YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 エンジンオイル交換 Motul 5100

2024年04月28日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
かなり前に買ってストックしたままになっているMotulの5100。一昨年位に冬季用に5100の10w-30を使って、さして良い印象が無かったのに、何を思ってもう一度買ってしまったのだろう?


現在入れているVerity Bikeでの走行距離は約1,300km。このまま2,000km走行位まで使い切るか、ゴールデンウイークのツーリング(予定)に向けて万全を期すためにオイル交換するか、長い間迷ったが、手元にこのオイルがあるのでオイルフィルターと併せて交換することにする。

Motul 5100をストックしていなかったら、Bel RayのEXLかPenn Grade1かVerity BIKE Protechあたりを試してみたかったのだが。

あらためてMotulのオフィシャルホームページで5100のテクニカルデータシートを見てみると、交換周期は何と16,000km以下(メーカーの推奨値または個々の使用状況による)となっている。最高の条件であれば、16,000km無交換でいけるとメーカーが宣言しているのは驚き。また、他のオイルとの混合も可能みたいなことが書かれている。
流動点は-36℃、引火点は228.0℃。ベースオイルはVHVI(GⅢ)だっただろうか?エステル配合。
粘度指数は40℃で92.3 mm²/s 、100℃で13.9 mm²/s 。よくわかってないが、けっこうさらさら目なのかな。

まずはガソリン補給とオイルの温めを兼ねて、近くのガソリンスタンドに行く。この時、今のエンジンの感触をできるだけしっかり覚えておいた。

ガソリン10ℓ補給と共に、elfのコンプリートエンジンクリーナー(燃料添加剤)を50cc添加。現在主流のPEA(ポリエーテルアミン)を含んでいなさそうなのがかえって興味をそそられた。
 

69,516.2km

オイル抜き取り。さほど汚れている様には見えない。油温約40℃にしては、粘度が低い気がする。せん断が進んでるのかな。


マグネット付ドレンボルト。今回はほとんど鉄粉が付いていなかった。


取り外したオイルフィルターエレメントはそれなりに汚れている。


今回はユニオン産業のエレメントと、YambitsのOリング(大)と純正Oリング(小)を使用。

ドレンボルトワッシャーもYambitsのものを使用。


オイルフィルターカバー・ドレンボルトを清掃後取り付け、まずオイルを2ℓ入れる。オイルフィルターまでオイルが回るとアッパーラインより低くなるはず。


エンジンを始動し、数分間アイドリング。

エンジンのかかりが早い。エンジンからのノイズが少なくなり、始動直後の冷間時からアイドリングが安定している様に感じる。アイドリング中軽く吹かしてみると、明らかにスムーズに吹け上がる。

オイル交換直後はいつもこんな風に思うだろうし、プラシーボ効果もあるだろうと思いつつ、ちょっとワクワクする(笑)

エンジンを一旦止め、2〜3分置いておき、アッパーラインまでさらに400ccオイルを補充


5kmほどテストラン。
うーむ、どう客観的にみても違いは明らか。
出足のスロットルのツキの良さ、トルク感、加速時のパワー感、高回転時の安定感、エンジンノイズ(ガチャガチャ感)の低減、全てがアップしている。
ただし、シフトの感触は変わりなし。

結論。
エステル配合化学合成オイルは、250cc旧車バイクにも効果あり。
今まで、化学合成オイルは薄くて強い油膜というイメージから、厚い油膜で密封性を上げる必要のある旧車のエンジンにはマッチしづらいのでは?と思い込んでいた。
しかし、今回化学合成でも密封性が感じられた。
これからは考えを改めようと思う。

とはいうものの、まだ試したいオイルはかなり多くある。
半年後になるが、次はどのオイルにしてみようか?

XS250 ブレーキパッド交換

2024年04月27日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
69,510.1km

ブレーキキャリパーを取り外す。
前回キャリパーをメンテした時に出ていたパッドの取付シャフトのサビがかなり進行していた。


以前Yambitsで買っておいたものと交換することにする。


取り外したパッドをチェック。


最薄部でまだ2mmは残っている感じ。まだ使えるかもしれないが、重要保安部品なので、早めに替えておく。


ストックしていたSBSのブレーキパッド。前使っていたものと同じ。


新品でも最薄部の厚みは3.45mm位しかない。


ピストンの内側にサビが発生していた。とりあえずシリコングリスを塗っておく。


パッドの取付シャフト抜け止めスプリングは、Yambitsのものに新品が付いていたが、サイズが微妙に合わない。元々付いていたものを再利用する。


パッドの組み付けは毎回手こずりがち。
各部をブレーキクリーナーで洗浄しシリコングリス塗布後組み付けて完了。パッドの取り付けシャフトが新品になったので、作動が幾分かスムーズになった気がする。


XS250 キャブレター同調 & 琵琶湖キャンツー

2024年04月21日 | ツーリング/キャンツー
2024.04.20.

またしても日曜日の予報は雨。にもかかわらずキャンプツーリングへ。

69,223.5km
その前に、前回キャブ分解時から同調調整を行っていないため、当日の朝から行う。
近所を一回りしてエンジンを暖めたのちバキュームメーターで確認したところ、かなり狂っていた(写真は調整後)。


今回は、去年の10月、バッテリー上がりによりロードサービスにお世話になった彦根市の湖岸緑地のリベンジ。

行きは最高気温24℃とかそれぐらいだったと思うが、油温が度々100℃近くまで上がる。が、ちょっとエンジンを休ませると、思っているよりずっと早く油温が下がる。このエンジンオイルの性質的なものだろうか?それとも空冷エンジンはこんな感じなんだろうか?いずれにせよ、気温24℃程度で油温が100℃まで上がるのだから、特に夏場のオイル管理は重要だと再認識。


コンビニで一休みし、セルモーターでエンジン再始動しようとすると、空回りした。スタータークラッチに問題があるのだろうか?それともセルモーターのオーバーホールが必要なのか?
キックでは一発で始動できた。


琵琶湖へ抜けるルートは、木津から国道163号〜府道5号で和束を通る最近お気に入り。


いつもに増してキャンプらしい写真はなし。前回はお目当ての湖岸緑地「南三ツ谷」が満員だったので、近くの「曽根沼公園」に行った。
今回は「南三ツ谷」に行ってみるとガラガラ。翌日雨とわかっているのに来る人もそうは多くないのだろう。
晩ごはんは「ミートパトラ」っていうものを作ってみた。かなりジャンキーなメニューだが、抜群にうまかった。彦根メロンチューハイと赤ワインを飲んで爆睡。


2024.04.21.

我ながら何を思ったか、雨具を一切持ってきていなかった。どうやら昼からは本格的に雨が降るみたいなので、午前中に近くのホームセンターでカッパを購入。さすがにブーツカバーは無かったため、ゴミ袋で作り、100円ショップの万能ゴムバンドで留める。

湖岸緑地「南三ツ谷」から、ほぼノンストップで走り続け、無事帰着。

帰りは雨の中で平均気温17℃位の走行環境だったが、XSには割と都合のいい環境らしく、油温は最高80℃程度、エンジンのフィーリングは圧縮が上がったみたいにトルクフルで、すごく良く感じた。ただし、アイドリング時や高回転から急にアイドリング回転数に戻る際に、一瞬急激に回転数が下がりアイドリング回転数に戻る、という症状は相変わらず。

走っているうちに片方のゴムバンドが落ちてしまっていた。


今回の走行距離286.6km