YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 右ウインカー点滅不良

2024年07月12日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
明日からのツーリングのためガソリンを補給にスタンドへ。

右前ウインカーが不灯、右後は点滅せず点灯したままになっている。

とりあえずガソリンを6ℓと、elf complete engine cleaner 30ccを添加。
これで1本使い切ることになる。


戻ってきてから、右前ウインカー球を交換してみたが症状変わらず。ソケット内側が錆びていたので軽く錆び取りしたが、接触不良ではない模様。
この前電圧計を取り付けた時に問題があったのかと思い、ヘッドライトケースを開けて配線をチェック。
ウインカーのギボシ端子が外れていた。
ギボシのメス端子をペンチで少し縮めてから繋ぎ直して復旧を確認。
ヘッドライトケースは配線でパンパンになっていて、やや強引に押し込んだ際、圧迫されたことにより外れたと推測。
ヘッドライトユニットは以前デイトナ製のものに交換していて、それによってよけいにケース内の配線が収まるスペースが狭まっているせいもあるかと思う。
できるだけ圧迫がかからない様、丁寧に配線を納め、ヘッドライトを戻して完了。

電圧計の照明、ちょっと明るすぎて、慣れるまでは気になりそう。




XS250 高回転走行後エンストの原因は?

2024年06月11日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
2024.06.10.

症状としては前回書いた通り、一定の距離を走り、特に高回転で走った後停車すると、アイドリングに戻らずガス欠の様な感じでエンストする。
再度エンジンをかけると一発で始動し、何事もなかったかのようにアイドリングする。

ネットで検索して調べた結果、どうも怪しいのはコック(負圧ホース)じゃないかと思うようになった。

以前オーバーフローを修理した際、コックのダイヤフラムをKAWASAKIの純正を使ったため、負圧ホースの接続部が横に出ていて、やや強引に負圧ホースを取りつけている状態だ。
 
さらに、先日タンクを取り外し、再度取り付けるときに、負圧ホースの取り回しを変更したこともあり、負圧ホースが折れ曲がり、「あまり負圧が効かない→特に高回転時キャブレターへの燃料供給不足発生→エンスト」が推定1。

推定2は、単純に負圧ホースの劣化(裂け、破れなど)により負圧が効いていない。

とにかく、何らかの原因で一時的に燃料供給不足が発生しているのは間違いなさそうなので、負圧ホースに異常がなければ、あと考えられるのは燃料ホースの劣化・詰まり、燃料コックの不具合ぐらいか。

とりあえず負圧ホースが原因かをチェックするためには、コックレバーをプライマリーに切り替えて走ってみるのが一番簡単だと思う。

2024.06.11.

帰宅してすぐ、エンジンをかけてみる。
すんなり始動。冷間時とはいえちょっとアイドリングが低いかと思い、アイドルアジャストスクリューを少し回す。ただし、エンジン冷間時ながら、アイドリングはかなり安定している。
念のため左右キャブともパイロットスクリューを再調整。
負圧ホースとニップルの接続部を軽くチェックし、ホースの取り回しを少し変えてみる。

問題はここからだ。ある程度高回転で一定時間走らないと症状は出ない様なので、ナイトランに出た。

結果、症状は全く出なかった。
エンジンが温まってからはポジションランプ点灯時のアイドリング回転数は1,500回転と少し高めで安定。
ヘッドライト点灯時のアイドリング回転数は1,200回転で、こちらも安定している。
4,500〜5,000回転で一定時間走った後信号で止まっても、アイドリングは安定。

結局原因がはっきりしないまま、直ってしまった。

エンジンはスムーズに回り、ややマイルドというか、シルキーになっている。
エンジン音も静かになり、ガチャガチャした感じが少なくなった。
これらはMotulのエンジンオイルの効果かもしれない。

70,307.5km

17kmほど走り、戻ってすぐプラグの焼けを確認。やや焼け気味といえなくもないが、文句なし。
左右の焼け具合もほぼ均一になった。何より、カーボンが全く付いていない。これは、前のプラグの劣化が思ったより進んでいたからなのか、イリジウムプラグの効果なのか、キャブが正常化したからなのかはわからないが。

キャブに関しては、不調だった原因がはっきりしないだけに、まだ信用はしきれていないものの、今のところ結果は上々だ。

あと、今回久しぶりにプラグに塗布したアンチシーズは、ほんの少しだろうけどシリンダーの密閉力を高めるのに一役買っている気がする。

XS250 やっぱりエンストの原因は再生キャブなのか?

2024年06月08日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
燃料コックをリザーブに切り替え、エンジンは一発始動。
アイドリングも安定している。

近くのガソリンスタンドまで走る。信号停車時のアイドリングも気になるところはなし。

ガソリンを満タンまで入れたが8.4ℓしか入らなかった。燃費が良過ぎる。どうも計算が合わない。次のガソリン補給まで、きっちり走行キロ数を記録するためオドメーターの写真を撮っておく。

ガソリンスタンドからの戻り、最後の500m位を比較的高回転で走ったあとの停車時、アイドリング回転数に戻らずそのままエンスト。

ガス欠のせいかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
でも、高回転で一定時間走ったあとのアイドリング時、ガス欠のような症状でエンストするのは間違いない。
セルで再始動すると一発で始動でき、アイドリングも比較的安定している。

どうも、高回転で走った直後は、フロートチャンバー内のガソリン量が一時的に不足している気がする。
ということは、フロートバルブ周りに何か問題があるのかな?
ニードルバルブ&シートは再生キャブに移植して使ったけど、そんなに古いものでもないのだが。

もう一度キャブを開けてチェックする必要があるかな?

不安を残したまま、今日はここまてでタイムアップ。

XS250 アイドリング時エンスト⁈

2024年06月05日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
この前の日曜日は所用があり、6kmほどしか試走できなかった。

本当にキャブのセルフ再生に成功しているのか確かめたくて、帰宅後、夜にテストランに出た。

エンジンは一度は一発始動したがすぐエンストし、以降はセルを回すと何とか始動するが、始動後アクセルで回転数を調整しようとしている間にエンスト、を繰り返す。

この時点で、まだ原因に気付いていない。

キックでエンジン始動し、アクセルでうまく回転を上げれば、吹けは悪くなさそうなので、とにかく走ってみる。

走っている間はなんら問題なし。
信号待ち等でアイドリング状態に戻る際、そのままエンストする。

混合気が極端に薄い様な気がした。左キャブ再生時に何かを組み込み忘れたか?セッティングで見落としていることがあるのか?とかいろいろ考えていた。この時点では。

信号で止まるたびに、停止直前でクラッチを切ると同時にエンジンを吹かす。
停止中にアクセルを吹かしていても、だんだん吹け上りが悪くなってきた。

でも巡航中はやはり問題なさそう。

13km程走り、戻ってすぐプラグを外す。

キャブ再生後まだそんなに距離を走ってない割には、左プラグの焼けはかなり改善されている。


プラグを落としてしまい、電極部がかなり曲がってしまった。使用上問題なさそうな位までは修復できたが、ちょうどいい機会なので、交換しておくことにする。

使いさしのイリジウムプラグ(BPR7EIX)と交換。
先日買ったアンチシーズをネジ部に薄く付けてから取り付けた。


ターミナルナットを付け替えるのを忘れていた。今付けているプラグキャップはターミナル用なのだった。


夜中の住宅街なのに、何度もエンジンをかけては、アイドルアジャストスクリューを締め込んだり、左キャブのパイロットスクリューを緩めたりしてアイドリングを安定させようとする。

若干安定した様に思えた。あとはまた後日テストランで確認することにした。

…まだ気付いていないのだった(笑)

寝るとき、またエンストの原因を考え出す。
「ひょっとして、バキュームホースが折れ曲がっていて負圧が効かず、コックからキャブへの燃料流入量不足なのか?」とか。

なにしろ、混合気が薄いか、燃料供給が不足しているかのいずれかであることは間違いなさそうだな…と。

ん?そういえば…とここでやっと気付く。
おもむろにブログを見返すと、前回ガソリン補給をしたのは5月20日、トリップメーターで525kmの時だ。直近の写真を確認したところ、トリップメーターは881km。そこから、さっき13km程テストランしたから、894kmあたりになっているはず。
ということは、369kmも走っているではないか!(笑)

アイドリングでエンストの原因は、『コックをリザーブに切り替えていなかったから』に間違いなさそう。
しょうもないオチでした。
我ながらなさけない。

XS250 ツーリング先でエンジントラブル⁈

2024年03月24日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
天気予報では2日間とも雨になっていた。しかし、なかなかキャンプツーリングに行けないため強行。我ながら物好きだと思う。

行き先はこの前行った煙樹海岸か、いつものお気に入りキャンプ場か迷ったが、天気はお気に入りキャンプ場の方まだマシなようだ。

出発前から雨が降っていて萎える。行くか行くまいか散々迷って、昼過ぎてから出発。

荷物も雨対策。とはいえ、カバーしきれていない。


雨の阪神高速を怖々走った。とはいえ、前のタイヤに比べるとグリップ力が格段に上がっているからか、路面が濡れていても思った以上に安定感がある。

高速を降り、国道173号〜国道477号で峠を越え、キャンプ場まであと30キロ位のところで雨があがった。


キャンプ場着。予想通り、貸切り状態。雨とわかっているのにわざわざキャンプに来る物好きもそういないということか。


例によってまともな写真は無い。
途中で買ってきたイカ(生食用)と「和牛味付け焼肉用」を備長炭で焼き、焼酎のお湯割りを飲んで、へべれけ気味になって寝る。


昨日からずっとこんな感じの天気。雨は思ったほど降らなかった。


ふきのとうの花。


サワガニ。


いつものように3時頃までゆっくりさせてもらい、出発しようとセルを回すと、エンジンはかかるのだが、アクセルを開けても回転が上がらず途切れ途切れで、すぐにエンストする。昨年から引き続き、3回目のレッカー依頼かと一瞬焦った。
落ち着いて考えると、症状的には点火系のトラブルのようだ。プラグを外して焼けを見ると、あれだけ良い焼けだった右プラグがカブり気味になっていた。
結果的には、プラグキャップとプラグコードの繋ぎ目部分が、振動のせいか外れかけていたようだ。これが高速道路で起こっていたらと思うとちょっとゾッとした。
きっちりねじ込み直すと、エンジンはすんなり復活し、ことなきを得た。

前回ガソリンを6ℓ入れてから146キロ走った時点で、まだリザーブに切り替わっていないがガソリン補給。5ℓ入れてほぼ満タンになったので、推定使用量は4ℓ弱位かと思う。燃費は36km/ℓというところか。申し分なし。LOOPパワーショット30ccも同時に添加。

エンジンの調子は、出足がやや鈍いと感じる時があるものの、概ね良好に感じられる。比較的高回転での巡航時は、以前とは比べものにならないほどスムーズ。ひょっとしたらスーパーゾイルは効果があるのかもしれない。

帰りは運良く雨にあうこともなくすんなり帰着。


69,157.0km

早速プラグを外してチェック。

右は帰路出発時の点火不良によりカブり気味だったものが、120キロほど走っている間にカーボンが焼き切れたみたいで、充分きれいな状態。


左はあいかわらず。ちょっとマシになっているか?


左プラグの外周電極の一部だけがやたらきれい。これはどういう燃焼状態を意味しているのだろう?


右シリンダー内。すばらしくきれいな状態を保っている。


左シリンダー内。上死点あたりで撮影したためぼやけている。ぼやけていても右シリンダーに比べピストンヘッドに汚れが残っていることがわかる。


手元にあったタイラップでブーツを締め付ける様にしてみた。今回の様なトラブル予防策として効果があるのかわからない。やらないよりは安心感がある。


今回の走行距離往復240km。

そういえば、前回キャブ分解後まだ同調調整してなかったな。