YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 16年ぶりにヘッドカバーを開ける

2023年09月20日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
オーバーフロー解消後も調子は今ひとつ。

とりあえず、点火タイミングをじっくり確認してみた。




何度もクランクを回し、スパークするタイミングとを見比べているうち、ひょっとすると、16年前にエンジンをオーバーホールした際にカムチェーンが1コマずれた状態で組んでしまったのではないかと思いつく。当時は今ほどバルブタイミングの重要性をわかっていなかった。ネットで調べてみると、カムチェーンが1コマずれている程度なら、エンジンは始動できる模様。

どうしてもカムチェーンが見たくなり、夜更けに作業開始。

ヘッドカバー内部。ロッカーアームの一部に赤さびの跡があるが、放置期間が長かった割には、全体的に非常にきれいな状態。


ピンぼけしている。カム山がオイルに浸かるためのオイル溜まり(?)部分のオイルは構造上入れ替わりにくいのか、他の部分のオイルより汚れている様に見えた。


これも肝心なところがピンボケ。カムシャフトオイルシールからはオイルが漏れた形跡なし。ということは、ずっと続いているオイル滲みは、他のところから?


LTマークに合わせ、カムスプロケットのマーキング線とシリンダーヘッドの合面が合っているかを確認…したが、微妙にずれている様な、合っている様な。
カムチェーン1コマというより、カムスプロケット1山ずれてるという感じだろうか?


この機会に、カムシャフト、カムチェーン、ロッカーアーム、その他ヘッド周りのチェックとメンテナンスも併せてしようと思う。

すっかり夜中になってしまった。本日はここまで。