結果としては、大満足。オイル交換でこれほど違いを感じられたのは初めて。

とはいえ、まだ試したいエンジンオイルはいくつもある。次はまた違うオイルにすると思う。


今回オイルフィルターも交換したので、2ℓでは少し足らず。ロウアーレベルよりは少し上なので、しばらくこのままで走るか。それとも、確か1年以上前に開封したYamalube standardの残りを補充するか。