YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

Motul 5100 10w-30の感想

2022年11月27日 | パーツなど
65,198.9km

水曜日にオイル交換で新たに使ってみたMotul 5100 10w-30。
本日ツーリングで約180kmを走り、あらためての感想。

トルク感が減少したのは先日の感想と変わらず。出足のトルク感が落ち、どちらかというと回転力で出だし(0〜20km/h)の加速を得ている印象。
これは低粘度オイルにしたことにより、密封性が多少下がったからではないかと思う。上り坂などでもトルクが下がっている分を回転数で補っている様な感じを受ける。

なお、やはりエンジンの始動性はすごく良くなった。というか、一発始動。

また、今日は比較的高回転までエンジンを回す場面があったのだが、こちらは明らかに良くなっている。
今までちょっと長く高回転で走り続けると、すぐ手が痺れてくるほどの振動だったものが、このオイルに変えてから、振動そのものが激減したのにはちょっと感動した。

また、中間加速も気持ちいい。トルクと馬力のバランスがいいというか。ツインらしくパタパタパタっと加速していく感じ。

さすがそれなりに高性能といえるオイルだけあって、トータル的にはバランスが良く、上質と思える。

保護性能に関しては、使い続けないとわからないし、オイルだけのおかげとは限らないのでなんともいえないが、あまり躊躇することなくアクセルを開けられたということは、安心感があるということでもあるのではないか。


新たに購入したテントの試し張りもしてきた。思った通りのいい感じでよかった。

エンジンオイル交換(Motul 5100 10w-30) - XS250 冬場の指定粘度オイルへ

2022年11月23日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
65,002.2km

2022年1月に、サービスマニュアルで指定されている冬場(外気温15℃以下)の指定粘度オイルを初めて使用してみた。Mobil Super 4Tという激安オイルだったが、感触は悪くなかった様に記憶している。  

しかし、なにぶんにも激安オイルだったため、冬場とはいえ高回転状態を長時間維持するような走り方をすると、エンジン保護という点では少々不安があった。

今回は10w-40とするか、指定通り10w-30にするか、かなり迷った。
既に購入していた、Motul 5100 10w-40を入れてしまえばいいか?と思いつつ、空冷車は水冷・油冷車より外気温の影響を受けやすいのは明らかであり、外気温15℃以下の場合としてメーカーがわざわざ指定しているわけだから、やっぱりもう一度10w-30にしてみようと、特にエンジンの保護性能という点で信頼のおけそうなものを検索。これが意外と選択肢は少ない。バイクメーカーの純正品は面白くないので使う気はないから、余計に選択肢が狭まる。
Bel-RayのEXLを一度使ってみたいと思っていたのだが、なぜか10w-30は国内販売されていないみたい。10w-40はあるのに。


結局、ストックしている10w-40と同じ銘柄(Motul 5100)の10w-30を発注。
決め手は、
・価格面での許容範囲(1ℓあたり2,000円前後が上限)
・エステル配合
・信頼のおけそうなメーカー
・低粘度による「省燃費性以外」を謳っている(今回はエンジンとギアボックスの保護)
の4点。

まだ外気温が15℃以下になる時期にはなっていない10月3日に注文した。

ちなみに、冬場以外(外気温5℃以上)の指定オイル粘度は20w-40。これまた、指定通りの粘度のものは極めて少ない。こちらに関しては、高温粘度指数が40であれば、低温側は10wでも20wでも、問題はないと思っている。

オイルの銘柄や粘度にこだわれるようになったのは、ネットで手軽に色々な銘柄を選べる様になってからだ。
それまでは、安くてそこそこ信頼できそうなメーカーのものを使用していた。一番よく使っていたのは、ホームセンターでも販売されていた、BPのVistra Super4というヤツ。現在はBPはバイク用のエンジンオイルを出していないみたい。


走行65,000kmまであと15km程だったので、エンジンオイルを暖めついでに65,000kmを超えるまで走行。今くらいの外気温になってくると、高粘度オイルの抵抗が感じられる。エンジン始動そのものはセル一発なのだが、アイドリングが続かず、アクセルを少し煽ってやらないとすぐにエンストする。また、アイドリングが安定するまで相当時間がかかる。走っていてもトルク感はいいし、エンジンからのノイズは少なく、保護されている感はあるが、吹け上りは明らかに鈍い。15km走っても、エンジンオイルは温まり切ってはいない様子。

前回63,110kmでオイル交換し、現在65,002.2kmだから、まだ1,900km弱しか走っていないが、SunocoのRed Fox 15w-40を抜く。


やはりそれほどは汚れていない様子。


マグネット付きドレンプラグにも鉄粉は全く付いていない。

昔は、サービスマニュアルの指定通り、走行3,000km前後で換えることが多かったが、最近はなんとなく2,000km以内で換えると決めている。


ピックアップカバー〜左シリンダーヘッドあたりにオイル滲み発見。カムシャフトオイルシールの劣化かな?

賛否両論あるMotul独自のノズル内蔵ボトル。内蔵されているノズルを引っ張り出す。便利なんだかどうなんだか。
匂いは噂に聞く通り、石鹸の様な匂いがする。これはMotul独特の匂い。


色は、ふつう。

サービスマニュアルではオイル交換2回に1回はオイルフィルターエレメントも交換と指定されている。ただし、1回のオイル交換につき走行3,000kmという想定で、6,000kmに1回エレメント交換ということになるから、まだ4,000km弱しか使っていないため、今回エレメントは交換せず継続使用する。


交換後3kmだけテストラン。15w-50からの交換で、予想通り、始動性はより良くなり、アイドリングが落ち着くのも早くなったし、アクセルレスポンスはすごく良くなった。これまた予想通りトルク感は若干落ちた。エンジンノイズも若干増えたか?相対的には他のオイルとはフィーリングが劇的に違うとか、特筆すべき点は感じない。
燃費は、前のSunocoは、夏場とはいえ15w-50は硬すぎたみたいで、27~28km/ℓまで落ちていた。10w-30にすると、以前の様に30~32km/ℓ位になってくれるか、検証していきたいと思う。

昨日のガソリン漏れ

2022年11月12日 | ツーリング/キャンツー
昨晩からプラグを外したままにしていたプラグホールから今朝シリンダーを確認した限りでは、ガソリン漏れは無かった。
外部のガソリン滲みも昨晩拭き取り、その後滲んだ形跡は無し。
とはいえ、近いうちにマニホールド交換とキャブレターの分解チェック・清掃はやるべきかもしれない。

プラグを取り付け、エンジン始動。
ややかかりが悪い気がするが、これは高粘度オイルによる物だと思う。


テストランを兼ねて、北山緑化植物園までツーリング。例によって愛車の写真は無し(笑)

これまた高粘度オイルの影響かと思うが、エンジンの回転がやや重い。その分シリンダーの密封力が強いように感じる。また、レスポンスが悪いわけではない。これはこれで好きなフィーリングだ。

120kmほど走って、帰宅。オイル交換しようか迷ったが、まだ日中の気温が20℃以上になるから、もう少し気温が下がるまでこのままにしておくことにした。

ガソリン漏れ

2022年11月11日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
バイク小屋に入ると、やたらとガソリン臭い。入った瞬間、これはどこかからガソリンが漏れ出しているなとわかる位強烈。


キャブレター周りを見てみると、左インマニの外側付近にかなりの量滲んでいる。さらにそれが垂れて、シリンダー後部とスターターモーターカバーの間の隙間に溜まっていた。
地面に滴り落ちるまではなっていない。
ガソリンをできるだけ丁寧に拭き取った。

昨日ガソリンコックをPRIのままにしていたのが原因と思われるが、それでも普通は滲み出ることはないはずだ。

PRI状態が続くと、キャブのフロートバルブが閉まり切らずにオーバーフロー気味になり、インマニ内側まで伝ってきたのだろうかと推測。

プラグを外してシリンダー内を覗いてみたら、右シリンダーが湿っている様子。

左右ともプラグを外したままにして一晩放置し、明日どうなっているか確認する。

新バッテリー取り付け

2022年11月10日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
64,855.0km

11月9日

発注した新しいバッテリーが届いていた。

色々と検討した結果、今回はBSバッテリーにした。

去年位から、そろそろバッテリーを変えた方がいいかも、とは思っていて、台湾ユアサの物にするつもりでいたが、円安のせいか、去年見ていた時の価格より大幅に上がってしまっていた。

かといって、先日の様にいきなりエンジン始動不能状態になる程急激に電圧降下する上(少なくとも自分が買った物はそうだった)、品質に安定性が無さそう(当たり外れが大きそう)な中国製激安バッテリーを再び購入する気にもなれず、価格と信頼性のバランスが良い物はないかと探したところ目に止まったのがBSバッテリーだった。

オフィシャルサイトもちゃんとしていて、メーカーとしても間違いないだろうということを確認し発注した。

箱からしても、ちゃんとしてる感じ。


キッチリした取説も付いている。あと、保証書とステッカー。


外観上は激安バッテリーと違いは無いように見える。


バッテリー液注入後の無負荷電圧は12.53V。


取説には「バッテリー液を注入し30分放置後すぐ使える」とあるが、同時に「初期充電を強く推奨」ともあったので、じっくり初期充電する。電圧を測っていると、じわじわ上がっていき、最終的には13V台になった。

11月10日

翌朝まで9時間ほど充電器を繋ぎっぱなしにしておいた。無負荷電圧は13.18Vで安定。充電器のインジケーターも維持充電モードになっている。
充電器を外してから出勤。


帰宅して電圧を測ったところ、無負荷電圧は13.18V。

バッテリーをバイクに接続し、セルを回すと一発始動(当然か)。

回転数2〜3千回転で、充電電圧は最高14.66Vなので、充電系は異常なし。

プラグは、草津でエンストした際、ツールバッグに入れていたスペアの使いさしプラグに換えてそのままで、ちょっとだけテストラン。

エンジンの回転が力強くなめらか。この前彦根から草津まで、ほとんど上がりかけのバッテリーで走った時は、明らかにパワー感がなく、エンジンの回転が雑な感じだった。草津でプラグを換える時に付けていたプラグをみると、左右ともかなりカーボンが付いて煤けていた。スパーク電圧も低かったせいで、燃焼がよくなかったのではないかと思う。今さらながら、バッテリーも重要なパーツだと再認識した。

そういえば、前のバッテリーではウインカーの点滅に合わせてヘッドライトの光量も明暗を繰り返していたが、当然ながらそういうこともなくなった。思いかえせば、その兆候が出ていた時にバッテリーが弱っていると気づくべきだった。